
TikTokをビジネスに活用しようと考える企業担当者の方が増えてきていると感じます。その際、実写ばかりの投稿が目立つことや、顔出しが難しいことから「アニメーション動画」を検討しているかもしれません。
また、年間1,000件以上の制作行っている中で我々が感じるのは、「バズるTikTok投稿の特徴を知りたい」「どんなアニメーション動画を作成すればいいのだろう」といった動画の中身についてお困りの方が多いことです。
そこで今回は、TikTokの媒体特性に沿ったバズるアニメーション動画をテーマに以下を解説していきます。
・TikTokをビジネスで利用するのに適している理由
・TikTokでバズるアニメーションの2つの特徴
・惹きつけられるアニメーションの制作方法
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目次
TikTokをビジネスで利用するのに適している
TikTokは、他のSNSのようにフォローしているアカウントの動画を表示させるよりも「おすすめ」という利用者に合いそうな動画を表示させる画面が最初に開かれます。つまり、「誰かの投稿を見たい」のではなく「TikTokを見たい」という利用者の心理とTikTokの仕組みがマッチしているということです。
じつは、Kantar (カンター)が発表した「グローバル広告エクイティランキング」によると、TikTokは消費者にとって広告好感度ランキング1位となっています。つまり、他媒体に比べて広告によって新しい発見を求めている人が多いと言える結果となりました。それはTikTok利用者の行動を考えると分かります。
こういった状況から、TikTokで広告を出稿し始める企業も増えてきているのです。現在は、アプリ関連が目立つものの「TikTok売れ」という言葉もある通り物販にも十分な効果が得られる可能性を秘めています。
ビジネスならTikTokは実写よりもアニメが良い理由

TikTokアニメーションがビジネスに向いている理由として、「アニメで表現されたキャラクターによって親しみやすさが出ること」「声や見た目など理想に近いキャラクター設計が可能なこと」「再現性の高さ」が挙げられます。具体的には以下の3つです。
- 投稿の多くが実写投稿=目立たない
- 企業としてのパーソナリティを出しやすい=個人なら実写で顔出しが良い
- 自社でやらず外部に任せやすい=撮影の手間、出演者の起用、企画の手間をなくせる
投稿の多くが実写投稿=目立たない
TikTokをご覧になっていればお気づきかもしれませんが、TikTokは基本的に個人の利用者が自身をアピールする場です。そのため、投稿の多くはスマートフォンで気軽に撮影された実写です。実写が多く個人が強くアピールしている中で、投稿を気に入ってもらうのは不利になりがちです。
実写が多いからといって、アニメーションがダメなわけではありません。実写の方が編集の手間が少なく簡単だからです。投稿を目立たせる意味でもアニメの活用は効果的なのです。
実際に当社でもTikTokアニメアカウントを複数運用していますが、順調に反応を得ています。
企業としてのパーソナリティを出しやすい=個人なら実写で顔出しが良い
TikTokやTwitterといったSNSは交流の場です。つまり、パーソナリティを出して好感を得る必要があるものの企業の場合は個人を打ち出しづらいといった難点があります。アニメであれば、出演者としてのキャラクターの容姿、声、テイストなどは自由にコントロールできます。
個人の場合は、自身が広告塔でありアピールして有名になりたいという気持ちから、実写で顔出しをしていることが最適です。しかし、企業の場合は個人を打ち出すよりもブランドや会社そのものを知ってもらいたいものです。だからこそ、キャラクターによってブランドの象徴を打ち出すアニメが適しています。
VTuberが人気となっている現状を考えても、TikTokアニメでキャラクターによるパーソナリティは顔出しが難しい場合でも十分な成果が期待できるのです。
自社でやらず外部に任せやすい=撮影の手間、出演者の起用、企画の手間をなくせる
自社で実写のTikTokアカウントを運用していく場合、撮影の手間や出演者を見つけたり、企画の手間が発生します。TikTokアカウントそのものを伸ばすことが事業であれば問題ありませんが、多くの企業は集客やPRの手段なはずです。そういった時、外部のプロフェッショナルへ運用を依頼することを検討するかもしれません。
しかし、実写では出演者が社員の場合、結局撮影の手間は変わりません。また、その担当者が辞めてしまったりノウハウを共有しなければ属人化が進みます。
アニメであれば、担当者が変わっても外部に委託してある限り同じクオリティで再現性高くTikTokアカウントを構築していけます。企画もプロフェッショナルに任せた方が簡単で確実性の高いものになります。
以上の理由から、TikTokアニメはビジネスで活用するのに適しているのです。
キャラクターは「可愛らしい、カッコ良くてつい見てしまう」など、視聴者にとって親近感が湧きやすく、愛着を持ってもらえることに繋がります。キャラクターを通じてブランドを知ってもらい共感を得られれば、TikTokに飽きてしまったとしても、視聴者がブランドの顧客となり長期的な購買行動に繋がる可能性があるのです。
キャラクターを活用したマーケティングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
TikTokアニメによってキャラクターのIP価値を上げられる
一度制作した動画は半永久的に使用することができます。それだけでなく、制作時にデザインしたオリジナルキャラクターをTikTokで認知させ続けていけば、IPビジネスとしてキャラクター自体が収益を生む状態を作ることも可能です。
IPビジネスの一例としては、サンリオのキャラクター「ハローキティ」が挙げられます。ハローキティはさまざまな企業とコラボレーションを行なうことで、IPビジネスとして他社企業からの利益を得ることができています。
IPビジネスについては下記の記事でさらに詳しく解説をしています。
バズるアニメーションの特徴2つとは
TikTokアニメーションを制作する弊社では、バズるアニメーションの特徴は、次の2つだと考えています。
- 音源や雰囲気に合わせて動画を切り抜き
- オリジナルアニメ × シュールな内容
それぞれについて、次の項目で事例を用いて解説していきます。
kiama.o:音源や雰囲気に合わせて動画を切り抜き
既に公開されているアニメーションを切り抜いて投稿しているアカウントです。動画の音源・雰囲気に合わせた動画が特徴となっており、さまざまなキャラクターを組み合わせて作成していることがわかります。
tasukukoma:オリジナルアニメ✖️シュールな内容
たすくこまさんが投稿しているアニメーション動画は、アニメーションと思わずクスッと笑ってしまう内容の組み合わせにより、視聴ユーザーが目を引きやすい動画となっています。
今話題のアニメやドラマのパロディ、あるあるなどの投稿によって身近に感じやすい効果をもたらしています。
惹きつけられる動画を制作するためには
ここまでで、バズるアニメーションの特徴として「音源や雰囲気に合わせて動画を切り抜き」「オリジナルアニメ✖️シュールな内容」がバズる動画の特徴だと解説してきました。
これまで紹介した2つを意識しつつ、意識的にバズった動画の分析をすることが重要です。ユーザー視点から、「バズった動画の何を評価しているのか」を知ることができれば、オリジナルでも評価されやすい、つまりバズりやすい動画の制作が可能になります。
とはいえ、バズるアニメーション動画の特徴を意識しながら動画制作をするのは、動画編集の知見が必要になるためご自身ではなかなか難しいかと思います。そこで、TikTokのチャンネル運用や広告出稿のためのアニメーション動画制作をお考えなら、外部への依頼も検討してみてはいかがでしょうか。
TikTokショートアニメ制作・運用に困ったら
弊社では、商品や企業の魅力が伝わりやすいアニメーションを1から企画したり、アニメーション制作を行なっております。また、YouTubeチャンネルやTikTokアカウントを自社でも運用してノウハウを蓄積しています。
さらに、登場するキャラクターのIP(知的財産)ビジネスへの展開を考慮した上での企画・制作から配信までのサポートまで対応しております。TikTokアカウントの運用方法や投稿するアニメーション動画のご相談、フォロワーを増やすための広告戦略などについて検討中の方はお気軽にご相談ください。
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