2022.03.24

2024.04.25

YouTube漫画動画の作り方を制作会社が解説!何が大変かを知ろう

YouTubeで動画を視聴している際に、漫画のようなサムネイルを見かけたことがあるのではないでしょうか?これは「漫画動画」という漫画を動画化したものです。

撮影や顔出しの必要がない漫画動画は、企業が制作会社や運用代行会社に依頼して仕組み化しやすい点から多くの企業が漫画動画を活用したYouTubeチャンネル運用を始めています。他にも、ここまでに挙げたメリットやストーリーテリングの力を活用して、自社の商品やサービスのPRを行う目的でも活用されるケースが増えました。

そんな漫画動画を自社でも作って活用してみたいとお考えかもしれません。ですが、実写映像のように撮影して編集して終わりというシンプルなものではなく、複数の工程を経由して作られるため「どのように漫画動画を作るのか分からない」ということもあるはずです。

そこで今回は、YouTube漫画動画の作り方をテーマに以下のことを事例も挙げながら解説します。

「YouTube漫画動画について」
「YouTube漫画動画が増えている理由」
「YouTube漫画動画の制作フローと自社で制作する場合」
「YouTube漫画動画を作る際のポイント」

漫画動画だけでなく「YouTubeチャンネルのことも知りたい」という場合には「知名度もない状態でYoutube登録者数を増やすには。1万人登録アカウントを量産した運用者が解説。」がおすすめです。


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YouTube漫画動画(アニメ)とは?

YouTube漫画動画とは、「漫画イラストに動きと音声を入れてYouTube用に編集した動画」です。アニメーション表現のひとつであるスライド動画に該当し、作画枚数の少ないデジタルの紙芝居のような動画です。

特に有名な漫画動画のYouTubeチャンネルは「フェルミ研究所」は、ご覧になったことがあるかもしれません。

YouTube漫画動画(アニメ)の長さ/動画の尺

YouTubeの広告収益の関係上、ミッドロール広告の挿入点を考慮して8〜15分程度の動画が多く存在しています。個人が出演する属人的なものとは異なり顔出しの必要がないため、企業が広告収益やキャラクターIPの価値を高めるために運営を行うケースがよく見られます。

参考:長い動画のミッドロール挿入点を管理する - YouTubeヘルプ

漫画動画のメリットは「再生回数がうなぎ登り!メリットだらけの漫画動画で収益化!効果的なプロモーションをめざそう!」で詳しく解説しています。

漫画動画はアニメーション動画のひとつ

表現方法には、実写表現とアニメーション表現の大きく2種類が存在します。漫画動画は、アニメーション表現のひとつです。そのため、作画枚数を増やして動きを滑らかにすればフルアニメーションとなります。

アニメーション表現は、イラストを用いて何もないところから舞台や登場人物を生み出せるため、幅広い表現が可能です。

このように、漫画動画のようなスライド動画に限らず、さまざまなアニメーション表現を用いて、企業やブランドのPR・ブランディングに活用されることも増えています。

アニメーションが企業で活用されるケースが増えてきた理由は「企業でアニメーション動画が活用される理由とは?活用事例も解説」で詳しく解説しています。

PRアニメーションの事例は「【PR動画事例】企業のPRアニメーション動画を制作会社が解説」で詳しく解説しています。

漫画広告にも活用されている

漫画動画は、YouTubeチャンネルに公開して収益化を目指す以外にも、ストーリー表現や伝わりやすさを活かして動画広告に漫画動画を出稿するケースも増えてきました。

動画と音声、そして漫画イラストそれぞれの強みを最大限に活かせる漫画広告は、店舗への来店を具体的にイメージしてもらったり、コンセプトなどの形のないものでも伝えやすい魅力があります。

YouTubeに出稿する漫画広告については「動画広告を作ればYouTubeで売上が倍増するって本当?」で詳しく解説しています。

YouTube広告の運用を外注する場合は「Youtube運用代行会社ってどこが有名?おすすめ5社をピックアップ」でおすすめ5社をご紹介しています。

YouTube漫画動画が増えている理由

以前は「漫画LP」が増えたことがありましたが、現在はYouTube漫画動画が増えてきています。2022年3月23日時点では、約2.2万本もの漫画動画がアップロードされています。

なぜ、ここまで増えているのでしょうか?理由は以下の3つが挙げられます。

理由1:YouTubeとの相性が良い
理由2:撮影やキャスティングの手間・費用が掛からない
理由3:クリエイティブ制作ツールの普及

理由1:YouTubeとの相性が良い

YouTube漫画動画のイメージ

1つ目の理由は、漫画動画とYouTubeの相性の良さでしょう。YouTubeは暇つぶしや具体的な手順などの課題を解決するために視聴されます。そのため、漫画という娯楽要素のある表現は、通勤・通学時の電車内や休憩時間などの視聴に適しています。

また、音声がなくても視聴しやすい点も後押しして、すきま時間に視聴されるYouTubeとは相性が良いのです。

YouTubeチャンネルのアカウント開設方法は「Youtubeの企業アカウントを開設する際に注意しておきたい3つのこと」で詳しく解説しています。

理由2:撮影やキャスティングの手間・費用が掛からない

2つ目の理由は、コロナ禍の影響によるものです。最近ではリモートワークやオンライン化が前提となりつつあります。実写映像のように、撮影によって多くの人が集まることは可能な限り避けたいのではないでしょうか。撮影には、こうしたリスクだけでなくスケジュール調整や雰囲気作りといった労力も必要とされます。

出典:【悪用厳禁】ついYESと言ってしまう!?YESの法則で交渉を有利に進めよう!【ビジネス】【さめとかめ】

一方で、漫画動画であればリアルの人ではなく、イラストによって登場人物同士の対話を描くことで、撮影やキャスティングの必要がなくなります。タレントを起用して撮影するよりも手間や費用の点で優れていることから、漫画動画の需要が高まってきたのです。

理由3:クリエイティブ制作ツールの普及

3つ目の理由は、クリエイティブ制作ツールの普及によって誰でも簡単にクリエイティブ制作ができるようになったことです。Adobeなどの制作ツールが簡単に手に入ることにより、クリエイティブ制作をする方が急増しました。

最近ではテンプレートが充実しており、簡単に大量の動画を制作できるツールから、プロ向けに非常に多くの操作ができる高機能のものまで、様々なツールが登場しています。

制作ツールの紹介は「【アニメ制作会社が解説】今話題のYouTubeアニメーション制作ツールとその特徴とは?」がおすすめです。

YouTube漫画動画チャンネルの事例

YouTube漫画動画を使ったチャンネルをジャンル、活用例ごとにそれぞれ紹介します。その他の事例は「NOKIDの制作実績」をご覧ください。

恋愛ジャンルの例 - 七瀬さんの恋が異常【YouTubeアニメ】

出典:【アニメ】無能扱い社畜サラリーマンの俺がサイコパス美女と出会い人生激変。美女「私の全部好きにしていいです」俺「え…」【漫画動画】

社畜×愛が重すぎる女子大生のサイコラブコメです。社畜の高橋がマッチングアプリで出会った清楚系美女・七瀬との距離が順調に縮まる中、七瀬の家で衝撃の光景が…

ホラージャンルの例 - 外れたみんなの頭のネジ【YouTubeアニメ】

出典:【アニメ】アサナシに送る【漫画/マンガ動画】

人間の狂気を描いたサイコホラーです。主人公の七尾ミサキは、住んでいる街のみんなが少しずつ狂っていることに気づき始めました。そんな中、彼女にしか見えない謎の悪魔べへりんが現れます。徐々に侵食してくる恐怖に、一体何を信じれば良いのか…

IP再活用の例 - ドドドスタジオ!!!【漫画動画】

出典:【ストーリー】Q1「どうすれば正義のヒーローになれるのか?」【絶対正義】【漫画動画】

『メイビーヒーロー!!!』連載中のIP作品を漫画動画でも展開したヒーロー群像劇です。他にも『SCP&ホラーシリーズ』『死神探偵ミソギとキリノ』『宇宙人シリーズ』などのさまざまなジャンルも存在します。

他のメディアで人気を得たIPを異なるメディアで再活用することで、多くのファン獲得が可能となるお手本です。

VTuber展開が可能な例 - 推しが住んでるとも知らず

出典:【漫画動画】【アニメ】根暗な地味娘は実は人気毒舌系Vtuberだったがお隣さんが怖くて詰んだ 【推しが住んでるとも知らず 第1話】

地味に見えて、じつは物申す系で人気のVtuber「千葉ねね」の「中の人」並木みさおと、優しく見えて「百人潰しの竜之介」の異名を持つ竜之介のドタバタラブコメディです。隠したい秘密をそれぞれが持った2人の今後は…

VTuberへも展開できる設定で、先にキャラクターのストーリー作品によってファンからの反応を検証していけるIP展開のお手本です。

このように、YouTube漫画動画を使ったチャンネルは広告収益だけでなくIPの知名度を上げることにも使われているのです。

IPについては「【制作会社が解説】IPビジネスがアニメ事業のチャンスに!自社IPの可能性とは?」で詳しく解説しています。

事例にあるような漫画動画を作ってYouTubeで収益化を考えたい場合は「Youtubeの漫画動画って本当に稼げるの?漫画動画制作会社が個人的な見解を解説します」がおすすめです。

YouTube漫画動画を制作するポイント

目的を決めておく

漫画動画を作るだけでは趣味でしかありません。何かを売るのか印象を良くしたいのかといった「目的」を明確にしましょう。こうした間接的な目的以外にも、YouTubeで広告収益を得るという「動画自体に稼いでもらう」といった方法もあります。

YouTubeなどから広告収益を得る目的の場合には、エンターテインメントと相性の良いジャンル選びが重要になってきます。例えば、恋愛に関するジャンルなどが挙げられます。恋愛をテーマにした漫画動画を制作して、ケーススタディや解説動画の形で投稿する方法がおすすめです。

もちろん、専門家として具体的な課題解決をサポートするHow to動画もありますが、広告収益を得る点で言えば再生される機会の多いエンターテインメントに寄せた方が運営の幅を広げやすくおすすめです。

また、漫画動画の強みはストーリーテリングの力にあります。この点でも、娯楽動画の方が相性は良いと言えます。

恋愛系の漫画動画を制作するポイントは「漫画動画を公開しYouTube広告収入で稼げるようになるには?」で詳しく解説しています。

漫画動画を制作する際のコツは「売れる漫画動画を作るコツ!漫画動画はどのようにして作る?おすすめの作り方をご紹介」で詳しく解説しています。

YouTube漫画動画を作る5つのステップ

ここからは、具体的にYouTube漫画動画を作る流れを5つの工程に分けて順に解説していきます。

ステップ1:脚本・シナリオ作成
ステップ2:漫画イラストの制作
ステップ3:アニメーション化
ステップ4:ナレーションの読み上げ
ステップ5:動画編集

ステップ1:脚本・シナリオ作成(脚本家)

絵コンテ、シナリオ制作のイメージ

1つ目が、脚本とシナリオの作成です。漫画動画の内容を決める非常に重要な工程です。企画構成を行ない、動画制作の目的や内容を決めた後、具体的なスケジュールの調整を行います。

漫画動画とアニメ制作の工程は非常に似ています。企画方法については「アニメの企画ってどうやるの?実は企画書のフォーマットは重要ではない理由をアニメ会社の視点から解説します」もおすすめです。

自社で企画する場合

シナリオの考え方として、ビジネスでは一方的なメッセージを発信しても顧客に伝わりません。また、マス広告が全盛期だった頃とは違い、オンラインが発展した今は顧客が見たいと思い選ばれなければ伝わる以前に知ってもらう機会さえ生まれません。

つまり、ビジネスで活用するシナリオでは顧客にとって有益な情報、共感される内容が含まれている必要があるのです。有益な情報とは、顧客に気づきを与えたり新たな発見をさせてくれるような内容のことです。

また、魅力的なシナリオを作るためにはリサーチも重要です。漫画動画のジャンルや業界に精通した情報を知ることで、シナリオにリアリティが増すためです。実際に現時点で人気のあるテーマやキャラクターの設定なども知っておくことで、失敗しづらいシナリオ作りの参考になります。

十分なリサーチの後は、以下で弊社も活用しているテンプレートを使ってストーリーに落とし込みましょう。ダウンロードは無料なので、ぜひ活用してみてください。

漫画動画のストーリー設計テンプレートのダウンロードはこちら

ステップ2:漫画イラスト素材の制作(漫画家)

漫画イラスト制作のイメージ

企画によってストーリーの土台ができたら、それを漫画で表現していきます。キャラクターや世界観の設定によってセリフや伝え方が変わってきますので、企画段階からしっかり計画しておきましょう。

実写ではこの段階で撮影を行いますが、漫画動画の場合はイラストによって描き出せるため漫画家の作風選びは重要なポイントです。

漫画イラストの外注方法は「YouTubeに載せる漫画の制作を依頼する方法と料金相場」で詳しく解説しています。

自社で漫画イラストを作る場合

漫画動画のイラストは、多くが「CLIP STUDIO PAINT」によって描かれています。弊社でも基本的にはこのツールを活用しています。

利用者が多いツールを使うことで、利便性の向上が行われやすく互換性などの不安が少ないメリットがあります。他にも、テクニックなどを公開したYouTube動画なども多いため独学でも覚えやすい点でもおすすめです。

ペイントソフトだけでなく、ペンタブレットも用いることで効率的に漫画イラストを作成できます。

フリーソフトについては以下の記事が参考になります。

参考:無料で使える!アニメーション制作ソフトウェアをご紹介します - shutterstock

ステップ3:撮影・動画化

漫画動画制作の動画化工程イメージ

漫画の執筆を終え、シナリオが完成したらイラストを繋ぎ合わせたスライド動画のベースを作成します。この段階では音声が入っていないため、ナレーションを入れるための各シーンの長さや構成が分かる動画素材を作る工程ということです。

自社で撮影・動画化する場合

動画編集のステップと使用ツールは同じもので対応できますので、詳しくは後ほど解説します。

ステップ4:ナレーションの読み上げ(声の吹き込み)

声優にナレーションをしてもらいます。声優の技量によって、漫画動画のクオリティが決まるといっても過言ではありません。使用する機材・環境を整えることで、ナレーションの質も変わってきます。

どういったストーリーなのか、登場人物の設定について、依頼側の意向などをしっかり伝えることで、印象も大きく変わる部分です。

自社でナレーションする場合

自社でナレーションをするには、録音用マイク、PC、音声編集ソフトが最低限必要になります。防音環境を整える場合は防音材などの準備も必要です。

音声編集ソフトは有料のもので「Adobe Audition」などがあります。フリーソフトでは「Audacity」「Wave Pad」などがありますが、使用環境もさまざまなため自己責任で使うようにしてください。

ステップ5:動画編集(アニメーション化)

YouTube漫画動画の編集イメージ

ナレーションを行なったら、最後にアニメーションとして動きを付けるために動画編集を行います。編集した動画にBGMや効果音などを加え、タイトルなどを編集します。

漫画動画のようなスライド動画以外にもアニメーション動画には複数の種類が存在します。どこまで動きをつけたいかで、種類を選択しましょう。

YouTubeで公開するアニメーション動画の種類は「【種類別】アニメーション動画制作の料金が知りたい!種類別の制作料金と活用例を解説」で詳しく解説しています。

動画編集については「Youtube漫画動画で収益を出したい!動画編集のおすすめ方法を自前と外注で説明します!」もおすすめです。

自社で動画編集する場合

動画編集ソフトにはフリーソフトから有料ソフトまでさまざまな種類が存在します。中でもYouTuberによく使用されているのは、「Final Cut Pro」や「Adobe Premiere Pro」です。

上記2つは、有料ソフトでプロの現場でも使用されており、効率的に動画制作を進められます。

フリーソフトでは、「AviUlt」がよく使用されています。無料ではあるものの、漫画動画の編集ソフトとして十分な機能を備えているソフトです。ご紹介した3つのソフトは、書籍やインターネットで簡単に情報を入手できるため、使い方を学びやすいでしょう。

WEBアニメーションの制作ツールは「WEBアニメを知らない人必見!WEBアニメが優れている点を制作会社が徹底解説」で詳しく解説しています。

漫画動画の制作を外注する

ここまでにお伝えした通り、現在ではクリエイティブ制作ツールはさまざまなものがあります。それらの普及によって、掛かる時間や費用は安くなりました。フリーランス(個人)でも、SNSやクラウドソーシングを活用すれば簡単に見つかるようになったため、社内だけでなく外注も検討するのもおすすめです。

さっそく、漫画動画を外注する場合についてを解説していきます。

制作を外注する際によくある失敗例は「YouTubeの漫画動画を依頼するときの注意点は?よくある失敗例や相談しておきたいポイントのまとめ!」で詳しく解説しています。

漫画動画の制作依頼先

漫画イラストのみ、脚本のみ、ナレーションのみで依頼することで安価に済ませることも可能ですが、それぞれのやり取りや請求管理を考慮すると金額に見合わない場合がほとんどです。

多くのYouTubeチャンネルを制作・運用支援させていただいた経験上、一括でお願いできるところへ任せてしまい「分析やアイデア出し」に多くの時間を掛ける方がおすすめです。

一括で対応をお願いできる依頼先の候補は以下の3つが挙げられます。

依頼先1:漫画動画専門の制作会社へ直接依頼
依頼先2:外注サイトを経由して依頼
依頼先3:フリーランス(個人)のディレクターへ直接依頼

中には、動画編集だけ自社でできるといった状況もあるかもしれません。そういった「素材だけあれば良い」といった場合には、漫画イラストだけを外注することで大きな手間を増やさずに費用を抑えることも可能です。

漫画イラストの依頼方法や料金相場は「YouTubeに載せる漫画動画の制作を依頼する方法と料金相場」で詳しく解説しています。

漫画動画の外注費用については「【漫画動画制作会社が解説】漫画動画にかかる外注費用はどうやって考えればよい?」で詳しく解説しています。

YouTube漫画動画の制作で注意すべき点

継続的に投稿するから結果が出る

漫画動画の制作は、残念ながら質の良い動画を1本制作すれば効果が出るというわけではありません。長期的な視点で継続的に制作しなければ、一度興味を持ってくれた視聴者に忘れられてしまいます。それだけではありません。

動画更新の頻度を上げることは、視聴者に動画を何度も観てもらいやすくなることで、YouTubeからの評価を高めることに繋がります。

また、動画を投稿し続けることによって、1つの動画を視聴した後に他の動画にも興味を持たれる可能性が高まることで総再生時間が伸びていきます。

視聴者からの良い反応(行動)が増えれば、YouTubeからの評価も上がり「関連動画」や「おすすめ」に表示されやすくなります。このように投稿頻度を上げることは良い流れを作ることになるのです。

YouTubeチャンネルの運用ノウハウは「知名度もない状態でYoutube登録者数を増やすには。1万人登録アカウントを量産した運用者が解説。」で必要な内容を解説しています。

継続するには体制づくりまで検討する

YouTubeチャンネルの分析や動画のアイデア出しもある中で、1本あたりの制作工程が多い漫画動画を継続して制作するには体制づくりが重要になってきます。各工程ごとの専門家を集めてチームを結成することも良いでしょう。

しかし、「漫画動画の制作を外注する」の項でも触れたように、制作部分を一括して任せられるディレクターに依頼してディレクションの負担を減らしてYouTubeの分析などに時間を取れる状態にするのがおすすめです。

運用体制づくりの重要性は「Youtube運用は体制づくりが最も大事。その理由を詳しく説明します。」で詳しく解説しています。

自分1人だけで完結させるのは挫折しがち

ここまでにお伝えした通り、漫画動画は継続してYouTubeに公開することで、より効果を発揮します。それでも、途中で制作を挫折してしまうことが多く見られます。挫折する原因は以下が挙げられます。

・1人で大半の工程をカバーしているため忙しくなって挫折する
・すぐに結果が出ないためモチベーションが下がり挫折する

このように、自分で漫画動画の制作を行う場合は外注を使っていてもディレクション進行だけで非常に大変です。また、初めて漫画動画に挑戦するような知見がない状態では、効率的な制作体制が作れず想定以上に時間を奪われてしまいます。その結果、YouTubeのチャンネル運用まで手が回らなくなってしまうのです。

よくあるYouTubeチャンネル運用の失敗例を「YouTubeチャンネル運用を失敗しないために!よくある失敗例を解説」で詳しく解説しています。

まとめ

・漫画動画はアニメーション動画のひとつであるスライド動画
・YouTube漫画動画は各工程を一括で任せることがおすすめ
・漫画動画の制作は5つの工程それぞれの専門家が必要
・制作工程は外注して分析やアイデア出しに時間を掛ける
・YouTube漫画動画は継続できる体制づくりも大切

漫画動画を制作するなら、外注することを検討してみてはいかがでしょうか。弊社には、イラストレーターや漫画家が多く在籍しており、漫画の執筆から動画制作まで一貫してご相談いただけます。

また、漫画動画を活用したYouTubeチャンネルを数多く運用してきたノウハウもあるため、運用代行や最適な漫画動画の企画についても安心してお任せください。

お問い合わせや資料ダウンロードは以下のボタンからお気軽にご連絡ください。

NOKIDの制作実績:https://nokid.jp/works/

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