2022.07.25

2025.01.21

Instagramのアルゴリズムとは?最適な投稿をするためのポイントを解説

Instagramではどんな画像や動画がユーザーに優先的に表示されるのか、そのアルゴリズムを紐解いていきます。Instagramを用いてブランディングやマーケティングを行う担当者は、そのアルゴリズムを理解した上でコンテンツを設計していく必要があります。

また、Instagramで推奨されていないコンテンツを避けてアカウント構築を行うことも重要です。

Instagramに限らずTikTokなどのSNSも活用していくことで、多くの認知機会を作れます。そのために必要なのは、どういったコンテンツにするか?ということです。

中でもアニメーションを用いた投稿は、実写でただ撮影された投稿が多い中で注意を引きやすいと言えます。詳しくは「【TikTokアニメ】”バズる”アニメーションの特徴とは?大人気アカウントを一挙ご紹介!」で解説していますので、合わせてご覧ください。


YouTubeやTikTokで効果的なPRを行うための「動画広告の設計方法」から「アニメーション動画の活用方法」まで「無料資料ダウンロードページ」で公開中です。多くの自社チャンネル運用、他社チャンネル運用代行を行なってきたノウハウを凝縮したガイドブックを入手してください。


Instagramのアルゴリズムとはマッチした投稿を表示する基準

YouTubeを視聴していると次々に興味のあるコンテンツがおすすめされるように、Instagramのフィードやストーリーズ、リールにおいてもアルゴリズムが構築されており、どの投稿をどんなユーザーにレコメンドするべきか瞬時に計算されています。

Instagramを用いてマーケティングやブランディングをしていきたい方、インスタグラマーとして発信力を強化していきたい方は、Instagramのアルゴリズムを理解した上で、コンテンツを積み上げていく必要があります。

Instagramのアルゴリズムについて解説したページ

出典:Shedding More Light on How Instagram Works - Instagram

Instagramでは2021年6月にアダム・モッセーリ氏の名義で「Shedding More Light on How Instagram Works」というInstagramの仕組みについて解説したページを公開しています。(SEOでいうところの「Google が掲げる10の事実」だと考えていただくと分かりやすいかもしれません。)

アダム氏は、2008年にFacebook社のデザイン部門に入社し、2018年にInstagram代表として抜擢された人物です。

今回はアダム氏が発表した「Shedding More Light on How Instagram Works」を元にInstagramのアルゴリズムを紐解いていきます。

Instagramよりもじっくりと視聴者にコンテンツを視聴してもらい、メッセージを伝えてくにはYouTubeチャンネルも活用するのがおすすめです。YouTubeのアルゴリズムやチャンネル登録者を増やす方法は「知名度もない状態でYoutube登録者数を増やすには。1万人登録アカウントを量産した運用者が解説。」で解説しています。

参照:Shedding More Light on How Instagram Works

アルゴリズムが存在する理由

2010年のリリース当時、Instagramは時系列に1枚ずつの写真が並んでいるだけでした。

しかし、ユーザーが増加していくにつれて、投稿数も多くなり、ユーザーが視認することができるのは全体の30%程度になっていきました。

そこでユーザーにとって興味のある投稿が表示されるように、個人個人の行動や視聴に基づいて投稿がランク付けされるようになりました。

SEOのようにマジョリティを反映させるのではなく、あくまでもパーソナルな興味関心に対しレコメンドしていくアルゴリズムであることがわかります。

関連記事:TikTokで再生されやすい動画パターンは?Instagramアルゴリズムとの違いに沿って解説

Instagramの「フィード」と「ストーリー」のアルゴリズム

フィードとストーリーは、家族や友人など、ユーザーがフォローしている親しい人々の投稿が優先的に表示され、次に興味関心にマッチする投稿が表示されるようになっています。

ユーザーの視聴情報や行動データをInstagramでは「シグナル」と呼称し、その数は数千にもなるといわれています。

シグナルを元に興味関心情報が作成され、ユーザーのフィードとストーリーに表示されるという仕組みになっています。

数千あるシグナルの中でも重要な要素とされるのが以下の2点です。

ユーザー同士の交流

その人がユーザーにとってどれだけ関係の深い人物なのかが重要なポイントとされています。

投稿へのコメントやコメントへの返信、お互いのプロフィールの遷移をどれだけ行っているかなどで判断しています。

前述の「親しい人の投稿が優先されてされる」という指標はこのシグナルから読み取っています。

既にフォローしてくれているファンに対しても「コメント返し」などのコミュニケーションを図ることで、フィード投稿の表示順位が上がる可能性があります。

「いいね!」などのユーザー行動

「いいね!」を押すことやユーザーのプロフィール画像をタップすること、写真を保存、他ユーザーへ共有するなど、ユーザー行動をもたらす投稿がとても重要視されています。

他にもひとつの投稿への滞在時間の差や、コメント欄の閲覧など、シグナルはいくつもありますが、投稿に対するユーザー行動で重要なのは「いいね!」と「写真保存」だといえます。

ECサイトや商品販売に関するアカウントであれば、商品を紹介した画像を保存してもらい、購入タイミングで保存した画像を活用してもらうというようなサイクルが作りやすいのではないでしょうか。

間違った情報は表示位置を下げられる

第三者機関が誤報であると判断した投稿は削除まではされませんが、フィードとストーリーの表示優先度を下げると明記しており、誤報を何度も投稿している場合は、すべてのコンテンツを見つけにくくする場合もあるとのことです。

センシティブな内容を投稿する際には細心の注意が必要です。

投稿前に情報の精査はしっかりと行うようにしましょう。

あわせて読みたい:Instagram広告の超簡単な出し方!集客の効果を○○倍にする方法!

Instagramの「発見タブ(虫メガネマーク)」のアルゴリズム

フィードとストーリーでは親しい人の投稿が優先的に表示されるように設計されていましたが、発見タブでは「新しいものを発見」することにフォーカスした設計になっています。

企業にとっては新規ユーザーからのインプレッションを得ることできる重要な場であるといえます。

過去の「いいね!」「保存」「共有」が重要指標

発見タブに関してもユーザー行動から投稿をランク付けし、ユーザーに興味がありそうな未接触コンテンツをピックアップしています。

過去にそのユーザーが行った「いいね!」「保存」「共有」が一番重要視されており、その投稿を同じように「いいね!」「保存」「共有」したユーザーが興味を持っている投稿が優先的に表示されるようになります。

Instagramのアルゴリズムは投稿された写真や動画が「何についてのコンテンツなのか」までを全て理解しているわけではないため、類似オーディエンスが重要な指標となります。

もちろん投稿テキストやハッシュタグ、どんなユーザーに視聴されているかを元に、その投稿がどんなカテゴリーの内容なのか大まかに判定することはできるようです。

投稿がどれだけ人気があるか

発見タブにおいては投稿の人気度がフィードやストーリーよりも重要となります。

投稿から短時間でどれだけ多くの「いいね!」「コメント」「共有」「保存」をされているかで投稿がランク付けされます。

ユーザーに視聴やアクションされやすい時間に投稿することも重要なテクニックとなります。

Instagramが不適切と考えるコンテンツは掲載されない

コミュニティガイドラインに違反していない投稿でも、発見タブには掲載されないカテゴリーがあるので注意が必要です。コンテンツの例は、以下の通りです。

・人々が戦う様子など、暴力を描写している可能性があるコンテンツ(暴力を露骨に表したコンテンツは削除します)
・透けた服を着ている人の画像など、性的に露骨な表現や性的な内容を示唆するコンテンツ(成人のヌードや性的行為を含むコンテンツは削除します)
・タバコや電子タバコ、成人向け商品やサービス、医薬品など、特定の規制対象商品の使用を奨励するコンテンツ(特に厳しく規制されている対象商品の売買または交換を試みるコンテンツは削除します)
・美容整形を奨励または描写するコンテンツ
・痩身効果を謳うサプリを宣伝するなど、健康関連の主張に基づいて商品やサービスを販売しようとしているコンテンツ

これらの内容に抵触しないように気をつけてコンテンツを投稿していきましょう。

他にも、著作権を二次利用する場合にも注意が必要です。詳しくは「動画の著作権を二次利用するとは?権利範囲や二次創作を解説」で解説していますので、参考にしてみてください。

Instagramリール(ショート動画)のアルゴリズム

良質なコンテンツを積み重ねることで信頼度が上がる

リールも発見タブと同じように、ユーザーがフォローしていないアカウントの投稿が優先的に表示されるように設定されています。

リールではユーザーが「そのリール動画を最後まで視聴してくれるかどうか」を判断基準にアルゴリズムが組まれています。

ユーザーが「いいね!」をした動画やコメント、シェアをした動画からユーザーの関心興味を紐解き、マッチする動画を選別して表示しています。

また、そのリール動画の投稿者の他動画の人気も重要となっており、良質なコンテンツを作り続けることが、多くの人に視聴してもらうための近道であるといえます。

推奨されないリール動画

前述の発見タブのガイドラインはリールにも適用されます。

そのため、発見タブには掲載されないカテゴリーはリール動画でも掲載されない可能性が高いです。

また、政治的な問題に焦点を当てた動画や、政治関係者によって作られた動画も推奨されていません。

低画質な動画やウォーターマーク(透かしのことでロゴやクレジットを表示すること)入りの動画も、マイナスの評価を受ける可能性があります。

企業の投稿では特にウォーターマークについて気をつけるようにしましょう。

<関連記事>
【今さら聞けない!】Instagramリールとは?活用するべき理由とテクニックを紹介
Facebookでも「リール動画」が利用可能に!短尺動画で収益化も!

Instagramのアルゴリズムについてのまとめ

今回はInstagramのアルゴリズムについてアダム・モッセーリ氏の発表した「Shedding More Light on How Instagram Works」を元に解析してきました。

  • フィードとストーリーは、ユーザーが「フォローしている親しい人々(家族や友人など)の投稿」と「興味関心にマッチする投稿」が表示されやすい
  • 重要な指標は「いいね!」だけではなく、お互いの投稿へのコメントやプロフィール画面の行き来など、ユーザーコミュニケーションが重要
  • 発見タブ(虫メガネマーク)では、「新しいものを発見」することにフォーカスした設計になっている
  • 過去にそのユーザーが行った「いいね!」「保存」「共有」を元にユーザーの興味関心を割り出し、マッチするコンテンツを表示させている
  • リールでは、ユーザーが「そのリール動画を最後まで視聴してくれるかどうか」を判断基準にアルゴリズムが組まれている
  • ユーザーの「いいね!」「コメント」「シェア」などの行動をもとに、マッチするリール動画を選別して表示している
  • リール動画では、動画投稿者の全ての動画を総合的に評価しているため、良質なコンテンツを積み重ねていく必要がある

Instagramに限らず、アルゴリズムは日々変化していき、常にユーザーにとって最適な表示となるように進化しています。アルゴリズムの変化については定期的に気にかけるようにしましょう。

マーケティング視点の"作るだけではない"動画企画・制作力

キャラクターを活用したPR、ブランドのイベント企画といったPR活動は、動画制作だけでなく数々のイベントの認知拡大を支援してきた我々NOKID(ノーキッド)なら、幅広いご提案とクリエイティブ制作が可能です。

アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。

動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。

例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。

「初めてのアニメーション制作」「PRまで考慮した映像」をご検討の方はお気軽にご相談ください。

縦型ショート動画はエンタメ感が効果的

現代の視聴者は、無料でコンテンツが手に入り、見たくないものは簡単に非表示にできるため、強制的に見せる従来の広告手法は通用しません。特にTikTokなどのショート動画プラットフォームでは、視聴者の関心を瞬時に引きつけなければならないのです。

では、視聴者の関心を引く投稿にするためにはどうしたらいいのでしょうか?

じつは、アニメーション動画には、つい視聴してしまうようなエンタメ感があります。さらに、実写では伝わりにくいストーリーや抽象的なメッセージを、アニメーションなら表現しやすいのです。

このアニメーション動画に、視聴者の感情を刺激するキャラクターを起用することで、効果はさらに高まります。

ですが、TikTok向けのアニメーション動画を作るのは大変ですよね。そんなあなたにぴったりなのが、当社が提供している「TikTokアニメ」です。まずは、その魅力を以下のレポートを手に入れてチェックしてみてください。



おすすめ記事

基礎知識:企業でアニメーション動画が活用される理由とは?活用事例も解説


事例解説:企業のPRアニメーション動画を制作会社が解説


種類・費用:アニメーション動画制作の種類別の制作料金と活用例を解説


制作技法:インディーアニメの制作費用と仕組みを公開!MVにも使われる人気の秘密を解説


制作工程:実写・アニメーションの映像制作を外注する流れとは?費用や依頼時のポイントをご紹介


依頼方法・コツ:ショートアニメの制作を依頼するコツは?制作会社の選び方をプロがご紹介


依頼リスク:動画制作を依頼するのはリスク?後悔しないアニメーション動画制作の依頼方法を解説


制作会社:アニメーション動画の制作会社は増えている?上手な選び方をご紹介


MV制作:アニメMVで楽曲のファンを増やすには?最新マーケティング手法とMVの作り方を解説


実写比較:アニメーションPRと実写PRの違いとは?自社サービスをPRする最適な方法


企画方法:アニメの企画ってどうやるの?実は企画書のフォーマットは重要ではない理由


制作ツール:今話題のYouTubeアニメーション制作ツールとその特徴とは?


採用動画:多くの求職者を応募に導く!採用アニメーション動画を作るコツを解説


解説動画:アニメーションを用いた動画教材が社員教育に注目されている理由とは?










お役立ち資料無料ダウンロード

【効果的な動画広告をマニュアル化】動画広告設計テンプレート

無料資料ダウンロード

【ゆるキャラの人気を上げる方法は?】発信すべき内容がわかる企画テンプレートガイドブック

無料資料ダウンロード

YouTubeショートアニメ制作完全ガイドブック

無料資料ダウンロード

【基礎からわかる】TikTokアニメ運用ガイドブック

無料資料ダウンロード

NOKID編集部

1000件以上の映像制作実績を誇る株式会社NOKIDの編集部メンバーが監修。キャラクター・アニメーション分野のノウハウやトレンドの活用手法の紹介が得意です。

RECOMMEND