近年増え続けており一度は目にしたことがあるかもしれない「漫画動画」ですが、YouTube広告に活用するケースも同様に増えています。漫画動画とは、スライドショーで漫画を動かした動画に、ナレーションを足して作成された動画のことを指します。
そんな漫画動画は数分〜数十分と一定の長さがあります。そのため、YouTube広告で漫画動画を配信しても「広告は短尺で簡潔な方が良いのでは?」といった疑問があるかもしれません。
そこで今回はYouTube広告に漫画動画を活用するメリット・デメリットとは何かについて、詳しく解説します。
漫画動画の作り方は「漫画動画の作り方を制作会社が解説!何が最も大変なのかを知っておこう」で詳しく解説しています。
Youtube広告で漫画動画が増えた理由
では、なぜ漫画動画の人気が高まってきているのでしょうか。その理由は主に3つあります。それぞれについて、次の項目で詳しく解説していきます。
ユーザーへの親近感が上がりやすい。
1つ目の理由は、何といってもYoutubeとの相性の良さでしょう。通勤・通学の途中に満員電車の中で見たり、リモートワークの休憩時間に見たりなど、Youtubeは少しのすきま時間で見ることができます。
すきま時間にYoutubeを開いたときに、面白い漫画動画が流れてきたら、ついつい時間を忘れて見入ってしまいますよね。漫画は視認性も高く、視聴者に意図が伝わりやすいコンテンツです。Youtubeチャンネルで漫画動画に特化したものが多いのも、Youtubeとの相性の高さが理由といえるでしょう。
撮影時のリスクを回避できる
最近では国内の新型コロナウイルスの蔓延により、言わずもがな自粛ムードが高まっています。「非対面・非接触」の時代へと移り変わる中で、映像業界においても例外ではなく、撮影の際に多くの人と接触してしまうことから、制作工程に大幅な遅れが生まれてしまうこともありました。そんな実写に影響がある中で、映像業界においても動画コンテンツのあり方が見直されるきっかけとなり、リアルの人ではなくアニメーションMVを起用することが増えてきたのです。
キャスティング・撮影機材が不要
漫画動画の制作が増えたことの3つ目の理由として、制作コストが下がってきていることが挙げられます。
理由の2つ目に述べたとおり、実写よりも少ない人数での制作が可能になる漫画動画の制作では、コロナ対策においても有効な手段です。
このように、制作スタッフが少なくて済むことから、人件費が削減することができ、さらに撮影機材が不要なことから、制作のコストを下げられるというメリットがあります。
デメリットは制作進行が大変なこと。
しかしながら、漫画動画の制作ならではのデメリットももちろんあります。この項目では漫画動画制作のデメリットについて確認していきましょう。
漫画動画制作ならではのデメリット。それは、デイレクション工数です。
実写だったら1回の撮影で終わるものの、漫画の場合、脚本、コンテ、コマ割り、漫画家斡旋、などディレクション工数が非常にかかってしまいます。
▼漫画ならではの工程まとめ
- 脚本
- コンテ
- コマ割り
- 漫画家斡旋
また、漫画動画の制作において動画の印象を決める漫画家やナレーターの技量は重要です。もちろん、技量がある漫画家やナレーターに依頼するには高額になる場合がありますので留意が必要です。
クラウドソーシングサービスでも格安で依頼することができますが、あまりに格安の料金である場合、連絡や確認が迅速に行えず、信頼に値しない場合もありますので、依頼する場合には慎重な判断をするべきでしょう。
これらを考えたうえでの依頼が必要となり、漫画動画制作においてディレクション進行が非常に大変になるのです。
漫画動画の作り方は5つの工程に分けられる
そもそも、漫画動画の制作工程には大きく分けると5つの工程があります。
ステップ1:脚本・シナリオ作成
ステップ2:漫画イラストの制作
ステップ3:アニメーション化
ステップ4:ナレーションの読み上げ(声の吹き込み)
ステップ5:動画編集
漫画動画を作る際の各工程については「漫画動画の作り方を制作会社が解説!何が最も大変なのかを知っておこう」で詳しく解説しています。
漫画動画を制作会社に依頼する
これまで、漫画動画制作におけるメリットとデメリットを見てきました。デメリットである、ディレクション進行が難しいという内容を見て、デイレクションを進める自信がない方には、漫画動画制作会社に制作を依頼してみてはいかがでしょうか。
弊社でも、漫画イラスト制作、声優によるアテレコなどの必要な業務を一貫して行ないます。
お問い合わせや資料ダウンロードは以下のボタンからお気軽にご連絡ください。
NOKIDの制作実績:https://nokid.jp/works/
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