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キャラクターを使ったSNS運用のメリットとは?成功例やコツを紹介

この記事では企業のイメージキャラクターやマスコットキャラクターを用いたSNS運用戦略について紹介していきます。

キャラクターを用いたSNS運用のメリットから企業のSNS運用例、投稿のコツなどをまとています。

キャラクターを用いたブランディングやPRを考えている方はぜひ最後までお読みください。

キャラクターを活用したアニメーション動画の制作料金を知りたい方は「【種類別】アニメーション動画制作の相場料金は?種類・活用例も解説」もおすすめです。


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企業のSNS運用について

Twitter、Facebook、Instagram、TikTok、YouTubeなど様々なSNSや情報発信媒体が増え、大手企業からスタートアップ企業まで、SNSでの発信業務はマストで行うべきタスクとなっています。

しかし個人での発信であればいざ知らず、一企業のアカウントで発信するとなると、内容の正確性や炎上リスクなど、気を付けなければいけないことはさらに多くなります。

また、企業としてどういうスタンスで発信していくのかもとても重要となってきます。

企業の公式アカウントとしてそのまま発信することもできますし、シャープさんとタニタくんのように強い個性をもったアカウント構築も戦略の一つです。

そんなSNSでの発信に関して今回おすすめしたいのは、「キャラクターを用いたSNS運用」です。

企業のイメージキャラクターを用いたSNS運用とはどんなものなのか、どんなメリットがあるのかをご紹介していきます。

個人での運用、企業での運用問わず、SNSの運用やプロモーションの展開策でお悩みの方はぜひ最後までご一読ください。

SNSをキャラクターで運用するということ

企業のSNS公式アカウントというと、フォーマルな投稿や告知ばかりになってしまい面白味に欠けてしまいがちです。もっとユーザーから好かれて、投稿を楽しみに待ってもらえるようになったらPR効果はどれほど変わるでしょうか?

そこで、企業のイメージキャラクターを制作し、キャラクターとしての人格を与えて"SNS担当者のように公式アカウントの運用を行なっていく"ケースもあります。キャラクターの人格を考慮した投稿をしていくことで、"企業"という無機質なイメージから"キャラクター"の明確なイメージへと変化していきます。

こうして、ユーザーの中で企業が「どういった存在なのか?」が具体化していくのです。

キャラクター独自の目線で発信することで、SNS運用を面白くするアイデアとなるだけではありません。他にも、キャラクターの認知が増えることで企業やブランドのPRにも大きく影響します。

また、そのキャラクターが人気になった場合は、キャラクターコンテンツを配信・販売したり、コラボ商品を企画して更なる収益化を目指すこともできるようになります。キャラクターにファンがつくことで、商品自体のニーズだけではなく影響力も考慮した販売が可能になります。

例えば、キャラクターにファンがついていれば、NFTを活用して希少性を持たせたキャラクターイラストを公開・販売することも可能です。

このように、SNSをキャラクターで運用することは、ただの告知ツールからブランドファン作りのツールへと変貌するのです。

関連記事:NFT(画像・動画)をPR施策にどう活用するのか?参考事例も交えて解説

SNSをキャラクターで運用することのメリット

投稿の幅が広がる

キャラクターのイメージや口調でSNSを運用することによって、企業アカウントよりもカジュアルに投稿できるようになります。

企業アカウントでは言いづらいことも、キャラクターとしての発言として発信することが可能です。

例えば、「おはようございます。今日も一日頑張りましょう。」という投稿内容ひとつにしても、猫の姿をしたゆるキャラが「おはようにゃん!今日も一日頑張るにゃん!」と言うだけでもかなりイメージは変わってきます。

もちろん、だからといって何を発信しても許されるわけではないので、企業の方向性とキャラクターのイメージ作り、そして何よりも発信のバランス感がとても大事になってきます。

告知だけの投稿だとユーザーのエンゲージメント率も落ちてきてしまいますが、投稿の幅が広がることで情報を受け取るユーザーとしてもフレッシュな状態で情報を受け取ることができます。

投稿に統一感が出る

企業アカウントでありがちな失敗談としては、各プロジェクトの担当者が自由にSNSで告知やコメントをするために、投稿毎に口調や投稿イメージ、絵文字や装飾が全てバラバラでアカウントの統一感がないということをよく耳にします。

関東の企業なのに急に脈絡もなく関西弁で告知を始めたらびっくりしてしまいますよね。

キャラクターのペルソナ設計をしっかりと行っておくことで、仮に複数人でアカウントを運用したとしても投稿に統一感を持たせることができます。

キャラクター設定の共有は厳かにしないようにしましょう。

親しみやすい

情報を受け取るユーザーにとって、企業の公式アカウントでの発信よりも、キャラクターの発信の方が親しみやすく、ファンやフォロワーとなりやすいです。

親しみやすいからこそ、コメントやシェアなど、自然なコミュニケーションが生まれやすいのもメリットです。

例えば「コタツ」をブランディングする際に、企業アカウントで製品情報をただ告知するよりも、猫のイメージキャラクターがコタツでぬくぬくしている様子が見えるだけでも全然違いますよね。

もちろんキャラクターによって得意不得意な製品やジャンルが発生する可能性もあるので、その点に注意しながら運用する必要はあります。

ブランディングに繋がる

キャラクターが企業の顔となることで、キャラクターの認知=企業の認知に直結していきます。

無機質な企業イメージがキャラクターのおかげで親しみやすくなったり、企業の慈善事業やCSR活動も、キャラクターを通じて世間に発表することで、嫌悪感が少なくなります。

例えば、ENEOSのイメージキャラクターである「エネゴリくん」。

男性的なイメージの強いサービスステーションとしてのENEOSではなく、地球温暖化対策や環境問題へ積極的に取り組み、家庭向けにサービス展開を進めていく中で、イメージキャラクターとして制作されたのがエネゴリくんでした。

温かみのある家庭的なサービスイメージと、インパクトのあるキャラクター像が相まって、ENEOSの企業イメージをファミリー層対して親しみのあるものに変えていきました。

他ビジネスにも展開できる

人気を博したキャラクターたちは、企業のマスコットとしてだけでなく、グッズ販売やイベントなど、IPビジネスに展開していくことも可能です。

IPビジネスについては「【アニメ制作会社が解説】IPビジネスがアニメ事業のチャンスに!自社IPの可能性とは?」で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

関連記事:企業でアニメーション動画が活用される理由とは?活用事例も解説

キャラクターを使ったSNS運用の成功例

ポンタ(ロイヤリティマーケティング)

出典:ポンタ - Twitter

株式会社ロイヤリティマーケティングが運営する共通ポイントサービス「Ponta」のイメージキャラクターのポンタは、幅広い年代層に知られているキャラクターではないでしょうか。

日々のお買い物などでPontaカードを利用している方は、カードに描かれているオレンジのキャラクターに見覚えがあることでしょう。

ポンタはタヌキを連想させるキャラクターで、ポイントが「ポンポンたまる」という言葉からポンタと名づけられました。

テレビCMや広告での露出は多くないのにもかかわらず、テレビCMの人気キャラクターである「白いお父さん犬」や「チキンラーメン ひよこちゃん」に肩を並べるほどの認知度があります。

SNSではPontaポイントのプレゼントキャンペーンをポンタ自身が告知しているほか、ポイント交換の案内がメインですが、ポンタのオリジナル漫画やイラストを公開したり、オリジナルARフィルターを作成するなど、ファンが楽しめるコンテンツを多く配信しています。

特にTwitterではポンタファンが多く、「#ポンタ誕生祭」つけてツイートをすると必ずポンタからリプライが来るというイベントでは、約2万人のユーザーがツイートしたことでトレンド1位となりました。

アイコンメーカーや壁紙などを作り、ユーザーとのコミュニケーションを多くすることがポンタの成功の秘訣だといえます。

出典:第8回 NRC全国キャラクター調査

ヒゲおじさん(ニッカウヰスキー)

出典:ニッカウヰスキー - Twitter

ニッカウヰスキー株式会社が製造する「ブラックニッカ」描かれていることでも有名なキャラクターで、ヒゲおじさんの相性で親しまれています。

ヒゲおじさんの歴史は古く、1965年に発売されたブラックニッカのラベルで登場しています。

ヒゲおじさんのモデルは、キング・オブ・ブレンダーズと呼ばれ、19世紀の英国で活躍していたブレンダー「W・P・ローリー卿」だと言われています。

そんなニッカウヰスキーのTwitterではヒゲおじさんが、美味しいウィスキーの飲み方や、ウィスキーに合うおつまみ、さらにはニッカウヰスキーの歴史を独特の喋り口調で軽快に紹介しています。

美味しそうなレシピの数々がタイムラインに流れてくるのでついついウィスキーが飲みたくなってしまいますね。

ターゲットをお酒が好きなは方に絞り、常に創作的なおつまみを提案し続けることで、普段はウィスキーを飲まないお酒が好きな人にもフォローされています。

ペコちゃん(不二家)

https://twitter.com/fujiya_jp/status/1604675406019235845
出典:不二家 - Twitter

ペコちゃんは不二家のマスコットキャラクターで、1950年発売の「ミルキー」の商品キャラクターとして誕生しました。

ペコちゃんの由来は、東北地方の方言で「牛」意味する「べこ」を西洋風にアレンジして「ペコ」となりました。

競争率の高い食品メーカーのキャラクター商戦において、キョロちゃん(森永製菓)やカールおじさん(明治)などを抑え認知度、高感度ともに1位となっています(2021年時点)。

過去には不祥事などもあった不二家ですが、ぺこちゃんのその優しく愛くるしいキャラクターが不二家としてのブランドを支えてきました。

不二家公式のTwitterは、ぺこちゃんの口調で投稿されており、女の子らしい喋り方と可愛い絵文字で装飾された投稿が目を惹きます。

ぺこちゃんに紹介されたお菓子はどれも美味しそうに見えてしまいますね。

キャラクターを用いたSNS運用のコツ

どの企業もキャラクター制作時にどんな人をターゲットに、どんなイメージを与えたいのかを計算して制作されています。

将来的な企業のビジョンに寄り添った存在でなければキャラクターは短命で終わってしまいます。

SNSにおいては、キャラクターの個性を最大限に発揮するような投稿をする企業が多く、特にユーザーとキャラクターとの接点を持たせることで、繋がりが企業への信頼へと繋がっていきます。

ユーザーと繋がれるようなコンテンツを有益に活用することがSNS運用のコツだといえます。

キャラクターを活用したPRならNOKID

キャラクターを活用したPRの企画は、動画制作だけでなく数々のイベントの認知拡大を支援してきた当ブログを運営するNOKID(ノーキッド)がおすすめです。おすすめのポイントは以下のような点です。

1.2,000名を超えるNOKID審査基準を満たしたクリエイターによる幅広いテイストへの対応力

アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。NOKIDでは、独自審査を通過したクリエイターによって幅広い要望にお応えできます。

2.PR方法までを考慮した"作るだけではない"動画企画・制作力

動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。

例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。

反応が取れるからといって、ビジネスにまったく繋がらない「奇抜な投稿」では制作費用を掛けても企業の価値が上がることはほとんど考えられません。

3.イベント・プロジェクト企画からPRまで対応可能な企画力

イベントの成功には、どれだけの見込み客にイベントを知ってもらい、興味を持ってもらえるかがカギを握ります。素晴らしいイベントであったとしても、上手くPR活動を行わなければ知られることはなく盛り上がりにかけた状態で終了を迎えます。

NOKIDでは、どのようにオンラインでイベントを認知させていくか、そのために適した動画はどんな内容にすべきか、といった企画から支援してきました。

SNSを効果的に活用することで、イベント開催前から認知を広げるだけでなく、開催期間中にも飽きさせず盛り上がりを演出することで「参加はしていないユーザーにも興味を持つきっかけを作る」ことまで工夫を凝らしました。

キャラクターを使ったSNS運用についてのまとめ

・キャラクターのイメージや口調でSNSを運用することによって、企業アカウントよりもカジュアルに投稿できる魅力がある

・情報を受け取るユーザーにとっても、キャラクターの発信の方が親しみやすく、ファンやフォロワーとなりやすい

・親しみやすいからこそ、コメントやシェアなど、自然なコミュニケーションが生まれやすい

企業のイメージキャラクターを用いたSNS運用とはどんなものなのか、どんなメリットがあるのか、そして人気キャラクターを用いたSNS運用をご紹介いたしました。


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