広告を活用して企業や商品・サービスのPRを行う場合、インターネット広告の活用は選択肢から外せなくなってきました。なぜなら、スマートフォンの普及によりテレビやラジオでリーチするよりも多くのターゲットにアプローチしやすくなったためです。
また、マス広告は一方的に情報を発信するのに対し、インターネット広告はユーザーの行動から視聴やアクセスを集める、といった「求める成果に適したユーザーへ配信する」環境が整っています。さらに、無意味な広告配信をカットしやすく、結果も計測可能なことから改善していきやすい魅力があります。
こうした理由から、中小企業〜大企業まで幅広く活用できるということです。
そんなインターネット広告で、企業がPRをする際に重要となるのが「正しいターゲット」と「メッセージ」です。さらに、どういったクリエイティブとして表現するかも大きな影響を与えます。これらが企業や商品・サービスとフィットしなければ印象に残ることもなく、魅力が伝わることは期待できません。
短時間で情報を伝えるためには、動画を活用してターゲットにメッセージを届けていくことが適しています。その特性を活かして広告に動画を活用する企業も増えました。中でも、CG動画を活用した広告は非現実的な表現ができるため印象に残りやすく「楽しんで観れる広告」にすることもできます。
情報過多となり、取捨選択が必要となったユーザーにとっては、観る価値がないと思われてしまえば切り捨てられるだけでなくネガティブな印象を与えてしまいます。
そこで今回は、3DCG動画をどのような意図でPRで活用するのが合っているのか?を解説します。
CG動画全般に関する種類や基礎知識は「映像制作に活用されるCGとは?種類や制作会社を選ぶコツまで解説」で解説していますので、あわせてご覧ください。
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3DCG動画をどんな意図でPRに活用すると良いのか?
PRの目的や広告手法によって、最適な動画の内容や表現は変わります。なんでもできる「なんでも屋」よりも何かを専門とする「専門家」の方が信頼性が感じられるのと同様に、どんな状況にも当てはまる万能な動画は、訴求力が弱まり魅力が伝えきれません。
そのため、目的や広告手法に合わせて内容や表現を考えていくことが効果的なPRを行なう上では大切なポイントです。
3DCGという表現も、すべてにおいて優れているわけではありません。どのような目的で3DCG動画をPRに活用すると良いかを今から解説します。
◯3DCG動画広告は注意を引いて興味を抱かせることに向いている
3DCG動画を活用した広告は、ブランドを知ってもらうことや世界観・考え方を知ってもらうことに適した表現方法です。そのため、商品・サービスの紹介よりもブランドやコンセプトといった抽象的な内容が中心となります。
つまり、多くの費用を掛けてブランドと一貫性があり見込み客が受け入れやすいメッセージ(コピー)や、CG・アニメーションといった表現の部分にも力を入れて制作を行なうケースが多くなるということです。
反対に、ブランドを認知されている状態でセールスを重視する場合には商品・サービスの紹介が中心となります。「販売実績」や「お得感」、「今購入すべき理由」といった条件面を中心に発信します。そのため、世界観などの表現よりも、多くの訴求パターンを「最小限の費用で」「より多く量産する」ことが重視されます。
動画の表現方法と見込み客のフェーズの相性
ここからは、見込み客のフェーズに適した動画表現をお伝えします。必ずしも、その表現でなければならないわけではありませんが、相性の良さを知っておくことでPRを行なう際にスムーズな計画が可能となるため参考にしてみてください。
◯認知にはCG動画広告を活用する
TikTokやYouTubeショートを例に挙げると、ショート動画は多くの人に動画を視聴してもらいやすい=リーチを広げやすいアルゴリズムの特性があります。そのため、チャンネル運用やアカウント運用では、視聴完了される内容かどうかが重要になります。
広告の場合は、このリーチしやすい点を活かして多くの見込み客へサイトへ訪問してもらえるように興味を抱かせる内容を発信していくことが大切です。
なぜなら、初めて自社の広告を見て知ったばかりの見込み客に「今買うとお得です!」と伝えたところで、欲しい気持ちがなく、必要性を感じてもらえていない状態では不快な気持ちにしかならないからです。
つまり、見込み客が直面している課題に気づかせた上で、その商品やサービスが解決することができると理解してもらうことに重きを置くのです。
例えば、副業を紹介するサービスをPRする場合であれば「副業解禁の流れは企業の終身雇用制度が崩壊してきたため」という話から、「副業で困るのは案件を探すこと」といった話に繋げます。そのためには、「クラウドソーシングサイトを使うのが簡単だ」という流れにすることでスムーズに課題の自覚から解決方法までを伝えることができます。
商品・サービス | 問題を自覚してもらうアイデア | 問題を解決するアイデア | サービスに関連する課題 | サービスに関する課題の解決策 |
---|---|---|---|---|
副業を紹介するサービス | 終身雇用制度が崩壊して収入が途切れるリスクが高まってきたため別で収入源を確保した方が良い。 | 収入が途切れても良いように副業で収入源を増やすことで安心できる状態を作ると良い。 | 副業に取り組みたいと思っても忙しい中で仕事を見つけることは難しい。 | 副業には自分のスキルが必要だが仕事を見つけるのは自分でなくてもプロに代行してもらえば良い。 |
この状態になってから、ようやくクラウドソーシングサイトの中でも「商品・サービス名=◯◯」がおすすめです。といった、最も伝えたい売り込みが受け入れてもらえるのです。
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◯育成にはキャラクターアニメーションを活用する
一度サイトに訪れても、見込み客の記憶に残らなかったり販売であれば購入には至らないケースがほとんどです。重要となるメッセージを何度も適したターゲットへ伝えていくことで、見込み客の意識が変わっていくのです。
見込み客との適切な接触回数(フリークエンシー)は、見込み客の状況や持っている知識などにより異なるため明確な正解はないと言えます。目安としては3〜7回程度は必要な場合がほとんどです。1回見ただけでも他の商品やサービスを申し込もうと思っていた見込み客であれば購買に至る場合もあるでしょうし、10回見たところでようやく購買に至る見込み客もいるでしょう。
購入に至るまでには、見込み客が自分にとって必要だと自覚して欲しいという欲求が生まれている必要があります。そのため、見込み客にとって商品やサービスが必要だと自覚するための内容を伝えていくことがブランドの理解を促すためには必要となります。これを一層伝えやすくする上でアニメーションを活用することがおすすめです。
なぜなら、アニメーションであれば3DCGほどのコストを掛けずに実写よりも自由な表現ができ、抽象的なメッセージが伝えやすいためです。
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◯獲得にはモーショングラフィックスを活用する
そして、興味を持ってサイトを訪れた見込み客には、今購入すべき理由となる「今登録するとこんな特典が貰えます。」などの特別なオファーを、リターゲティング広告で提示してあげることでスムーズに購入まで進められるのです。
この場合は、既に自社のことを知っているためCGなどで興味を抱かせたり非現実的な表現を用いる必要はありません。直接的にシンプルなメッセージでアプローチすれば伝わるためです。
つまり、モーショングラフィックスのように短期間で量産しやすくメッセージが伝わりやすい表現が適していると言えます。
このように、一概にこの動画表現が良いというわけではなく、ファネルや見込み客の状態に合わせて使い分けることが大切であると理解していただけたはずです。しかし、これらを考えるのは簡単ではありません。
そこで、弊社で活用している動画広告の設計マニュアルも「資料ダウンロードページ」で公開しているので参考にしてみてください。
3DCG広告と相性の良い動画広告手法
インターネット広告には大きく分けて、新規でアプローチしてサイトに呼び込むリーチ広告と、一度サイトに訪れた見込み客に広告を表示するリターゲティング広告の2つが存在します。
この2つの使い方や繋がりを理解しておくことで、どう広告を展開していくべきか、どんな広告クリエイティブを使い分けるのが良いか、が分かるようになります。
◯一度もサイトに訪れたことのないユーザーへの広告配信
一度もサイトに訪れたことのないユーザーには、他社よりも注意を引かなければ印象にも残らずサイトへ来てもらうことはできません。どれだけ良い商品・サービスがあっても知られていなければ「ユーザーにとっては存在しない」ことと同じです。
広告は、「誰に」「どんなメッセージを」届けるかが特に重要ですが、これらが正しい状態であれば、3DCGによる表現力はユーザーに興味を持ってもらう上で優位に働くでしょう。
◯再度サイトへの訪問を促したいユーザーへの広告
一度サイトに来て離脱したユーザーにも、あとから申し込みを行うようなユーザーが一定数存在します。3DCGの表現力を活用することで、その「あとから」のタイミングにブランドを想起してもらったり、迷っているユーザーに改めてアプローチする機会を作りやすくなるといった点で相性が良いと言えます。
例えば、一度その広告を見てサイトへアクセスして途中でブラウザを閉じてしまった場合には、見込み客にとっては次に同じ広告を見た際に「新しい発見」がなくなります。常に新しい発見となるように、3DCGのような表現方法を工夫することで接点を持ち続けることが重要です。
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インターネット広告で企業が陥りがちな問題とは?
ここまでに、3DCG動画を活用した広告が見込み客からの注目を集めやすい表現方法であることをお伝えしました。この特性は、企業が陥りがちなインターネット広告の運用面における問題にも関係してきます。その問題とは、以下が挙げられます。
・リターゲティングなどの効率重視の運用になりがち
・改善を繰り返さず途中でやめてしまう
それぞれについて見ていきましょう。
◯リターゲティングなどの効率重視の運用になりがち
効果の悪いものを切って効率の良いものだけを残していく運用方法は、ボリュームが落ちていき効果も悪化していきます。
特に運用型広告などの場合には、一度もサイトに訪れたことのない新規ユーザーへ接触する機会を作る手法がありますが、効率だけを見れば非常に悪いため配信を止めてしまいがちです。
ですが、この部分の配信を止めてしまえば他の手段で新規ユーザーとの接点を作り、サイトへ誘導しなければならず結果的に一層効率が悪くなるケースがほとんどです。
つまり、リターゲティングなどの一見すると効率が良い手法だけを残す場合には、新規ユーザーとの接点が減ってしまうため同じユーザーばかりに広告を表示させて不快にさせているだけという状況になるということです。
出稿金額がオークション制となっている場合には、費用が高い方が有利となります。もちろん、広告の反応率なども考慮して総合的な評価で表示されやすさは変わってきますが、他社よりも多くの資金を投入できることは有利なのは間違いありません。
◯改善を繰り返さず途中でやめてしまう
インターネット広告では、複数の広告クリエイティブパターンを出稿してより効率良く効果を発揮するものへ最適化していくことが可能です。ですが、一定期間だけ検証を行い良いパターンが分かってくると改善を止めてしまうケースがあります。
インターネット広告とは言え、広告を見るのは「人」です。つまり、状況は常に変化していくため改善をやめてしまえば一時的な成果しか生まないということです。
例えば、一時的に最も効率の良い広告クリエイティブがあったとしても、そればかりが表示されていればユーザーも飽きてしまい興味を失ってしまうためです。
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新規ユーザーへ適切なアプローチを行なうコツ
◯ニーズとウォンツを理解する
PRなどの際に適切なアプローチを行なうためには、どのようにしたら「欲しい」「参加したい」「応援したい」などの欲求を生み出せるかを意識することが大切です。そのためには、ニーズとウォンツの違いを理解することが大切です。
生活必需品などのように、人が必要だと感じるもの(課題・目的)がニーズです。こうした「必要だから買う(課題・目的)」といった場合は「より条件の良いもの」が基準となりがちなため価格競争になりがちです。
一方、ウォンツはニーズを満たす手段に対しての欲求です。この欲求があることで、他社ではなく自社が選ばれる状態になり、それに見合った価格での販売も実現できます。
例えば、保険などの「あると良いが必須ではないもの」は非常に販売が難しいと言われています。そういった顧客にメリットを伝えても、「良い(必要性)ことは分かったけど今はいらない」という状態になってしまいます。
ですが、もしなかった場合にどれほどのリスクが発生して損失や手間によって苦痛を味わうことになるかを伝えることで、欲求が生まれることが期待できます。
このように、広告ではメリットを伝えれば必ずしも良いわけではないというのを多くの人は知りません。自社の見込み客にPRする際にはニーズとウォンツを区別して適した広告を作りましょう。
3DCG動画広告で見込み客に興味を持ってもらう内容とは?
見込み客から興味を得るための動画広告では、どのような表現方法が良いでしょうか?それは見込み客にとって楽しいか?または役に立つか?という視点が必要です。
そのため、一概にこれが正しいといったものは存在しませんが、人が興味を抱くものにはいくつかのパターンがあります。
・新しい発見
・非現実的な体験
・役に立つ情報
・常識が覆る内容
これらに沿った内容・表現を考えていくことで、見込み客に興味を抱かせやすくなります。
中でも、CG広告はこれらの要素を満たしているため、見込み客の注意を引き興味を抱いてもらいやすい表現です。なぜなら、VFXなどの非現実的な表現が可能となることでコンテンツとして楽しめるものになりやすいからです。
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3DCG動画広告の制作を低コストに抑えるには?
広告の本質的な目的は認知してもらうことです。そのため、必ずしもハイクオリティなものを追求する必要はありません。PRをする上で、クオリティよりも複数のパターンを制作する方が優先される場合もあるということです。
ハイクオリティなものを求める場合も、そうでない場合でも掛けた費用以上に業績アップができなければ意味がありません。この点において、制作費用を抑える努力も非常に大切になります。
◯CC動画素材を自社で用意する
制作費用を抑える方法はいくつかありますが、CG動画を作成する際に使用するCG素材が手に入るサイトを活用すると良いでしょう。
例えば、以下のようなサイトでCG動画素材が手に入ります。
amanaimages(アマナイメージズ)
MotionElements(モーションエレメンツ)
NHKクリエイティブ・ライブラリー
Pixabay
Pixta
Physical-i(フィジカルアイ)
※商用利用の際は、規約を必ず確認しておきましょう。
これらのサイトで、予め素材を確保しておくと制作会社へ依頼する際にもイメージが伝わりやすくなりおすすめです。
◯個人クリエイターではなく制作会社に依頼した方が良いのか?
動画が作れることと、視聴者が観たくなる動画を作ることは大きく異なります。制作を依頼する場合、個人のクリエイターに直接依頼する方が費用も抑えられて良いと考えるかもしれません。
ですが、制作会社に依頼することにも意味があるのです。広告や映像作品は、脚本やテーマといった動画の中身が重要です。動画は伝えるメッセージと、それに合わせた表現方法の組み合わせです。そのため、動画を作れるだけでは見込み客からの反応を得る点では足りません。
また、ナレーションやBGMなども手配が必要となるため、個人に依頼する場合は各依頼先とのやり取り、スケジュールに沿った進行管理といった業務も発生する場合があります。
こうした理由から、商品・サービスの広告に動画を使いたいといった場合には、手間を減らす点だけでなく「見込み客の反応を得る内容を考える点」においても制作会社と協力して作り上げていくのが良いのです。
反対に、内容は完成していて「言う通りに制作するだけ」であれば、クラウドソーシングなどで活動している個人に依頼することでコストを抑えて制作できます。
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美しいだけのデザインではPRの効果が薄い
どれだけ良い商品・サービスがあっても知られていなければ「ユーザーにとっては存在しない」ことと同じです。広告は、「誰に」「どんなメッセージを」届けるかが特に重要ですが、これらが正しければ3DCGによる表現力はユーザーに興味を持ってもらう上で優位に働くでしょう。
また、多くのデザイナーはPR・販売などを専門としているわけではないため、得意ではない場合がほとんどです。業績アップよりも美しさを大事にしていることが一般的です。そのため、普通のデザイナーに任せると「綺麗だけど反応がない」という動画が出来上がってしまうこともあります。
しかし、「PR向けの動画制作」は美しさだけではなく以下の視点も考慮して作る必要があります。
・商品の価値が伝わるか?
・顧客はどのように理解するか?
・顧客をどう誘導するか?
・顧客にどのような行動を求めるか?
ですが、これを実現するためにはPRとマーケティング、さらには動画制作の知見がそれぞれ必要となります。
コロナ禍の影響で、オンラインでのPRが前提となってからは動画を活用する企業も増えていますが、その多くがデザインばかりを重視したものとなっています。見栄えが良く「なんとなく」美しいデザインと構成を作っているだけで、見込み客の感情を刺激できていないのが現状です。
そして、だからこそチャンスだと言えます。多くの競合が見栄えだけに気を取られている間に、自社では見込み客を軸に「適したメッセージ」とCGを活用した「注目を集める表現」を設計しておくことで、有利な状況を作り出すことが可能ではないでしょうか。
効果的な動画広告を作るポイントをまとめた資料は「資料ダウンロードページ」で公開しているので参考にしてみてください。
PRイベントの企画ならNOKID
PRイベントの企画は、動画制作だけでなく数々のイベントの認知拡大を支援してきた当ブログを運営するNOKID(ノーキッド)がおすすめです。おすすめのポイントは以下のような点です。
1.2,000名を超えるNOKID審査基準を満たしたクリエイターによる幅広いテイストへの対応力
アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。NOKIDでは、独自審査を通過したクリエイターによって幅広い要望にお応えできます。
2.PR方法までを考慮した"作るだけではない"動画企画・制作力
動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。
例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。
反応が取れるからといって、ビジネスにまったく繋がらない「奇抜な投稿」では制作費用を掛けても企業の価値が上がることはほとんど考えられません。
3.イベント・プロジェクト企画からPRまで対応可能な企画力
イベントの成功には、どれだけの見込み客にイベントを知ってもらい、興味を持ってもらえるかがカギを握ります。素晴らしいイベントであったとしても、上手くPR活動を行わなければ知られることはなく盛り上がりにかけた状態で終了を迎えます。
NOKIDでは、どのようにオンラインでイベントを認知させていくか、そのために適した動画はどんな内容にすべきか、といった企画から支援してきました。
SNSを効果的に活用することで、イベント開催前から認知を広げるだけでなく、開催期間中にも飽きさせず盛り上がりを演出することで「参加はしていないユーザーにも興味を持つきっかけを作る」ことまで工夫を凝らしました。
4.NFTなどの最新技術をいち早く実行して蓄積された変化への対応力
NFTなどの最新技術も積極的に取り入れて、PRに活かすよう心がけております。上図のようにカンファレンスへも登壇することで情報の発信も行っております。
ぜひ、制作実績をご覧になってどういった表現ができるかを確認してみてください。
3DCG動画広告についてのまとめ
・3DCG動画広告は注意を引いて興味を抱かせることに向いている
・3DCG動画は広告を初めて見るユーザーへ配信するのがおすすめ
・見込み客に興味を持ってもらうには新たな発見や役に立つ情報であるか意識する
PRをするためには、動画が作れるだけでなく動画視聴者へ何をどのように伝えるかも考える必要があります。
我々NOKIDでは、PRをマーケティングの視点でも考えることで視聴対象者に合わせたメッセージと配信先の選定まで支援可能です。これにより、配信先の媒体特性を考慮した構成にしたり、インターネット広告の最適化を前提とした複数パターン制作の考え方などの依頼通り制作するだけではない柔軟なクリエイティブパートナーとして活用していただくことができます。
動画広告は、見込み客の状態や広告手法に合わせて使い分けることが大切です。しかし、実際に考えるのは簡単ではありません。そこで、我々がどういった動画表現やメッセージが適しているかを個別で意見をお伝えする機会を設けています。
今後、制作する予定の動画の内容や表現が適しているのかを客観的な視点から改めて見直してみませんか?
まずは以下のお問い合わせからご連絡ください。
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