2023.04.28

2024.05.08

実写・アニメーションの映像制作を外注する流れとは?費用や依頼時のポイントをご紹介

YouTubeやTikTokなどが流行し、動画という存在が当たり前になりました。映像の活用は企業のブランディングや商品PRに大変有効な手段ですが、社内では企画から制作の監修まで必要なため、外部の制作会社へ依頼することも多いはずです。

しかし、専門家に依頼する際の流れやコストは各社異なる部分があり、よく分からないという方も多いのではないでしょうか?

例えば、制作会社の選び方、必要な費用、意図を伝えるコミュニケーション方法、これらはプロモーション成功への道のりを左右します。もし、間違った選択をすれば、予算が足りなくなったり、納期に間に合わなくなる、または想定外のクオリティになるというリスクがあります。

そこで今回は、映像制作の外注時の流れや発注時のポイントについて解説していきます。流れや準備を把握しておくと、制作会社とのやりとりが円滑に進み、最小限の労力でプロジェクトを進められるため、ぜひ目を通してみてください。

各アニメーション動画の費用相場については「【種類別】アニメーション動画制作の料金が知りたい!種類別の制作料金と活用例を解説」がおすすめです。


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映像制作のニーズは増えている

いまや映像コンテンツは、会社の全体像から個別の製品、サービス、ビジネスモデルの説明まで、さまざまなビジネスシーンで活用されています。

元々「動画広告=テレビCM」だった時代、動画をマーケティングに取り入れられるのは予算が潤沢な大企業だけでした。

しかし、YouTubeのような動画サイトが登場し、低予算から出稿できるオンライン動画広告が普及してきたのに加え、比較的安価に動画を制作できる環境も整い、今や大企業だけでなく、中小企業も動画マーケティングに取り組む流れができています。

マーケティング手法の1つである動画広告の市場は、年々右肩上がりで急成長しています。

事実、株式会社サイバーエージェントと株式会社インファクトが実施した共同調査によると、2023年の動画広告市場は7,209億円になると見通しており、2024年には8,741億円、2025年には1兆526億円まで達成すると推測しています。

インターネット広告の総広告費において、動画広告は全体の約3割以上を占めていると想定できます。

このことからも、動画市場が急激に伸びていることがわかるのではないでしょうか。

出展:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施

映像をどの媒体で配信すれば良いの?

上記のようにマーケティングにおいて企業が映像を制作する機会は増えてきましたが、

ここからは制作した映像がどの場面で活かされるかをご紹介します。

オウンドメディア

まずは自社WEBサイトに掲載することが、活用方法の1つでしょう。

例えばリスティング広告などからの遷移先となるランディングページでは、ページ訪問者の関心を瞬時に引く必要があります。

ファーストビューに動画を置けば、訪問者の目を引き、興味喚起や理解促進を図ることができます。

また、見込み顧客や既存顧客のメールアドレスを獲得したら、メールマガジンなどに動画を加えるのも効果的です。動画メールは開封率やコンバージョン率が上がるという調査結果もあります。

既存顧客との長期的な関係を構築するには、YouTubeチャンネルも活用できたらよいでしょう。

チャンネル登録してもらえば、新しいコンテンツにアクセスしやすいというメリットがあり、定期的に動画をアップロードする形でコミュニケーションを図っていくことが可能です。

広告

もちろん、動画コンテンツは広告としても活用できます。

かつてオンライン動画広告といえばYouTubeのTrueViewが大半でしたが、今やFacebook、Instagram、Twitterなどのソーシャルメディア、DSPを経由した配信、モバイルアプリ、屋外広告なども動画広告に対応し始めています。

つまり、選択肢が増えているからこそ、広告配信メディアの選定も動画マーケティングの成否を左右する重要なポイントになっているということです。

各メディアの主なユーザー層やターゲティング機能、動画広告の表示方法、課金方法などの特性を正しく理解し、費用対効果の高い広告運用を目指しましょう。

映像制作を制作会社に依頼する際の流れ

映像制作を依頼する際の流れ

ここからは、一般的な映像制作の流れをご紹介していきます。

実写動画とアニメーションでは制作の流れや工程に違いがありますが、発注側のToDoとしては基本的には同じとなります。

ヒアリング

まずは制作会社との打ち合わせで、「どのような動画を作りたいか」を明確に伝えます。

あらかじめ「動画の目的」「ターゲット」「伝えたいメッセージ」「だいたいの予算・納期」「どの媒体で配信したいか」などをある程度まとめておくと、スムーズに打ち合わせが進み、制作会社も動画の方向性をイメージしやすくなります。

企画提案・見積もり

制作会社が打ち合わせの内容をもとに、映像の企画・構成案と見積りを提案します。

ここで大切なのは、打ち合わせで話した映像目的やターゲット、PRしたい内容のイメージに合った企画・映像構成になっているかをチェックすることです。

また、予算内・希望納期で制作可能かといった点も必ず確認をしたうえで、正式な発注をしましょう。

動画の設計

契約・発注が完了すると、制作会社から企画提案してもらった内容を詳細に詰めていきます。

制作会社が構成やシナリオまで落とし込んでいく作業です。

動画の内容がラフや絵コンテとして作成されるので、これを確認して、要望があれば伝えましょう。

会社によってはラフをベースにビデオコンテを作成してくれることもあり、ビジュアルがイメージしやすくなります。

撮影が始まってから内容を大きく変えるとスケジューリングに影響が出てしまうため、この段階でしっかり納得するまでイメージのすり合わせを行い、内容を詰めておくことが大切です。

撮影・制作

動画の設計に納得し内容が確定したら、いよいよ実際の撮影、アニメーションの場合は制作に入ります。

制作会社によって撮影場所の調整やロケハン、キャストやカメラマンなどの人の用意、機材の用意、香盤表の作成などもろもろの準備が行われた上で、決められた日に撮影が実施されます。

なお撮影の際には依頼主側が立ち会うこともあり、その際には実際の映像を一緒に確認しながら撮影が行われていきます。

立ち会いをする場合は撮影の様子を見ながら、認識の違いがないかどうかをしっかり確認しましょう。

編集・納品

撮影が完了したら、制作会社は撮影した素材をチェックしながら、必要なシーンを繋ぎ合わせていく編集作業に入ります。

ただストーリーに合わせてシーンを繋いでいくわけではなく、わかりやすさやデザイン性なども意識して編集を行ってくれます。

また映像の編集だけでなく、ここでBGMやナレーションを入れたり、テロップを入れたり、イラストやCGなどを入れたりといった作業も行われます。

ただし、初稿の段階ではどこまで作りこむかはクライアントと協議して決められるため、事前に要望を伝えましょう。

編集まで終わって完成したものは初稿として提出されてくるので、しっかりチェックをし、修正の必要があれば依頼などを出します。修正が完了したら、素材納品です。

アニメーション映像制作の流れは「アニメの企画ってどうやるの?」を参考にしてみてください。

映像制作に必要な費用はどのくらい?

動画制作にかかる費用を大きく分類すると、「企画費」「撮影・イラスト制作費」「編集費」の3つに分けられ、それぞれにどれほどの人手と時間、経費が必要かで費用全体の規模感が決まってきます。

例えば15秒の短尺動画でも、スタジオで何名ものキャストを使い、特殊なカメラ機材を借りたり映像合成作業などをすれば、数百万円規模になることもあります。

3次元CG映像を制作するにも専門技術とそれなりの時間が必要となります。

しかし反対に、自社内でまかなえる映像・画像素材や撮影場所、キャストなどを提供すれば、長尺動画であっても制作会社からの見積り額を低く抑えることも可能です。

経験豊富な制作会社は費用を抑えるさまざまなノウハウを備えていますので、「予算が少ないから動画は無理」と諦める必要はありません。「こんな映像が作りたい」というイメージを伝えれば、さまざまな解決策を提示してくれるでしょうから、まずは相談してみることが大切です。

関連記事:【種類別】アニメーション動画制作の料金が知りたい!種類別の制作料金と活用例を解説

外注で映像制作する場合のポイント

外注するにあたり、まずは何事も事前準備が大切です。

極論を言ってしまえば、制作の成功には『事前にどれだけ準備が出来ていたか』によってその後の結果は大きく変わります。

以下のポイントをしっかりチームや関係部署と解像度高く決めて、動画制作会社を検討すれば高い確率で”動画制作の失敗”を回避できるでしょう。

大枠の方針を明確に伝えること

良い動画をスムーズに制作するには、依頼段階で目的やターゲットなどの必要情報を社内でしっかり固めて明確にし、制作会社に伝えられるようにしておくことが必要です。

そして各工程で都度、確認を行い、制作会社とのイメージの共有を怠らないことも大切になります。

工程が進んでから「やっぱりあの部分を変更してほしい」などということになると、手数がかかってしまう上、納品日が遅れてしまったり料金が余計にかかってしまったりすることにも繋がるので注意が必要です。

コミュニケーション

そのためには、チェックを求められた際は都度、しっかりチェックを行います。後で「やっぱりこうしたい」と言い出してしまうと、手戻りが発生しスケジュール遅延の元になるため、都度チェックを行い、その場その場で修正が必要なら修正を依頼しましょう。

疑問が発生した場合にはうやむやにせず、きちんとその場その場で確認して解決することも大切です。

関連記事:動画制作を依頼するのはリスク?後悔しないアニメーション動画制作の依頼方法を解説

外注先の選び方

制作の流れをご説明しましたが、担当者として悩むのが、「どこに依頼すればよいのか」という点ではないでしょうか。

ここからは、外注先の選び方として特に重要なポイントを3つご紹介します。

希望ジャンルの実績があるか

例えばドキュメンタリー風でストーリー性のあるもの、アニメーションを用いた動画など、様々なテイストの動画があります。
その制作会社がどういったジャンルの映像を得意としているかをあらかじめ確認しておき、自社が求める動画との得意分野が一致する制作会社を選ぶと良いでしょう。

関連記事:アニメーション動画の制作会社は増えている?上手な選び方をご紹介

修正対応可否

制作を進めていくとほとんどの場合、修正対応が必要になります。

テロップの大きさや位置、タイミング、BGMの変更など、修正が必要になる箇所は多いです。
そのため、「修正回数は何回まで無料か?」が非常に重要なポイントになります。
よくある失敗談としては、安価で格安な制作会社に発注したら「修正費用は別途料金が発生」だったというケースです。

結局は何度も修正を依頼した結果、時間がかかっただけでなく、修正費が予想以上に高くなり、結果、制作予算を上回っていたということになりかねませんので、発注する前に必ず修正回数も確認しましょう

マーケティングへの理解があるか

おそらく、ほとんどの制作会社は予算があれば発注者のイメージに近い動画を作ること自体はできます。

しかし、制作において実は重要なことは、発注者の目的が達成できるのかどうかになります。

綺麗な映像や面白い動画を作ることがゴールではありません。
そのため、制作会社を選ぶ際には、『マーケティングに深い理解があるか』についてもしっかりチェックすることが重要です。

初回の打ち合わせの際はしっかりと”こういう動画を作りたい”ではなく、『動画で何を達成したいか』という目的を伝え、その目的に対して的確な回答ができる制作会社を選びましょう。

動画マーケティングに深い理解がある動画制作会社であれば、必ずゴールから逆算した明確でロジカルな回答が出来るはずです。

制作会社の選び方については「【保存版】ショートアニメの制作を依頼するコツは?制作会社の選び方をプロがご紹介」も参考にしてみてください。

映像制作の流れについてのまとめ

映像制作の流れ・発注のポイントをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

制作にあたり注意すべき点は複数ありますが、やはり「なぜ映像を作るのか」という発注側の意思/目的の整理が一番重要だといえます。

今後、映像を使ったマーケティング手法はよりスタンダードになっていくでしょう。

今回の記事を参考にして動画制作の流れをつかみ、ぜひマーケティング施策として映像制作を検討してみてください。


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