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コミュニティ参加者を集めるSNSの活用方法とは?具体的な方法や手順を紹介

コミュニティを立ち上げることは、一歩目の大きな挑戦です。しかし、それよりも参加者を集めることが大きな課題となるケースが多いのです。コミュニティがどれだけ素晴らしくても、参加者が集まらなければその価値は発揮できません。

現代の情報過多の時代において、どのようにして人々の興味を引きつけ、コミュニティに参加してもらうかは、SNSの効果的な使い分けやオンラインイベントの開催が挙げられます。これにより、ターゲットとなる人々を巻き込み、コミュニティへの参加を促すことができます。

ですが、SNSをどのように使い分け、具体的に何をしていけば良いのかが分からないと感じる方もいるかもしれません。

そこで今回は、SNSの使い分けからオンラインイベントの具体的な開催方法まで、具体的なステップを実際の事例を通じて紹介していきます。

  • コミュニティ参加者を集めるためのSNSコミュニケーションの方法について
  • SNSの投稿アイデア、ターゲットの興味・関心のリサーチ方法について
  • SNSの方針・アルゴリズムの理解と、それに基づいた効果的な投稿方法について

ぜひ、参考にしてみてください。

キャラクターアカウントの運用については「キャラクターを使ったSNS運用のメリットとは?成功例やコツを紹介」がおすすめです。


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コミュニティ参加者を集めるSNSコミュニケーション

コミュニティは、単に作るだけでは意味がありません。コミュニティに参加する価値を提供したり、優遇されることを計画し、それを見込みのあるユーザーへ知ってもらわなくてはなりません。

この際に活用できるのが、SNSによる認知のきっかけ作りと、ユーザーとの交流です。

コミュニティ参加者を集めるSNSの投稿アイデア

コミュニティを盛り上げるためには、参加者の興味・関心を引きつける魅力的なコンテンツの発信が欠かせません。しかし、アイデアを考えるのは簡単ではないため、我々がコミュニティを成長させる際に行なったSNS投稿のアイデアを紹介します。

例えば、盛り上がりを作る投稿、初心者でも入りやすいことを記載した投稿、コミュニティの価値がわかる投稿、開発・イベント開催までのプロセスがわかる投稿などがあります。

  • コミュニティの特典・様子を一部公開する
  • 新しい情報・非公開情報が得られる告知を行う
  • コミュニティ限定イベントの様子を公開する
  • 商品・サービスの改善にコミュニティメンバーの声が反映されたことを告知する
  • コミュニティメンバーとの対談・取材結果を告知する

より具体的なアイデアを考えるためには、ユーザーからの反応や声を集めることも検討してみましょう。

ターゲットの興味・関心をリサーチ

まず、コミュニティのターゲットとなる層の興味・関心をリサーチしましょう。アンケートやSNSの投稿を活用して、彼らが求める情報や関心事を把握することが大切です。

例えば、方向性の異なる投稿を複数回繰り返してみて、その中で反応の良かった投稿と反応の悪かった投稿を分析することが良いでしょう。

<ユーザーファーストな投稿アイデアを見つける方法>
アンケートの活用:質問箱やコメントを活用して、ユーザーから直接意見や要望を集める
SNSの投稿分析:ハッシュタグ検索や、投稿への反応を分析してターゲットの関心事をリサーチする

<関連記事>
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SNSの方針・アルゴリズムを理解して効果的な投稿をしよう

どれだけユーザーファーストなコンテンツを作ったとしても、それをプラットフォーム側が気づかなければユーザーに表示してくれません。多くの投稿者たちが勘違いしている事実として、この点に気づかず「良いコンテンツ」を作ることだけに力を注ぎすぎています。

それを解決するためには、定期的にアップデートされるSNSごとのアルゴリズムを把握して、投稿の仕方を変化させていくことです。

アルゴリズムの基本を把握

SNSのアルゴリズムは、ユーザーの興味や関心に合わせてコンテンツを表示する仕組みです。このアルゴリズムを理解し、それに合わせた投稿をすることで、より多くのユーザーにコンテンツを届けることができます。

基本的にアルゴリズムの内容は公開されないことが多いため、プラットフォーム側の方針を理解すると良いでしょう。

例えば、X(旧:Twitter)であれば、以下のようにリアルタイムな内容を重視していることがわかります。

出典:X(Twitter)公式

Instagramの場合は、以下のように好きなもの同士での交流を重視していることがわかります。

出典:Instagram公式

アルゴリズムに沿った投稿をする具体的な指標

アルゴリズムの方針を把握したら、それを具体的な指標に当てはめて考えてみましょう。なぜなら、プラットフォーム上でのユーザーが起こす行動によって、優先的に表示すべきコンテンツかを判断しているからです。参考に指標の例を挙げてみます。

  • 投稿に対する「いいね」や「コメント」の数(率)
  • ユーザーが投稿を閲覧、視聴した時間
  • 投稿の「シェア」や「ブックマーク」の数(率)

そして、尚且つプラットフォーム側の方針に沿っていることが大切です。

特に、SNSでは、ユーザーとの交流を重視しています。そのため、コメントやメッセージを貰えるように「質問形式の投稿」をするなども良いでしょう。それらのコメントへ更に返信することで、プラットフォーム側の意向に沿う形にすることができます。

<SNSの方針・アルゴリズムに沿った投稿の具体例>
Q&Aセッション:Instagramのストーリーズ機能を使って、フォロワーからの質問に答える
投稿のシェア:ユーザーが作成した関連コンテンツをシェアすることで、コミュニティとの絆を深める

<アルゴリズムに関する記事>
Instagramのアルゴリズムとは?最適な投稿をするためのポイントを解説
TikTok投稿の再生数を伸ばす投稿のコツは?分析方法やアルゴリズムの特徴も解説
TikTokで再生されやすい動画パターンは?Instagramアルゴリズムとの違いに沿って解説
Twitterの新アルゴリズムを攻略するポイントとは?表示されやすい条件を紹介

最適な投稿タイミングを見極める

投稿のタイミングもアルゴリズムに影響します。最適な時間帯は、トピックやカテゴリーごとに異なるため分析ツールなどを用いて適切な時間帯を把握することが大切です。

フォロワーがアクティブな時間帯に投稿することで、より多くのユーザーにコンテンツを届けることができます。これは、情報の鮮度という意味で投稿してから時間が経っていない方がユーザーに表示されやすい仕組みがあるためです。

<アクティブな時間帯に投稿する方法>
分析ツールの活用:Instagram InsightsやTwitter Analyticsを使用して、フォロワーのアクティブな時間帯を把握する
決まった時間に投稿:一定の時間帯に毎日投稿することで、フォロワーに投稿のリズムを覚えてもらう

ソーシャルメディア(SNS)を活用してコミュニティの帰属意識を高める

ユーザーを巻き込むイベントを企画する

SNSは情報の発信だけでなく、参加者とのコミュニケーションの場としても非常に有効です。そのため、参加者を巻き込んでいくイベントを開催し、コミュニティの活性化を図ることも重要です。

ライブ配信やウェビナーの実施

投稿を見てもらったり、グループを作って情報共有する以外にも、ライブ配信によってリアルタイムでのコミュニケーションを通じて、参加者との距離を縮めることも大切です。

例えば、Instagram Liveによって、新商品の紹介や裏側の情報をシェアすることで、普通では知れない情報を得る機会を作るなどが挙げられます。

また、Facebookなどのグループ機能によって、参加者同士のコミュニケーションを促進したり、顧客の中でも特にひいきにしたい人だけを集めた限定グループを作って優越感を刺激することも良いでしょう。

コミュニティ内での参加者同士のコミュニケーションにより、コミュニティの活性化や新たな情報の共有が期待できます。

コミュニティの活性化のためには、定期的なコンテンツの更新が欠かせません。更新頻度を一定に保ち、参加者に新鮮な情報を提供し続けることが大切です。

<定期的な投稿頻度の具体例>
週次の情報発信:毎週特定の曜日に新しい情報やトピックを共有。
月次の特集記事:月に1回、特定のテーマに沿った深掘り記事を発信。

関連記事:PR施策の企画書を"読まれる"ように作成するコツは?何を入れたら伝わるのか解説

コミュニティの目的に合わせて最適なSNSプラットフォームを使い分ける

コミュニティの目的やターゲットに合わせて、最適なSNSを選ぶことが大切です。例えば、幅広い年齢層がターゲットになる場合は、LINEやYouTubeが効果的です。

他にも、認知されるきっかけを重視したいならTikTokやTwitterを活用したり、口コミで強力なコミュニティを作るならInstagramが効果的です。

一方、ビジネス関連の情報を発信する場合は、LinkedInがおすすめです。

このように、それぞれのSNSを目的に沿って使い分けることで、コミュニティへの参加までの導線を作ることが大切です。

  • ターゲット層の特定
  • コンテンツの形式を決める
  • SNSの特性を理解する

適切なSNSを選択するためにも、上述のポイントをあらかじめ決めておきましょう。

ターゲット層の特定

まず、コミュニティのターゲットとなる層を明確に特定しましょう。若者や中高年層など、ターゲットとするユーザーによって適したSNSも変わってきます。

例えば、LINEは日本での利用者数が多く、幅広い年齢層にアプローチ可能です。

20代の女性:美容やファッションに関心が高い人
30代の男性:ガジェットやスポーツに興味を持っている人

コンテンツの形式を決める

次に、発信するコンテンツの形式を決めておきましょう。テキスト中心の情報発信を予定している場合、Twitterが適しています。

一方、画像や動画を中心にした情報発信を考えている場合、InstagramやYouTubeが候補にあがるはずです。しかし、Instagramでもテキストの投稿は可能なため、画像投稿の多い中で目立たせる意味では効果的という考え方もあります。

SNSの特性を理解する

各SNSにはそれぞれの特性があります。これを理解し、コミュニティの目的やターゲットに合わせて最適なSNSを選ぶことが重要です。

Facebookであれば、グループ機能を活用して、クローズドなコミュニティを作成する場合に適しています。LinkedInは、ビジネス関連の情報発信やネットワーキングを目的としたコミュニティ作成に最適です。

Instagram:若い世代が多く、ビジュアル重視のコンテンツが好まれる。
Twitter:情報発信や意見交換が活発で、幅広い年齢層が利用。
Facebook:30代以上のユーザーが多く、コミュニティ機能が充実。

ぜひ、どんなコミュニティを作るのかに合わせて最適なSNSを選んでみてください。

関連記事:LINE VOOMをPRに活用して失敗しないためには?各SNSとの違いや運用テクニックを解説

SNSを活用したコミュニティ作りの事例

下記に、実際にSNSを活用して拡大している日本で有名なコミュニティをご紹介します。

事例1:アル開発室

出典:アル株式会社

アル株式会社の代表取締役である古川健介さんは、「アル開発室」というオンラインサロンを開設しています。

「アル」は漫画情報を楽しく集められる漫画コミュニティサービスで、漫画の最新ニュースや無料公開の情報が掲載されているほか、出版社から許諾を受けた漫画のコマ画像も投稿されており、ユーザー同士で漫画の面白さを共有できます。

「アル開発室」では、アルを通じて有名漫画のプロジェクトに参加したり、アルの開発状況を知ったりすることができます。

漫画に関わるコンテンツに興味がある人にとって、アルの開発過程は興味深い内容でしょう。

事例2:西野亮廣エンタメ研究所

出典:Salon.jp

お笑いタレント・絵本作家・俳優など多彩な経歴を持つ西野亮廣さんは、「ディズニーを超える」という大きな目標を掲げており、そのための活動をオンラインサロンで共有しています。

西野さんが開設したオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」では、西野さんが絵本や映画を生み出す過程を配信しています。

また、会員限定のメルマガが毎日配信され、西野さんの活動や考えについて深く知ることができます。

西野亮廣エンタメ研究所は、日本最大規模のオンラインサロンとしても有名で、月額980円(2023年9月11日時点)のサロンには7万以上の人が参加しています。

事例3:尾原のサロンハック

出典:Salon.jp

14回もの転職を経験し、IT批評家・執筆家・事業家の顔を持つ尾原和啓さんは、「尾原のサロンハック」という月額980円のオンラインサロンを開設しています。

尾原のサロンハックでは、ITマーケティングの豊富な知識を持つ尾原さんが、急成長する各オンラインサロンについて分析し、その秘訣について考察しています。

参加者が意見を出し合い、知見を深め、それぞれ成長することを目的としたコミュニティです。

尾原さんが幅広い人脈を持っているため、各サロンのオーナーとの交流も盛んです。

過去のイベントでは、西野亮廣さんなど豪華ゲストとの対談も実現しています。

オンラインサロンの仕組みを知りたい、いつか自身でもオンラインサロンを開設したいと考えている人には適したコミュニティといえるでしょう。

筆者が運営サポートをしているコミュニティの事例

出典:Discord

コミュニティマーケティングを支援する我々が活用しているのがDiscordによるコミュニティ運営です。写真のように、オリジナルグッズや専用商品も企画・手配することで、コミュニティの帰属意識を高める工夫も盛り込んでいます。

また、各ユーザー同士がそれらのグッズを用いた投稿をし合うことを促し、コミュニティが活性化することも実現しています。

こうしたコミュニティ運営の進行や、グッズの企画から手配といった必要なことをすべてサポートしているため、検討中の方はお気軽にご相談ください。

コミュニティ参加者を集めるSNS活用方法についてのまとめ

ここまでのポイントをまとめてみます。

  • SNSの方針・アルゴリズムを理解して効果的な投稿を行う
  • SNSのアルゴリズムはユーザーの興味や関心に合わせてコンテンツを表示する仕組み
  • 投稿のタイミングもアルゴリズムに影響し、最適な時間帯に投稿することが重要
  • コミュニティの活性化のためには、定期的なコンテンツの更新が必要
  • コミュニティの目的やターゲットに合わせて、最適なSNSを選択することが大切
  • コミュニティ内での参加者同士のコミュニケーションにより、活性化や新たな情報の共有が期待できる
  • SNSの投稿分析やハッシュタグ検索を利用して、ターゲットの関心事をリサーチする
  • コミュニティ限定イベントは、コミュニティ内を活性化させるための施策としておすすめ
  • アルゴリズムに沿った投稿をする際の具体的な指標には「いいね」や「コメント」の数などがある
  • コミュニティ運営の進行や、グッズの企画から手配といった必要なことをサポートするサービスも存在する

コミュニティの成長と活性化は、単に存在するだけでは意味がありません。SNSを上手く活用することで、コミュニティへ興味を持ってもらい、参加者との絆も深めていきましょう。

その中でもコミュニティ限定イベントは、コミュニティ内を活性化させるための施策でもあり、コミュニティに参加するメリットを外部に提示することもできるので、おすすめの施策です。

上記のポイントを参考に、コミュニティ運営をより一層充実させていきましょう。


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