2021.07.02

2021.11.13

アニメーション動画を外注依頼する前にすべきことを一覧にまとめました

サービスや商品の魅力をわかりやすく伝えることが魅力のアニメーションの需要が高まってきています。普段の生活でも、Youtubeチャンネルを活用したアニメーションや、ミュージックビデオなど目にする機会が増えてきました。

この記事では、そんな需要が高まってきているアニメーション動画を制作依頼するときにやるべきことをご紹介します。

アニメーション動画の制作に失敗しないためにも、この記事を読んで適切に外注依頼できるように準備をしていきましょう。

アニメーション動画制作はニーズがあるがかなり大変

冒頭でも述べたとおり、最近はアニメーション動画制作の需要が非常に高まっています。

アニメーション動画の良いところは、サービスや商品の魅力が伝わりやすいところです。自由な表現で視覚的に理解しやすく、商品の良さを伝えることや、表現しにくい数値などの情報もわかりやすくなります。さらに、アニメーション動画では実在人物の顔出しが必要ありません。声もビジュアルも自由に表現することが可能なことから、アニメーション動画の制作需要が高まってきたと考えられます。

外注によるデメリットもある

アニメーション動画の制作を外注する場合、一気通貫してお任せすることも可能ですし、一部分だけを外注することも可能です。目的や予算によってイラスト作成や編集だけ外注する、ということもできます。外注する1番のメリットは、プロに任せる安心感。自力で作るよりもイメージが伝わりやすい動画を制作することができるため、より効果は見込めるでしょう。

一方で、外注依頼をすることによってデメリットもあります。

どんな種類のアニメーション動画を制作するかによって大きく変動する制作費用ですが、実際の制作にかかる費用の一例として、次のようなものが挙げられます。

  • 企画費用
  • ディレクション費
  • イラスト作成費
  • 編集費用
  • ナレーション・BGMなど音源編集

予算と制作工数がかなりかかってしまうデメリットを理解したうえで、制作する必要があります。

動画制作するために確認しておくべきこと

この項目では、いよいと動画制作をする段階の際、確認しておくべきことをご紹介します。

そもそもなぜ動画なのか

「動画を制作するぞ!」と意気込みがある方もいると思いますが、そもそも「なぜ動画である必要があるのか」を考えたことはありますか?

バナー、LP、テキストなど他の手段もさまざまなコンテンツがあります。そんな中でなぜ動画を制作する必要があるのか、明確にしておくことが大切です。

テキストや静止画に比べると、多くの情報量を短時間で視聴者に伝えることができる動画。視覚に訴えかけられるため商品やサービスの魅力が伝わりやすいですが、一方で他のコンテンツよりも納品までの工数が多くかかってしまいます。

デメリットも理解したうえで、他の手段よりも動画がいいとする判断が必要です。

制作目的

アニメーション動画を何のために制作するのか、目的を明確にすることが大切です。次のうち、どの項目を想定しているでしょうか。

  1. 企業名、サービスの認知
  2. 企業価値を高めるブランディング
  3. サイト誘導や商品購入への集客

さらに、制作したその動画はどこで使用しますか?広告、youtubeチャンネル、説明会動画、営業資料など、用途はさまざまかと思いますので、まずは何に(どんな場面で)制作を予定しているのか、見積もりの際に答えられるようにしておきましょう。

このような目的がずれてしまえば、せっかくかっこいい動画を制作したとしても、想定した効果が見込めないという結果に終わってしまいます。

配信媒体

目的が定まったら、次にどこで配信するかを決めましょう。CM、youtube、facebookなど、どの媒体が最も効果が相性がよさそうか、予算に応じて検討しなくてはなりません。

また、配信にかかる予算ですが、媒体によって値段は様々です。例えば、テレビCMでは最低150万円ほどかかります。また、WEB動画広告の場合、消耗が激しく一本動画を作ってしまうだけでは視聴者に見飽きられてしまう可能性があるため、複数の動画を制作することをおすすめします。

納期

短い納期であればあるほど費用がかかりますので、納期は余裕をもって設定をすることが大切です。公開したい日から逆算し、制作するアニメーションの種類にもよりますが、3か月程度の納期を目安に依頼をすることが好ましいです。

アニメーション動画制作にかかる予算

アニメーション制作は、制作する種類によって大きく予算が変わってきます。大きく分けると7種類に分かれ、その種類はスライド漫画、モーショングラフィック動画、会話劇、ホワイトボード、パラパラ漫画、フレームバイフレーム、3Dアニメーション動画の7つです。

それでは、簡単にそれぞれの特徴と予算を見ていきましょう。

  1. スライド動画

スライド動画は、各カットを繋いだ動画のことを指し、比較的作業が簡単なアニメーション動画です。プロの方にお任せすることもありますが、簡単に作成できることからフリーランスにお願いする方も多くいらっしゃいます。

比較的安価に抑えることができるため、大量にアニメーション動画を作成してもらいたい場合や、お試しで作成してもらいたい場合に特におすすめです。

  1. モーショングラフィック

モーショングラフィック動画とは、文字や画像に動きを付けた動画のことを指します。料金相場は30万から200万円ほど。人物の動きなど、繊細である程度なめらかな動きの動画にしたいのであれば、料金が高くなってくる傾向にあります。

  • 制作費:30万円~200万円ほど

 3.会話劇

会話劇型のアニメーション動画は、キャラクター同士がしゃべることによって視聴者に印象と親近感を与えることができるものです。相場は50万円から80万円ほどですが、キャラクターを用いる際にはさらに費用がかかることに注意してください。

  • 制作費:50万円~80万円ほど

 4.ホワイトボード

黒板やホワイトボードに手書きで絵や文字を書き、紹介して行く動画を指します。紹介する内容は学習コンテンツや書評、企業紹介などのストーリーがあるものを紹介する場合が多いです。相場は50万円~100万円ほどで、制作期間はおよそ1ヵ月~2ヵ月ほどかかる場合が多いようです。

  • 制作費:50万円~100万円ほど

 5.パラパラ漫画

パラパラ漫画は複数の絵を動かすことで成り立つアニメーション動画です。手書きで親しみやすいタッチが特徴で、結婚式で流す方も多くなっています。

たくさんの絵を書く必要があるため、料金相場は80万円~150万円程度と、やや高額になる傾向にあります。また、制作期間は2~3か月程度を要することが多いです。

  • 制作費:80万円~150万円ほど

 6.フレームバイフレーム

フレームバイフレームとは、静止画1枚1枚を撮影し、繋ぎ合わせることで動画を仕上げていく種類になります。1秒間あたりに挿入する静止画(=フレーム)を多くすることでより滑らかな動画を制作ができる仕組みです。

こちらは制作期間が長く、料金相場も高くなる種類です。また、非常に制作期間が長いため、発注先は大手の制作会社にお願いすることが多い種類となっています。制作期間はおよそ3か月程度、料金相場は300万以上となっています。

  • 制作費:300万円以上

 7.3Dアニメーション動画

その名の通り、3Dモデルを使用したアニメーション動画です。360度の多方向から撮影ができるので、よりダイナミックで伝わりやすい動画を作成することができます。リアルな表現ができる3Dアニメーション動画は、説明会やサービスをより丁寧に表現したい場合に制作されることも多いです。

3Dアニメーション動画は、専用のモデルを作成して撮影する必要があり、料金相場も300万円ほどと、高額になります。しかし、一度作成したモデルはその後も同じモデルを使ってアニメーション動画を制作できるため、複数のシリーズで制作する場合にお勧めします。

  • 制作費:300万円以上

整理は大変だが、整理した方が費用が抑えられ、納期も短くなる

しっかりと効果を出すためにも、「なぜ動画を作るのか」とアニメ動画を制作する目的を明確にしてから動画制作に取り掛かることが大切です。予算と目的を念頭に置きながら、より効果を発揮できる動画を制作していきましょう。

この記事が、アニメーション動画の制作依頼をする際に手助けとなれば幸いです!

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