2023.10.30

2024.05.31

【種類別】アニメーション動画制作の相場料金は?種類・活用例も解説

実写で著名人のキャスティング、撮影といった手間が掛からず表現も柔軟なアニメーション動画は、企業でも数多く採用されるケースが増えてきました。例を挙げるなら、駅構内などで展開されたAppleのアニメ広告動画は見かけた人も多くいるのではないでしょうか。

最近では、Youtubeチャンネルを軸にアニメーション動画でPRを行ったり、アニメーションで制作したミュージックビデオ(アニメMV)なども一般的となりました。そんなアニメーション動画を、企業でも活用してみたいと思い始めている方も多いのではないでしょうか。しかし、こんな疑問があるはずです。

「アニメーション動画制作をしたいが、見積もり金額の相場が分からない」
「アニメーション動画をどう活用できるのか分からない」
「アニメーション動画の納期やスケジュール感が分からない」

動画を制作するとは言っても、効果がなければ意味がありません。反対に、高すぎるのも予算の関係で難しいはずです。

そこで今回は、費用と効果のバランスを取るためにも、アニメーション動画の種類ごとに制作料金や納期、活用例まで幅広く解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

制作プロセスについては「実写・アニメーションの映像制作を外注する流れとは?費用や依頼時のポイントをご紹介」もおすすめです。


基礎からわかるアニメーション映像制作ガイド」では、さらに具体的なアニメーションの活用方法や効果などを公開しています。アニメーションを企業で活用するべきか迷っている際にご活用ください。他にも「無料資料ダウンロードページ」で公開中です。ぜひ入手してみてください。


<記事のポイント>
・アニメーション動画の種類ごとの制作料金が分かる
・アニメーション動画が完成するまでのスケジュール・プロセスが分かる
・アニメーション動画の種類ごとにおすすめの活用方法が分かる
・アニメーション動画の種類ごとの特徴と参考イメージが分かる

アニメーション動画の種類別の特徴・料金・制作期間・活用方法

今人気のアニメーション動画ですが、アニメーション動画とひとことでいっても、その内容はさまざま。その数は7種類にもおよび、どんな動画の種類にするかによって料金相場も変わってきます。

種類別の動画制作料金一覧表

さっそく、具体的な種類や金額、制作期間だけでなく相性の良い活用方法も表で解説します。

動画の種類料金相場制作期間相性の良い活用方法
スライドショー10〜50万円1〜2週間商品紹介
モーショングラフィックス40〜300万円1〜2ヶ月間複雑なサービス解説
ホワイトボードアニメーション50〜100万円1〜1.5ヶ月間セールス動画、学習関連の解説
キャラクターアニメーション50万円〜150万円
+キャラクター企画費用
2〜3ヶ月間YouTube投稿、ショート動画広告
フルアニメーション300万円〜2〜6ヶ月間ブランディング
ショートアニメーション10〜30万円1〜2週間TikTok、Twitter投稿
3DCG200〜500万円2〜3ヶ月間商品や建物の内部構造の解説、ゲーム
アニメMV100万円〜2〜3ヶ月間ゲームMV、アーティストMV
ループアニメ30〜80万円1〜2ヶ月間Web広告、作業用BGM動画
※動画の制作料金・期間・活用例

上記のフルアニメーションと同じものに「インディーアニメ」があります。インディーアニメは、制作に携わる人数が一般的なフルアニメーションよりも少なくて済むため100万円〜を目安に制作が可能です。詳しくは「インディーアニメの制作費用と仕組みを公開!MVにも使われる人気の秘密を解説」をご覧ください。

では、それぞれ順に詳しく見ていきましょう。

スライドショー動画(マンガ動画)

スライド動画は、各カットを繋いだ動画のことを指し、比較的作業が簡単なアニメーション動画です。他のアニメーション動画に比べて簡単に作成できるため、スピード感を重視する場合に向いています。

マンガに簡単な動きを付けたマンガ動画という使われ方も増えてきました。

料金相場は10万~20万円で比較的安価に抑えることができます。制作期間も2週間から1ヵ月程度なので、早く制作したい場合はスライド動画を検討してみるのはいかがでしょうか。

出典:【漫画動画】【アニメ】根暗な地味娘は実は人気毒舌系Vtuberだったがお隣さんが怖くて詰んだ 【推しが住んでるとも知らず 第1話】 - YouTube
料金相場10〜50万円
制作期間1〜2週間
相性の良い活用方法商品紹介

漫画LPに動きを付けたようなイメージで、視聴者のサービスに対する理解をスムーズにできます。単純な商品説明だけでは広告の効果が落ちてきたような場合に、商品やサービスの必要性を感じてもらうストーリーをマンガ動画(スライド動画)にして需要創出を狙う場合に多く活用されています。

マンガ動画(スライド動画)を作るコツは「YouTube漫画動画の作り方を制作会社が解説!何が最も大変なのかを知っておこう」がおすすめです。

モーショングラフィックス動画

モーショングラフィックス動画とは、文字や画像に動きを付けた動画のことを指します。外部の制作会社へ外注する際には、ベクター素材の有無や尺など料金の幅があるため見積もりをじっくりすり合わせる必要があります。

動きを滑らかにするほど手間が増えるため、料金も同様に高くなりがちです。

出典:ヨル/YORU - MY TYPICAL DAY - VALORANT - YouTube
出典:スモカ歯磨 90周年 アニメーション - YouTube
出典:モーショングラフィックス・友野印刷 / Motion graphics ・ TOMONO PRINTING - YouTube
料金相場40〜200万円
制作期間1〜2ヶ月間
相性の良い活用方法複雑な商品・サービス紹介

シンプルにメッセージが伝えやすく、部分的な改修も行いやすいため動画広告でサービスの紹介をする際に多く活用されています。

関連記事:モーショングラフィックスとは?作成の流れや活用方法を紹介

ホワイトボードアニメーション

黒板やホワイトボードに手書きで絵や文字を書き、紹介して行く動画を指します。紹介する内容は学習コンテンツや書評、企業紹介などのストーリーを表現するものがあります。

ホワイトボードに手書きで文字を書く、と聞くと、一見自作できそうに思えますが、外注することでイラストの質を高めたり、凝ったストーリー内容で制作できることが特徴です。

出典:ホワイトボードアニメーション2.0  プロモーション動画 - YouTube
料金相場50〜100万円
制作期間1〜1.5ヶ月間
相性の良い活用方法セールス動画、学習関連の解説

相場は50万円から80万円ほどですが、キャラクターを使用した値段ではなく、あくまで動画の制作費用のみの相場ですので、キャラクターを用いる際にはさらに費用がかかることに注意してください。

セールス動画などのWEB上で営業担当者を通さずに、商品やサービスを売り込む場合に向いています。LPの代わりとしても使われるほど、計算されたシナリオが要求される場合もあります。このようにシナリオの難易度によって料金が大きく変わります。

シナリオを設計できる場合は、制作ツールを活用して自社で制作してみるのもいかがでしょうか。見込みがありそうな場合に、その動画を基に動画制作会社へ依頼することで短期間でクオリティを上げられます。

アニメーション制作ツールについては「【アニメ制作会社が解説】今話題のYouTubeアニメーション制作ツールとその特徴とは?」で解説しています。

キャラクターアニメーション

キャラクターにフォーカスした「会話形式」や「キャラクターの動き」を見せることで、視聴者に親近感を与えたり、自然に解説ができる動画です。

インフルエンサーや著名人の起用では、トレンドが過ぎると使い続けるのが難しくなるデメリットがあります。キャラクターによって、デメリットをなくして差別化を図りたいという企業に多く活用されています。

オリジナルキャラクターを企画する場合は、別途10〜30万円ほどが必要です。

出典:【ぷちカナデ】とあるバーチャル社員に託された使命とは #プロローグ【アニメ】 - YouTube
出典:「完全フル装備の家」富士住建4つのこだわり~木更津ショールームOPEN編~ - YouTube
出典:【漫画】hololiveERROR 第1話「青上高校へようこそ」 - YouTube
出典:【聞き手に優しく】あなたの資料は役に立ってる?資料は●●の補助のためにある!【ビジネス】【さめとかめ】 - YouTube
出典:紙兎ロペ「おしぼり」編 - YouTube
料金相場50万円〜150万円+キャラクター企画費用
制作期間2〜3ヶ月間
相性の良い活用方法YouTube投稿、ショート動画広告

発信場所としては、YouTubeやTikTokに投稿するコンテンツがおすすめです。顔出しなくオリジナルキャラクターの知名度アップ=企業の知名度アップに最適です。

また、キャラクター同士を対話させることで分かりやすく解説するといった場合にも効果的です。例えば記事の内容を動画化して解説風にすることで動画で説明を観たい視聴者を取り込めます。

また、新人研修といった場合に解説動画を制作しておくことで、毎回同じ説明を人の手で行う必要もなくなります。

キャラクターを活用した解説アニメーション動画の詳細は「【解説動画】アニメーションを用いた動画教材が社員教育に注目されている理由とは?」で解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:ファンのできるキャラクターはどうやって作るの?特徴や作り方のコツを紹介

フルアニメーション

現在では制作方法がフルデジタルに移行しましたが、本来はセルに膨大なイラストを描き、パラパラ漫画のようにして動きを表現したものです。1秒あたりに使用するイラストの枚数によって制作料金も上下します。枚数が多ければ動きは滑らかになります。

実写にはない表現、印象的なキャラクターなど、視聴者を世界観に引き込める強い魅力があります。実写では、表現が難しいとされる概念などの抽象的なことを表現しやすいため、ビジネスでも活用されることが増えてきました。

視聴者に感動を与える点に強みのあるフルアニメーションは、採用活動やブランディングにおいて企業のストーリーに共感を持たれたい場合や話題作りに最適です。

出典:くもん出版ブランドムービー
出展:「技適マークついてる?」/ 令和6年度電波利用環境保護周知啓発活動
出典:【好きなことを諦めない篇】Project Young. Compilation Video Film:A 主題歌:Eve - YouTube
出典:連合栃木CM/未来をつくる編 - YouTube
料金相場300万円〜
制作期間2〜6ヶ月間
相性の良い活用方法ブランディング、動画広告

インディーアニメ(自主制作アニメ)と呼ばれる個人アニメーターが主体となって制作する方法により、通常のフルアニメーションよりも手軽に制作する方法もあります。

インディーアニメについては「インディーアニメの制作費用と仕組みを公開!MVにも使われる人気の秘密を解説」で詳しく解説しています。

企業のPRアニメーション動画事例は「【PR動画事例】企業のPRアニメーション動画を制作会社が解説」で解説しています。

ショートアニメーション

ショートアニメーション動画とは、最大60秒ほどの短い動画で物語の起承転結を表現したアニメーション動画のことです。YouTubeショートやTikTokといった、短時間の視聴を繰り返す場所に最適です。

別で本編を用意しておき、概要をショートアニメーション動画にして視聴者から興味を持ってもらうような活用方法があります。

料金相場10〜30万円
制作期間1〜2週間
相性の良い活用方法TikTok、Twitter投稿

TikTokやTwitterにオウンドメディアなどで制作した記事内容の一部をアニメ化して、オウンドメディアへの誘導に活用したり、顧客との関係構築に活用するといった展開をすることでSEOだけではない流入も増やしていくことができます。

TikTokのショートアニメーションに関しては「【保存版】ショートアニメ動画の制作を依頼したい!制作会社の選び方とおすすめをプロがご紹介」で詳しく解説しています。

TikTokと比較されやすいYouTubeショートについては「YouTubeショートの活用方法とは?企業の事例やZ世代へのアプローチ方法を解説」の記事がおすすめです。

3DCGアニメーション

その名の通り、3Dモデルを使用したアニメーション動画です。360度の多方向から撮影ができるので、よりダイナミックで伝わりやすい動画を作成することができます。

3Dアニメーション動画は、専用のモデルを作成して撮影する必要があり、料金相場も300万円ほどと、高額になります。しかし、一度作成したモデルはその後も同じモデルを使ってアニメーション動画を制作できるため、複数のシリーズで制作する場合にお勧めします。

特にアニメ調のキャラクターが動き回る必要のある、ゲームやPVにおいて多く活用されています。他にも、車や不動産のイメージをリアルに近い状態で再現できることで、制作・建築に入る前に完成イメージを伝えたい時に活用されています。

出典:Crypto Beer Punks コンセプト3DCG
出典:ウマ娘 プリティーダービー 3DCGキャラクター事例 - YouTube
料金相場200〜500万円
制作期間2〜3ヶ月間
相性の良い活用方法商品や建物の内部構造の解説、ゲーム

アニメーション動画を手軽に作れるツールも月額数万円〜ありますので、シナリオを用意できる場合は検討することもおすすめです。

PROJECT EMOTIONと呼ばれるNFTマーケットプレイス上で、NFT化された1700点の作品を360°VRに展示した世界最大の360°VR NFTイラストギャラリーのように、VR上で作品を展示するなどの活用方法もあります。

3DCGは視聴者から注目を集めることに適しています。そのため、PRに活用することで他社よりも優位な状況を作り出しやすくなります。

映像制作に活用するCGについての基礎知識は「映像制作に活用されるCGとは?種類や制作会社を選ぶコツまで解説」で解説しています。

3DCG動画でPRを行うコツは「3DCG動画広告で効果的なPRを行うには?相性の良い広告手法から反応を得るための内容までを解説」で解説しているので、参考にしてみてください。

CG制作に関する記事
Unreal Engine(アンリアルエンジン)は映像制作に向かない?機能の特徴や企業が使うメリットを解説
VFXとは?SFX・CGとの違いや各映像技術の事例を解説
VR動画をビジネスでどう活用するのか?AR・MRとの違いや業界別事例も解説

アニメーションMV(ミュージックビデオ)

MVは楽曲の中にある雰囲気や世界観を視覚的に伝えようとしています。楽曲全体を通して映像があることが多く、バンドの方がファンに向けて作られたビデオなどがMVに当てはまります。

最近では、歌い手の人気によりMVをアニメーションで制作するアーティストも増えてきました。歌と実写にはない表現によって独自の世界観を作り、SNSによる拡散を狙う場合に効果的です。撮影の労力が掛からないことから、アーティストへの負担も減らし制作コストも抑えることができます。

出典:倖田來未-KODA KUMI-『100のコドク達へ』(Official Lyric Video) - YouTube
出典:REFLECT - Gawr Gura - YouTube
出典:【MV】遷移ジェットストリーム - Pizuya's Cell【360°MV】 - YouTube
出典:大亀八月『明鏡幻夢』Official Video - YouTube
料金相場100万円〜
制作期間2〜3ヶ月間
相性の良い活用方法ゲームMV、アーティストMV

また、ゲームアプリのCMとしてオリジナル楽曲を使ったMVも多く見られます。

アニメーションMVを作っても多くの人に観てもらえなければ価値を発揮できません。どのように知ってもらうかを「アニメMVで楽曲のファンを増やすには?最新マーケティング手法とMVの作り方を解説」で参考例を挙げて解説しているので、参考にしてみてください。

アニメMVに関する記事
アニメーションMVとはなに?尺の短いアニメ作品が急増している理由とは
MVとPVの違いとは?制作のポイントも動画制作会社が解説
アニメーションMVの依頼方法を解説!トラブルなくMVを納品してもらうには?
TikTokに楽曲提供するには?TikTokでオリジナル楽曲を収益化!

ループアニメ(GIF・動画)

ループアニメは一定のポイントまで再生されると最初の状態へ戻り、それが繰り返される数秒〜数分程度のアニメーションです。繰り返しても違和感がないため、ずっと続いているような印象を与えます。

この特徴を活かして、YouTubeに多く見られる「作業用BGM」のビジュアルとして使われることも多いのがループアニメです。

他にも、GIFアニメ化してWeb広告で配信したり、SNSなどで投稿することにも活用されます。ループアニメの作中に自社商品イメージを入れたり、間接的に自社サービスの利用へ繋がるシーンを描くことでPR効果も期待できます。

料金相場30〜80万円
制作期間1〜2ヶ月間
相性の良い活用方法Web広告、作業用BGM動画

上記の動画イメージを例に挙げると、インターネット回線の申し込みを目的に「在宅でインターネットを利用して作業をしている」ループアニメとなっています。

作業の追い込み=高速のネット回線が必要といったブランディング効果が期待できるのではないでしょうか。

YouTubeに作業用BGM動画を投稿するだけでなく、ループアニメとメッセージを組み合わせてYouTube動画広告として配信することで聴覚も意識した広告クリエイティブにするのも良いでしょう。

作業用BGMに関しては「【新時代の作業用BGM】Lo-Fi Beats(ローファイ・ビーツ)とチルアウトミュージックとは?事例や成り立ちを解説」もご覧ください。

アニメーション動画の種類を選ぶ基準は予算・目的によって決める

ここまでに、アニメーション動画の種類や制作料金について解説しました。これらを選ぶ基準は、マーケティングにかけられる予算や目的によって異なります。

動画を大量に制作したい場合:スライド動画(マンガ動画)

例えば、低価格でたくさんの動画を制作したく、その1つとしてアニメーション動画を制作したいという目的を持っている方には、スライド動画を用いて制作することをお勧めします。

YouTubeチャンネルや動画広告を制作する際、効果を高めるために「質の高い動画の更新頻度を高くする」ことが重要です。そのためには、安価で目を惹くような広告クリエイティブが適しています。制作期間も短いスライド動画を複数パターン制作して効果的な検証を進めましょう。

マンガ動画はエンターテインメント性があるため動画コンテンツを視聴する目的のユーザーがいるYouTubeと相性が良いと言えます。YouTube広告のメリット・デメリットを知って、マンガ動画を上手く活用してみるのはいかがでしょうか。

関連記事:YouTube広告の配信手法は何がある?メリット・デメリットを徹底解説

ブランディング・採用に活用したい場合:フルアニメーション動画

プロモーションビデオやTVCMといったブランディング要素が重要となるものや、採用のように感情に訴えかける必要がある場合にはストーリーを表現しやすく、実写で伝えにくい表現も柔軟にコントロールできるフルアニメーションによる動画制作がおすすめです。

採用アニメーションの作り方は「多くの求職者を応募に導く!採用アニメーション動画を作るコツを解説」の記事がおすすめです。

関連記事:【広報担当者必見】企業や商品のブランディングにアニメーションを活用するメリットとは?

多くの顧客接点を作りたい場合:ショートアニメーション動画

多くの顧客と接点を作り、商品や企業の認知拡大に繋げたい場合はTikTokやYouTubeショートと相性の良いショートアニメーション動画がおすすめです。

なぜなら、各SNS上では個人の利用者が自らの投稿をアップすることが中心のため、実写映像が多くアニメーションが目立ちやすいからです。

また、動画を公開しても"視聴してもらえない"という悩みは絶えませんが、TikTokやYouTubeショートは次々にスワイプされて視聴機会を得やすい特徴があるため、認知度を上げる媒体として最適です。

TikTokがアニメーション動画を活用するのに適した理由や活用テクニックは「TikTokでアニメーション動画をPRに活用できるの?おすすめできる理由から参考例まで紹介」で解説しているので、あとで目を通してみてください。

<関連記事>
成功するTikTok動画の種類とは?動画制作会社が徹底解説
YouTubeショートの活用方法とは?企業の事例やZ世代へのアプローチ方法を解説

そもそもアニメーション動画を活用するメリットは何ですか?

アニメーション動画を活用するメリットについても解説していきます。具体的なメリットは以下に挙げられます。

  • 伝えるのが難しいことを簡単に伝えられる
  • キャラクターIPを活用できる
  • 実写に比べて費用をコントロールしやすい
  • 修正が納品後もできるため改善していける

それぞれ詳しく解説していきます。

伝えるのが難しいことを簡単に伝えられる

アニメーション動画の良いところは、情報を視覚的に表現できるため、文字で説明するよりもストレートに伝えられる点です。その分、短時間で視聴者に伝えたい情報を的確に伝えることができます。

アニメーション動画の手法によっては、文字(テロップ)を最小限にすることもできます。アニメーションの動画だけで、すべての説明が視覚的に行われるので、受け手の理解は飛躍的に上がります。例えば、複雑でわかりにくい内容や内部構造などを簡易化してユーザーに伝えられます。

また、印象に残したい部分をより効果的に演出できるのもメリットの一つといえるでしょう。

キャラクターIPを活用できる

自社オリジナルキャラクターのIPをアニメーション動画以外でも活用することで、投資価値をさらに高めることができます。東洋大学経営学部マーケティング学科の長島広太教授によると、キャラクターの活用方法は以下の9種類に分けられます。

①キャラクターそのものを売るコンテンツビジネス
②企業のブランド構築としてキャラクターを作り、商品を売る
③商品にキャラクターをつけて、キャラクターグッズとして売る
④キャラクターの利用権利を他社に売るライセンスビジネス
⑤キャラクターのイラストがついたパッケージで商品を売る
⑥キャラクターで地域おこし
⑦消費者がキャラクターを育て、それを利用して商品を売る
⑧すでに存在するものをキャラクターにする
⑨AIを利用した接客において、キャラクターを設定して話しかけてもらう

出典:キャラクターマーケティングとは?顧客との架け橋になる可愛い“あの子”の秘密

ぜひ、これらの中から自社でどのように活用するかを決めてみてください。こうした活用方法を決める前にキャラクターを作っても、意味のない投資となってしまうケースが多々あります。

例えば、大手企業が商品にキャラクターを使っているから自社でも作った方が良いと考えるようなケースです。これ自体は問題ないものの、自社のブランドや顧客にふさわしいのか?を改めて考える必要があります。

そして、デザインだけでなく性格や何を発信するかも考慮しておくと良いでしょう。

関連記事:【制作会社が解説】IPビジネスがアニメ事業のチャンスに!自社IPの可能性とは?

実写に比べて費用をコントロールしやすい

アニメーション動画では、コストを抑えて作成することもできます。近年、アニメーション動画はパソコンで簡単に作成できるようになっており、「実写よりも人件費や機材費、時間的コストがかからない」など、コスト面で大きなアドバンテージがあります。

実写動画を作成する場合、ロケーションを確保したり、撮影が必要になったりするため、アニメーション動画で表現できるなら、そのほうがコスト抑制効果は高いでしょう。

ただし、すべてのアニメーション動画が実写よりも低コストであるとは言い切れません。簡易な動画や企業紹介動画などは、実写のほうがコストを抑えられるケースもあるため、慎重に検討するべきです。

テレビ放映するようなアニメーションではなく、PRなどに活用するアニメーションの場合はインディーアニメを検討してみるのもおすすめです。

関連記事:インディーアニメの制作費用と仕組みを公開!MVにも使われる人気の秘密を解説

修正が納品後もできるため改善していける

アニメーション動画は、修正しやすい=長期的に活用しやすいことがメリットのひとつです。なぜなら、演者などの被写体がいなくても、シーンを作成したり、追加したりすることができるからです。

例えば、視聴者からのクレームで一部分の表現をあとから修正する必要がある場合は、不足している映像や要素を追加することも比較的スムーズにできます。

一方で、実写動画は、基本的にやり直しができません。編集を入れたとしても、撮っていないシーンを作ることはできないからです。もし、撮影していない部分が後で見つかったときには、不足部分を改めて撮り直す必要があります。なにより、数年経って演者の見た目が変化してしまっては、すべて撮り直しということもあります。

特に、アニメーション動画の中でも、マンガ動画は修正がしやすいため、プロモーションなどに活用しやすいと言えます。マンガアニメーション動画の依頼方法や金額については「YouTubeに載せる漫画の制作を依頼する方法と料金相場」で詳しく解説しています。

アニメーション動画をどこで公開するかで種類を選ぶ

せっかくアニメーション動画を制作しても、誰かに見てもらわなければ意味がありません。ここからはアニメーション動画を公開するのに適した場所をいくつかご紹介します。

自社サイトで公開する

アニメーション動画をYouTubeやTwitterといったSNSで公開しても、見てもらうためには「広告の力」を使うか「相応の知識と継続」が必要となります。しかし、企業にとってはアニメーション動画を見てもらいたいターゲットは基本的に決まっています。そこで、自社サイトTOPなどの分かりやすいところにアニメーション動画を掲載しておき、自社サイトへ訪問した人に必ずアニメーション動画を見てもらえるようにしておくことがおすすめです。

SNSとは異なり、多くの人には見てもらえないかもしれませんが「見せたい人には必ず見てもらえる」状況を作ることができるからです。

自社サイトに載せる際におすすめなのは、ブランディング要素を含めたアニメブランディング動画です。詳しくは「【事例付き】アニメブランディング動画を制作する際に抑えたいポイント」で解説しています。

TikTok・YouTubeなどの動画プラットフォームで公開する

動画の公開先としてTikTokやYouTubeなどの動画プラットフォームを活用すると良いでしょう。

しかし、ただアニメーション動画を投稿するだけでは倉庫になってしまうだけです。それぞれの媒体の特性を理解してアカウントを育成することも大切です。

TikTokでアニメーション動画を投稿することは、露出量を無料で増やして認知拡大を狙っていくことができます。「TikTok売れ」という言葉もある通り認知だけでなく販売にも十分な効果を得られる可能性を秘めています。

一方で、YouTubeにアニメーション動画を投稿することは、じっくりと見込み客を育成していくためのコミュニティ作りに向いています。TikTokや広告で興味を抱いた見込み客にチャンネル登録をしてもらい、商品やサービスに関連した動画によってコミュニケーションを計ります。

TikTokに近いYouTubeショートもリリースされましたが、基本的には8分以上の長尺動画を起点として、認知獲得の手段としてショート動画を投稿していくのがおすすめです。

TikTokのように新しい出会いよりも、育成に向いていることからアニメーション動画によって解説するような動画や、ストーリー性のある物語でエンターテインメントを提供するなど「動画そのものに価値を出す」ことを意識して活用するのが良いでしょう。

YouTubeとTikTokの比較は「動画を活用するならYouTubeとTikTokどちらがいい?アニメーション制作会社が解説」で詳しくは解説しているので、上手く使い分ける際の参考にしてみてください。

広告(Web・街中など)で公開する

アニメーション動画を広告によって公開することで、少数〜大人数までの露出量をコントロールできるメリットがあります。インターネット広告であれば、SNSアカウントに投稿する場合と比べてスピード感を持って計画的に動画視聴を促すことができます。

また、広告に使ったアニメーション動画の数値を管理画面で分析することができるため最適化の観点でも効果的です。街中や駅構内にあるような広告であれば、その場を通る人にしかアプローチできない代わりにスマートフォンで撮影されてアニメーション動画がSNSにシェアされる可能性も出てきます。そして、メディアから取り上げられて話題を作ることに繋がります。

<関連記事>
YouTube広告は手間が掛かる?広告手法と運用ステップを具体的に解説
【保存版】TikTokの広告出稿は実際どうなの?TikTokの特徴を徹底解説

効果的なアニメーション動画の作り方はシナリオと種類の一貫性

企業で活用される動画全般に言えることですが、動画は視覚的な表現だけでなく「シナリオ」と「表現方法」の要素で構成されています。そのため、どういった種類のアニメーション動画が良いというわけではなく、シナリオを視聴者に伝えるために最適な種類を選ぶという発想が大切です。

つまり、シナリオを作り、それに合わせて表現方法を決めていくというのが大まかな流れです。ここからは、効果的な動画を作るためのステップを紹介していきます。

利用目的に沿って動画を設計する

アニメーション動画に限らず、企業が動画を活用して効果を得るためには「目的」を明確にすることが必ず必要です。なんとなくで制作してしまえば、映像がなんとなく美しいだけ、それっぽい映像だけど誰の共感も得られないといったことになってしまうからです。

ここからは、利用目的に沿って動画を設計していくためのポイントを順にお伝えします。

関連記事:企業でアニメーション動画が活用される理由とは?活用事例も解説

テーマを明確にする

テーマ選びは「顧客がどんなことを知りたいか」に紐づくため、視聴してもらうための重要な要素です。例えば、動画制作の依頼が欲しいといった企業の場合には「動画の活用方法」や「動画が優れている点」といった直接的なものから、「動画に繋がる企業の課題」という間接的なものが考えられます。

動画の利用目的や視聴者の悩みなどからテーマを明確にしていきましょう。

ターゲットを絞り込む

企業における顧客は誰かを明確にすることも重要です。なぜなら、ターゲットである顧客の印象や行動を変化させるためには顧客に最適なメッセージを込めた動画を作る必要があるためです。

反対に、ターゲットを決めずにアニメーション動画を制作してしまえば、誰にも響かない曖昧な内容になってしまいます。その結果、伝えるべきことが伝わらない動画になりかねません。

上述でもお伝えした「活用目的」やターゲットによって表現方法や構成が大きく変わってきます。誰に向けた動画なのかは決めておくことが大切です。

ストーリーを企画する

ストーリーが重要な理由は簡単です。動画の骨組みとなるからです。いくら見栄え良く制作技術で動画を作ったとしても、中身が空っぽでは企業においては意味がありません。アート作品としてなら良いものの、企業には商品やサービスを販売する、企業のブランディングをするといった目的があるはずです。

企業の目的を達成するためには、顧客の認識や行動を変えるためのストーリーが必要なのです。

アニメーション向けのストーリー作りのテンプレートを以下で公開しているので、ぜひ活用してみてください。

キャラクターを企画する

アニメーション動画に出演するキャラクターには、自社オリジナルキャラクターを企画する方法と既存の有名キャラクターを起用する方法の2つがあります。既存のキャラクターを起用する場合には、著名人と同様で影響力を借りることができます。その代わり、版権の問題で費用が追加で掛かったり利用範囲が制限される可能性があります。

一方で、自社オリジナルキャラクターを企画することで制限のない資産となります。ブランドのように育てていくことで、影響力を増していきます。

詳しくは以下の記事で解説しています。

キャラクター作りに関しては「ゆるキャラの成功事例と作り方を解説!キャラクターでPR効果を生むには」を参考にしてみてください。

キャラクターの活用方法に関する記事
キャラクターを使ったSNS運用のメリットとは?成功例やコツを紹介
【制作会社が解説】キャラクターをマーケティングで活用するには?アニメコラボCMの事例や戦略を紹介
キャラクターを用いたコラボ戦略と活用事例から成功の秘訣を探る

計画した動画に沿って表現を選ぶ

最適な表現方法を決める

動画の計画が終わったら、それらに最適な表現を選んでいきます。表現には大きく以下の2つに分類できます。

  • 実写表現
  • アニメーション表現

それぞれの違いを見ていきましょう。

アニメーション表現と実写表現の違い

アニメーション表現とは異なり、実写表現には「リアルさ」を伝えられる特徴があります。そのため、商品がどういったものかを直接伝えることに向いています。他にも、出演者そのものを売り込む場合や景色といったものもリアルさが重要となるため相性が良いと言えます。

それぞれの表現方法の違いは「アニメーションPRと実写PRの違いとは?自社サービスをPRする最適な方法」で詳しく解説しています。

動画制作を外注する前に知っておくと良いこと

動画制作を依頼するとしても、単に動画を作れば良いわけではないはずです。企業で活用されるからには、その投資以上の利益アップが前提です。こうした場合に、どのようなことを知っておくと良いかを以下で紹介します。

Web動画ならではの特性を理解する

最近では主流となったWeb(インターネット)での動画公開をする場合は、視聴者を不快にさせないことを考えておく必要があります。なぜなら、不快だと思われてしまえばTV(テレビ)のように強制的に見させることは困難であり、イヤな広告主の広告を"非表示"または"投稿をブロック"できてしまうからです。

だからこそ、不快にさせずに話を聞いてもらえる関係を作ることを優先しなければなりません。

そのためには、ストーリー性があって楽しめるものや、視聴者から好かれる著名人やキャラクターの起用による興味を持たれるきっかけ作りによって、好印象を与える内容を考える必要があります。

中でも、キャラクターが自由に生み出せて、ストーリー性を持たせやすいアニメーションは非常に適していると言えます。

依頼する目的を整理する

アニメ―ション動画の料金相場は、制作ツールの発達により低予算でも実現しやすくなっています。他にも、大手企業がアニメCMを活用して話題になっているように需要が多くなっており、クリエイターが集めやすくなったことも影響しています。

しかし、専門領域であることから有名なクリエイターが携わる場合や、クオリティを追求する映像重視の作品の場合は、アニメーション動画の制作費用は当然高くなりがちです。

このように、アニメーション動画の種類や活用目的によって料金相場に大きな差があることを理解し、自社に沿ったアニメーション動画を制作することが大切です。

関連記事:アニメの企画ってどうやるの?実は企画書のフォーマットは重要ではない理由をアニメ会社の視点から解説します

外注のリスクを知っておく

新しいことを始める際など外部の専門的知識を活用したり、社内の人件費を抑えたりできるメリットのある外注活用ですが、当然ながらリスクもあります。特に注意しておきたいリスクは「意図を汲み取ってもらえない場合もある」ということです。

なぜなら、外注先は依頼したい業務の専門家ですが、だからといって依頼主の企業が持つ価値観や思想を知らなければ意図を汲み取ることは難しいためです。これが原因で、「思っていたものと違うものが納品されてしまった」といった事態を引き起こすケースが非常に多いのです。

また、内製化することも検討することがあるかもしれません。内製化によって社内にノウハウを蓄積していきたい場合には、単に制作だけをしてくれる外注先を選ぶよりも、PRの知見を持つ専門パートナーと一緒に進めていくことも重要です。

関連記事:動画制作を依頼するのはリスク?後悔しないアニメーション動画制作の依頼方法を解説

制作会社によって得意分野が異なる

アニメーション動画の制作に失敗しないために、制作会社選びのポイントを知っておきましょう。アニメーション動画制作会社選びのコツは、制作会社の得意分野をしっかりと把握することです。

得意分野を知り、制作を依頼したい会社の料金相場を知ることで、想定していた動画イメージと、実際に制作された後の動画との乖離を防ぐことができます。

アニメーション動画制作会社の選び方のコツは「アニメーション動画の制作会社は増えている?上手な選び方をご紹介」と「【保存版】ショートアニメの制作を依頼するコツは?制作会社の選び方をプロがご紹介」を参考にしてみてください。

動画制作だけでなくPR企画から外注すべき?

ビジネスでPRなどにアニメーションを活用する場合は、映像作品としてのクオリティを追求するよりもPRに精通していたり、SNSといったプラットフォームを活用して"観てもらえる仕組み作り"が重要です。

そこで、多くのアニメーションチャンネルを手掛け、動画制作だけでなく数々のイベントの認知拡大まで支援してきた当ブログを運営するNOKID(ノーキッド)がおすすめです。おすすめのポイントは以下のような点です。

1.2,000名を超えるNOKID審査基準を満たしたクリエイターによる幅広いテイストへの対応力

アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。NOKIDでは、独自審査を通過したクリエイターによって幅広い要望にお応えできます。

2.PR方法までを考慮した"作るだけではない"動画企画・制作力

動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。

例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。

反応が取れるからといって、ビジネスにまったく繋がらない「奇抜な投稿」では制作費用を掛けても企業の価値が上がることはほとんど考えられません。

3.イベント・プロジェクト企画からPRまで対応可能な企画力

イベントの成功には、どれだけの見込み客にイベントを知ってもらい、興味を持ってもらえるかがカギを握ります。素晴らしいイベントであったとしても、上手くPR活動を行わなければ知られることはなく盛り上がりにかけた状態で終了を迎えます。

NOKIDでは、どのようにオンラインでイベントを認知させていくか、そのために適した動画はどんな内容にすべきか、といった企画から支援してきました。

SNSを効果的に活用することで、イベント開催前から認知を広げるだけでなく、開催期間中にも飽きさせず盛り上がりを演出することで「参加はしていないユーザーにも興味を持つきっかけを作る」ことまで工夫を凝らしました。

4.ビジネス向けにアレンジした独自のLTDアニメ制作技法を活用できる

アニメ作品のようなアニメーション動画では、膨大な費用と期間が掛かってしまうため、プロモーションで使うには不向きです。

これを当社では、LTDアニメによってブランドや商品、企業をその顧客に興味を持ってもらうことを目的にアレンジしています。その結果、クオリティをコントロールしながらコストを抑制し、伝わりやすさを担保する独自のビジネスアニメ表現技法を提供できているのです。

似たものにリミテッドアニメがありますが、これは日本のアニメ制作技法を表すものであり、基本的にはエンターテインメント作品のために使われています。

つまり、最終的に企業の商品販売や採用に繋がるような企画プロセスで制作されるため、企画・設計の仕方に大きな違いがあるのです。

プロモーションアニメで効果が出ない理由は?

企業のプロモーションのために動画を作ったものの、何の効果も得られなかったという声は少なくありません。効果が出ないことの多くが、商品ばかりを見せてしまっているケースです。

商品紹介が悪いというわけではなく、それ以前に"商品自体を見たい"という状態を作れていないことが根本原因なのです。そのためには、どんな結果を得た事例があるか?どんな間違いがあるか?何が原因か?という話をすることです。

こうした「視聴者に興味を持ってもらい信頼関係を作る」フェーズにおいて、アニメーション動画はストーリー性や表現の柔軟性によって適していると言えます。

ぜひ、制作実績をご覧になってどういった表現ができるかを確認してみてください。

アニメーション動画の種類についてのまとめ

ここまでのポイントをまとめてみます。

  • アニメーション動画には、セル画だけでなく制作・編集ソフトなどを使ってイラストや文字に動きを加えたモーショングラフィックスやCGなど複数ある
  • アニメーション動画の見積もりは、制作期間やフレームレート(fps)と呼ばれる1秒あたりの枚数によって変動する
  • フルアニメーションをPRに活用する場合は、個人クリエイターによるインディーアニメを選択することで低予算でも実現しやすくなる
  • ビジネスでPRなどに活用するアニメーション動画の大まかな費用は、100万円程度〜を想定しておくのがおすすめ
  • アニメーション表現で制作したショートムービーをSNSや広告に活用することで、売り込み感を減らして注目を集めやすくなる

今回は、アニメーション動画の種類についてや相場費用、相性の良い活用方法まで幅広く紹介しました。映像作品としてであれば、アニメーションのクオリティを追求するところですが、ビジネスでPRなどに活用する場合は費用対効果が重視されます。

また、このようにビジネスで活用する場合は認知効率や視聴者の意識が変容するといったストーリー性が重要なカギとなるため、マーケティングやPRの知識を持った上でアニメーションとして表現することが必要です。

PRにアニメーション動画を検討していきたい場合は、以下のお役立ち資料を活用してみてください。


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NOKID編集部

1000件以上の映像制作実績を誇る株式会社NOKIDの編集部メンバーが監修。キャラクター・アニメーション分野のノウハウやトレンドの活用手法の紹介が得意です。

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