NOKID編集部
キャラクターIPの専門メディア NOKID Lab の編集部です。アニメーションとキャラクター制作を手がける株式会社NOKIDの知見をもとに、IPの起用事例やコラボ・ライセンスの実務、業界の動きを解説しています。



SNSアカウントの運用は、企業にとって取り組むことが当たり前となっています。ですが、専門知識や時間が必要になるため、ノウハウやリソースを補うために運用代理店への外注を行うケースが多く見られます。
SNSアカウントの運用は、今となっては媒体単体だけを考えれば良いわけではありません。Aという媒体へBCDの媒体を使って外部流入を増やす仕掛けなど、メディアミックスでの設計が大切です。
つまり、「各媒体の特性・アルゴリズムの傾向・競合の動向・トレンド傾向・分析方法・クリエイティブ制作」といった幅広い知識や安定的な遂行が必要とされるため、社内で継続的するのは難しい場合があります。だからこそ、社内の体制やノウハウを整えていくためにも外注による運用代行を活用するのです。
しかし、運用代理店の選び方を間違えると、何の成果も出せず「ただ取り組んでいるだけ」となってしまうため、適切な代理店を選びたいはずです。では、どの要素に注目すべきでしょうか?
実績はもちろん大切ですが、特に注目したいのはコンセプトとポジショニングといった「企画プロセス」をどれだけ注力してくれるかです。
また、円滑なコミュニケーションによって社内の意図を汲み取って立ち回ってくれる担当者であるかも重要なポイントとなります。なぜなら、「誰が運用を取り仕切るか?」も結果に大きく影響するからです。
そこで今回は、SNSアカウントの運用代理店の選び方をテーマに解説していきます。
自社のSNSアカウントを効果的に運用し、認知度を向上させるためには、適切な運用代理店の選択が必要です。信頼できるパートナーと協力しながら、成功を目指しましょう。
キャラクターを使ったSNSアカウントの運用については「キャラクターを使ったSNS運用のメリットとは?成功例やコツを紹介」がおすすめです。
SNSアカウントの運用代理店は、企業がSNSプラットフォーム上でのマーケティング活動を専門的にサポートするパートナーです。
代行する内容としては、企業のSNSアカウントを管理し、売上アップや認知度アップを目的に、フォロワーの増加や投稿への反応(エンゲージメント)の改善を行います。具体的には、戦略的なコンテンツ作成や投稿を分析結果に基づいて代行します。
SNSアカウントの運用代理店は、企業がSNS上で成功するための専門知識と経験を持っています。専門知識と経験により、競合やトレンドを考慮した独自のコンセプトやポジションを計画します。
その後、効果的なコンテンツ戦略を策定し、ターゲットオーディエンスに訴求するためのコンテンツ(文章・画像・動画)を作成・投稿して運用を行います。
また、タイミングや頻度を考慮し、適切な投稿スケジュールを設定することで、アカウントの成長を促進します。

Twitter(ツイッター)ユーザーの特徴は、時代に敏感で、常に新しい発見を求めるマインドセットを持っています。
ビジネスでアカウントを運用する場合は、トレンドを意識した「今注目されやすい話題」に沿った投稿を盛り込むと良いでしょう。
2023年5月25日時点では、長文&会話(コミュニケーション)の流れが来ているため、「興味深い投稿」と「閲覧者との交流」を重視した設計が求められます。
我々が推奨しているのは、キャラクターアカウントを活用してユーザーから交流を持たれやすい状況を作り、ブランドに対する印象を強めていく運用方法です。
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参照:Twitterはいま起きていることが知れる場所 - Twitter公式

Instagram(インスタグラム)ユーザーの特徴は、特定のインフルエンサーの投稿など「好きなことの最新情報」を知りたいマインドを持っています。
ビジネスでアカウントを運用する場合は、「ターゲットとするユーザーが好む特定ジャンルに統一した話題」に沿った投稿を意識すると良いでしょう。
2023年5月25日時点では、「コラボコレクション」という、自分の好きな投稿やメッセージなどを友人と共有できる機能が追加されており、「好きなことを知りたい」というマインドを後押ししています。
Instagramフィードで見た投稿を保存したりメッセージでシェアしたりする場合、友達とコラボコレクションを作成して、共有スペースで投稿を整理することもできます。
引用:Instagramでコラボコレクションを作成する - Instagram公式
コラボコレクションを作成すると、他の利用者は保存された投稿を閲覧できるほか、コレクションに投稿を追加することもできます。
基本的な媒体特徴として、構築したコミュニティ内をフォローする場としての活用が適していますが、現在の傾向は、リールの登場によって認知拡大にも対応しています。
関連記事:Instagramのアルゴリズムとは?最適な投稿をするためのポイントを解説
参照:Instagramをビジネスで始める - Instagram公式

Facebook(フェイスブック)ユーザーの特徴は、実名登録によって特にビジネスでの繋がりを持っておく際に利用されます。世の中のトレンドを掴むよりも、ビジネスやリアルで繋がりのある人の動向を知る手段になっています。
ビジネスでアカウントを運用する場合は、関係者たちから次の繋がりへシェアしてもらえるような「ビジネスなどに役立つ情報」を投稿していくことが良いでしょう。
特定のインフルエンサーよりも、身近な関係者との繋がりが重視されやすい傾向が、Instagramと大きく異なる点です。
関連記事:Facebookでも「リール動画」が利用可能に!短尺動画で収益化も!
参照:Facebookで、どこからでもビジネスを成長させましょう。 - Facebook公式

TikTok(ティックトック)ユーザーの特徴は、およそ半数が「新たな商品やブランドの発見にTikTokが役立つ」と考えており、実際に購入を検討しています。そのため、特に認知拡大をする場合に適した媒体だと言えます。
ビジネスでアカウントを運用する場合は、じっくりと何かを深掘るよりも、60秒程度の短時間で簡潔にユーザーが知らないことを盛り込んだ投稿が良いでしょう。
認知拡大に向いており、深掘りしない特性を活かして、YouTubeや自社サイトなどで深掘った内容を投稿し、TikTokから誘導するようなメディアミックスな考え方がマネタイズには必要です。
関連記事:TikTokでフォロワーを増やすアカウント作りのコツとは?個人・企業別の参考例を紹介
参照:TikTokビジネスセンターへようこそ - TikTok公式

LinkedIn(リンクトイン)のユーザー特徴は、BtoBにおいて受注に影響するキーパーソンと繋がりを求めています。実名登録である点が、Facebookに近い傾向を表しており、登録情報も細かくなっています。
日本国内においては、まだ普及前の段階であるため、競合が少なく早めにチェックしておきたい媒体です。
ビジネスでアカウントを運用する場合は、自社のプロダクトや専門家として参考にしてもらえるような「取引に相応しいと感じられる価値ある投稿」が良いでしょう。
トレンドよりも、企業の課題やその解決策にフォーカスした話題が適しています。
参照:Make B2B everything it can be. - LinkedIn

Pinterestユーザーの特徴は、具体的に何かをする際のアイデアを求めています。
つまり、いいね数などのエンゲージメントよりも「実際にアイデアを活用してもらう」ことを重視していることです。そのため、共感を呼ぶことよりも実践的で参考になる投稿が必要です。
ビジネスでアカウントを運用する場合は、特定の専門分野で参考にしてもらえるような体系化されたノウハウ・デザインを投稿すると良いでしょう。
参照:アイデア志向の Pinterest - Pinterest公式
企業においてSNSの運用は、様々なマーケティング施策に繋がる重要なチャネルです。
SNSを運用する重要性を紹介していきます。
SNSは一方的な情報発信だけでなく、ユーザーとのコミュニケーションにも役立ちます。
コメントやメッセージでのやり取りやカスタマーサポートを通じて、ユーザーとの関係を深めることができます。コメントに返信をしたり、ユーザーからの要望に答えたりしながら、ユーザーの疑問や悩みを解決することもできます。
ユーザーとコミュニケーションを深めることで、プロダクトの抱える課題や問題に気づくこともあるかもしれません。
また、ユーザー参加型のイベントを開催することで、密な接触が可能です。
ハッシュタグやフォトコンテストのような形で、ユーザー参加型のイベントを開催することもできるので、ユーザーと密に接することができます。
マーケティングにおいてユーザーに知ってもらうこと、そして企業が意図するイメージをユーザーに植え付けることは非常に重要です。
SNSアカウントを運用することで企業やサービスのブランディングに繋げることが可能です。
発信内容を通じて、ユーザーにどんなイメージで認知してもらいたいのかを考えて運用していく必要があります。
SNSは、企業が自社の独自性をアピールするためのプラットフォームでもあります。
企業は、自社の製品やサービスに対する顧客の反応や評価を把握し、その情報を元に自社の独自性を訴求することができます。
また、SNS上でのキャンペーンやイベントなどを通じて、顧客の関心を引くこともできます。
アカウントをフォローしているユーザーに、新作情報や新機能の紹介をすることで、さらなる購入やステップアップが期待できます。
SNSであればメルマガよりもさらに情報を得ようと思っているユーザーである可能性が高く、SNSでのフォローはナーチャリングに最適です。
SNS運用代理店であればSNS運用のノウハウや、各媒体のアルゴリズムを熟知しているため、投稿のタイミングから頻度や回数、最適なユーザーへの訴求方法で運用することが可能です。
また、SNS運用代理店では独自の分析ツールを利用しているところが多く、SNS運用の成果を可視化、分析することができます。
SNS運用は一見簡単に見えますが、アカウントの設計から投稿内容の作成、分析、ユーザーとのコミュニケーションなど、かなりハードな業務です。
SNSといってもTwitter、Facebook、Instagram、TikTok、YouTubeなど、主要媒体だけでもを担当者1人で網羅するのはかなり大変です。
そこで運用代理店に業務委託することで、担当者にかかる負担を軽減できます。
SNS運用代理店に依頼することで、自社がSNS運用に必要な人材を雇用する必要がなくなり、人件費や研修費などのコストを削減することができます。
また、広告やキャンペーンの配信など、専門的な知識が必要な場合でも、運用代理店が運用してくれるため、自社で運用するよりも配信の幅が広がります。
SNS運用代理店は基本的にプロダクトやサービスへの知見がありません。
例えば「コーヒー」や「化粧品」のように誰しもが普段から馴染みのある商品やサービスであればすぐに対応することができますが、「サップ」「競技用バイク」など、ニッチな趣味やスポーツなどの領域、「医薬品」「NFT」など専門的な知識が必要な領域では、SNS運用代理店に知見のある人材がおらず、表面的な浅い運用しかできないこともあります。
例え知見のある担当者がいたとしても、その担当者が退職したり担当者が変わってしまった場合には、同じ粒度での運用を続けることは困難でしょう。
社内工数として専門知識のところをどこまで担保するのか、どのタスクを運用代理店に依頼するのか、業務の明確化が大事になってきます。
SNS運用代理店によってはアカウントの運用費用が高価な場合もあるので注意が必要です。
前述したように、サービスや商材によっては社内リソースも大きく必要となり、結果コストが削減されないということもありえます。
自社の予算やニーズに合わせた適切な代理店を探す必要があります。
運用代理店の担当者は様々なクライアントを抱えており、こちらからの依頼や問いかけへの返信が遅くなってしまう場合もあります。
SNS運用において、緊急対応が必要な場合もあり、その際になかなか連絡が取れずフラストレーションが溜まってしまうことが懸念点として挙げられます。
運用代理店の実績や評判を確認することが大切です。
これまでにどのような企業や団体のSNS運用を担当してきたのか、どの程度の成果を出しているのか、他のクライアントからの評価や口コミはどうなっているのかなどを調べましょう。
TikTokは得意としているがTwitterはあまり運用経験がないなど、運用代理店によって得意不得意なSNS媒体があるので、運用実績からその辺りを判断するようにしましょう。
運用代理店のスタッフによって、SNS運用の品質や成果が左右されることがあります。
そのため、担当スタッフの経験やスキルについても確認することが必要です。
運用代理店がどのような人材を抱えているのか、どのような研修や教育体制があるのかを調べましょう。
また、営業担当と運用者が同じなのか違うのか、緊急時に対応してもらえるかどうかを確認しておきましょう。
運用代理店の費用はピンからキリまで様々です。
予算や委託したい内容に応じて、相見積もりを取りつつ適切な価格の運用代理店を選びましょう。
事務的な作業が多い場合は価格の安い運用代理店でも対応できる場合もありますが、ブレインとして戦略設計まで委託する場合には、価格の安い代理店では品質に差が出る可能性もあるので注意が必要です。
運用の分析レポートをどのくらいの頻度で、どのようなフォーマットで報告してくれるのかを確認しましょう。
分析結果をしっかりとまとめてもらえない運用代理店に頼んでしまうと、現在の運用が正しいのかどうか、改善し成長していけるのかが不明瞭となってしまいます。
その運用代理店がコンテンツの制作力や、配信に関しての提案力があるかどうかはとても大事になってきます。
常により良いアカウント運用のために提案してくれる運用代理店は、企業を成長させる上でのより良いパートナーとなり得ます。
運用代理店がどのようなサポート体制でバックアップしてくれるのか、コミュニケーションツールはどのようにして運用するのかなど、その辺りが明確になっていると運用を依頼する上での不安要素が少なくなっていきます。
契約期間や料金体系、契約内容を明確にしておく必要があります。
最低契約期間が決まっていたり、解約の場合の事前申請などは確実にチェックしておきましょう。
運用代理店側が作成した投稿クリエイティブの著作権や二次利用など、クリエイティブの扱いなどは特に揉めるケースが多く、契約終了後にクリエイティブが使えなくなってしまったり、別のSNSで展開できないということもあるので気を付ける必要があります。
YouTubeチャンネルの運用代理店については「YouTube運用代行会社はどこへ依頼すべき?外注できる内容や費用相場を紹介」を参考にしてみてください。
今回はSNSアカウントの運用代理店にSNS運用を委託するメリットやデメリット、そして運用代理店の選び方や気を付ける点について解説してきました。
企業においてSNSの運用は、様々なマーケティング施策に繋がる重要なチャネルであるからこそ、信頼できる運用代理店とともに、アカウントを成長させていくことが大事です。
SNS運用代理店はSNS運用のノウハウや、各媒体のアルゴリズムを熟知しているため、最適な運用方法を提案し実行してくれます。
また、独自の分析ツールを用意している運用代理店も多く、インハウス運用で得られない知識やインサイトを得ることもできます。
しかし、プロダクトやサービスの内容がニッチな場合には、運用代理店にも知見がなく、コアな運用ができないという懸念点もあります。
運用代理店にどこまでの運用を依頼するのか、どれくらいの知見があれば成立するのかを考えつつ、最適な運用代理店を探す必要があります。
提案能力、分析の報告フォーマット、サポート体制、コミュニケーション能力、金額などを総合的に考え、自社の運営に寄り添い一緒にグロースしていける代理店を選ぶようにしましょう。
運用代理店側が作成した投稿クリエイティブの著作権や二次利用など、クリエイティブの扱いなどはシビアなため、契約内容については念入りにチェックしすり合わせることをおすすめします。

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NOKID編集部
キャラクターIPの専門メディア NOKID Lab の編集部です。アニメーションとキャラクター制作を手がける株式会社NOKIDの知見をもとに、IPの起用事例やコラボ・ライセンスの実務、業界の動きを解説しています。