2022.06.07

2026.10.04

【まとめ版】動画制作をスムーズに依頼するための専門用語を解説

企業、個人問わずYouTubeでのコンテンツ制作に関わる方が増えてきています。

初めて映像制作や編集作業に携わる方にとっては聞きなれない言葉や、意味のわからない言葉が多いことと思います。

映像制作会社に依頼する際に、先方担当者との打ち合わせで専門用語が多すぎて理解できなかったという経験をされた方も多いことでしょう。

そこで、映像制作・編集で頻繁に使われる専門用語をまとめてご紹介いたします。

制作会社へ依頼する際に知っておくべきポイントは「動画制作を依頼するのはリスク?後悔しないアニメーション動画制作の依頼方法を解説」で解説していますので、合わせてご覧ください。

アスペクト比

アスペクト比は、画面の縦横比のことです。

YouTubeの場合は16:9が一般的です。

Facebook広告では1:1のスクエア、Instagram広告では9:16の縦長の動画が使われることもあります。

1280×720はHD、1920×1080だとフルHD、560×1440だと2K、という画質になります。

ビットレート

ビットレートとは、動画の1秒あたりのデータ量を示す値で、ビットレートが大きいほど高画質になりますが、動画の容量も大きくなります。

表記はbpsで、「bits per second」の略になります。

動画編集を行う際は映像と音声の両方のビットレートを合わせた総ビットレートが重要となります。

総ビットレートはオーバルビットレートとも呼びます。

フレームフレート

フレームレートは1秒間に使用するコマ数のことで、撮影時に設定したフレームレートと編集時のフレームレートが異なるとコマ数にズレが生じてしまいます。

映像が滑らかに流れなかったり、カクカクしてしまっている場合にはフレームレートのズレが考えられます。

撮影、編集、書き出し時にフレームレートを変更することは基本的には推奨されません。

30fpsで撮影した動画は、編集も書き出しも30fpsで行いましょう。

YouTubeでは24〜60fpsが推奨されています。

エンコード

エンコードとは、映像や音声等の形式データを、別の形式データに変換することをいいます。

ビデオカメラ等で撮影したデータは容量が重い場合が多く、動画視聴サイトやプラットフォームにアップする際にエンコードを行い、視聴者にとって快適な動画再生形式に変換する必要があります。

エンコード処理を行えばデータ量は軽くなりますが、その分画質・音質が劣化していきます。

また、一度エンコードしたデータは元の品質に戻すことはとても難しいので、元のデータをコピーしてからエンコードすることをおすすめします。

コーデック

動画・音声のファイルを変換する際に使われる圧縮や変換するプログラムのことです。

変換することをエンコード、戻すことをデコードといいます。

動画ファイルは映像データと音声データがそれぞれコーデックという規格によってまとめられています。

オーサリング

動画、音声、テキストなどを一つのコンテンツにまとめあげることをオーサリングといいます。

エフェクト

エフェクトは動画の視聴効果のことです。

大きく分けるとCG、VFX、SFXの3種類に分類されます。

CGはコンピューターコンピューターやグラフィックソフトなどを使って描かれた図形や画像のことを指します。

CGでは非現実的な映像や架空のキャラクターを作り出すことができ、映画などの映像作品では無くてはならない技術です。

VFXはCGによる技術を使って実際の映像と組み合わせる技術・映像のことです。

SFXは撮影時に特殊効果を与えながら撮影する技法のことで、CGを利用しない本物の爆発シーンや、特殊メイクでの撮影、ミニチュア模型での撮影など、撮影時の工夫や技術を指します。

レンダリング

動画編集ソフト内で編集した映像、音声、エフェクトなどは、レンダリングが行われていない状態ではそれぞれ独立した素材のままとなっています。

上記を一つのコンテンツとして合体する作業がレンダリングです。

イメージとしてはパワーポイントなどでそれぞれ独立して作られた図形をグループ化する感覚に近いです。

トランジション

トランジションはカットとカットの間をつなぎ、画面を切り替えるためのエフェクトや演出のことです。

暗転やホワイトアウト、徐々に次のカットがブレンドされていくディゾルブだったり、様々な技法があります。

インサートカット

インサートカットは場面と場面が切り替わる際に入れる繋ぎのカットで、「次の場面がどんな場面なのか」を説明しなくても伝えることができます。

例えば登山をする動画があったとして、前半は山のふもとをハイキングしている映像、後半は急斜面を登頂していく映像の2パートで構成されているとします。

前半パートと後半パートの間にインサートとして、急こう配な山の斜面をドローンで上空から撮影するカットが入るころで、視聴者に「山の急こう配な部分に入ってきた」ということをより認識させ、臨場感を与えることができます。

テロップ

テロップは動画内に表示されている字幕のことです。

テレビやYouTubeを視聴していると必ず、会話などの情報が文字として可視化されていると思います。

映像や音声ではカバーできない情報を補うことで視聴者に内容が伝わりやすくなります。

クロマキー合成

特定の色の成分から映像の一部を透明にし、そこに別の映像を合成する技術のことです。

グリーンバックやブルーバックで撮影することで、背景を透明にし他の背景を合成します。

YouTubeではゲーム実況者の多くが活用している技法です。

カラーグレーディング

カラーグレーディングは、動画や画像の色彩に対して補正を加える技術です。

作品に色彩や臨場感を与え、より完成度を高くしていきます。

夕焼けのシーンでは温かみを出すために暖色を強めに、昭和の映像ではセピア感のある色合いに統一していることが多いです。

似たような用語ですが「カラーコレクション」色の補正を意味します。

カラーグレーディングは映像の世界観や臨場感のための補正ですが、カラーコレクションの場合は撮影した映像の色彩を実際の色に近づける補正を指す場合が多いです。

ワイプ

ワイプは画面上に小さな小窓を表示して、他の映像を流すことです。

テレビでは頻繁に使われる技法で、お笑い番組では芸人のネタをメイン映像として流し、ワイプで観客やひな壇タレントのリアクションを流したりすることに利用されます。

BGM・SE

BGMはバックグラウンドミュージックの略で、映像内で流れる音楽のことです。

SEはサウンドエフェクトのことで、映像内の出演者の行動やアクションに対して効果音を付与することで臨場感を演出します。

モーショントラッキング

モーショントラッキングは動画内の被写体に別の動画や静止画、図形などのグラフィックを追跡させる機能です。

モザイク処理などで利用されます。

プロキシ編集

4K映像などの容量の大きな撮影データを編集する際に、低用量のプロキシファイルに置き換えて編集し、完成後に元のファイルに戻す編集方法です。

編集時のファイルサイズが小さくなるため、スムーズに再生することができます。

プロキシ編集をする場合はファイル数が2倍となるため、ハードディスクの空き容量を確保しなければならないというデメリットもあります。

アフレコとアテレコの違い

アフレコはアフターレコーディングの略で、映画やアニメなどの映像を先に撮影して、あとから音声を吹き込むレコーディング方法です。

一方でアテレコは、洋画や海外ドラマなど、自身が演じていないキャラクターに声を付けることを指します。

アニメ業界ではプレスコ(プレスコアリン)と呼ばれる、先に音声を録音してから後から映像をつけるという撮影方法が行われることもあります。

DRM

DRMは「Digital Rights Management(デジタル・ライト・マネジメント)」の略です。

デジタル作品の著作権を守る仕組みのことで、不正利用の防止、再生端末や再生可能期間の制限、コピーガードなどが含まれます。

アーカイブ

「保管」「記録」を意味する言葉です。

コンテンツを記憶媒体への保管する意味で使われます。

Webコンテンツでは過去コンテンツを表すこともあります。

ウインドスクリーン

屋外での撮影の際に風の音がマイクに入らないようにするためにマイクに装着するアイテムのことです。

ウインドシールドやウインドジャマーとも呼ばれます。

フッテージ

フッテージは加工していない映像素材や音声素材、または編集ソフトに取り込んだのみで手を付けていない素材のことを指します。

アンチエイリアス

画像やグラフィックのギザギザを取り除く処理のことです。

境界線をわずかにぼかすことで滑らかに見せることができます。

オーディオサンプルレート

オーディオをデジタル再生するための 1 秒あたりのサンプル数です。

サンプル数が高いほど高音質になります。

CD 品質は4,100 サンプル/秒のサンプルレートとなります。

まとめ

今回は映像制作・動画編集でよく耳にする専門用語について解説してきました。

動画編集をやり始めたばかりの方は知らない単語ばかりで大変だと思いますが、ひとつずつ専門用語を覚えていきましょう。

言語学習と同じで、ふわっとでも単語を理解していると前後の文脈から意味を理解できるようになると思います。


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NOKID編集部

キャラクターIPの専門メディア NOKID Lab の編集部です。アニメーションとキャラクター制作を手がける株式会社NOKIDの知見をもとに、IPの起用事例やコラボ・ライセンスの実務、業界の動きを解説しています。

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