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ゆるキャラの成功事例と作り方を解説!キャラクターでPR効果を生むには

地域活性化において、ゆるキャラは重要な役割を担います。なぜなら、ゆるキャラが地域の個性や特色を象徴し、住民や訪問者に親しみやすい存在となることで、地域を好意的に受け取ってもらえるからです。

例えば、くまモンは熊本県の魅力を全国に広めることに成功しました。くまモンのキャラクターが地域産品のPRや観光振興に貢献した結果、経済効果は計り知れません。

しかし、読者の中には「私たちの地域には特徴がないから、ゆるキャラを作っても意味がない」「どうやってユニークなキャラクターを作ればいいの?」と考える方もいるでしょう。しかし、重要なのは大きな特徴を持つことではなく、地域固有の小さな特色や文化を表現することです。ゆるキャラは、地域の小さな特色を大きな魅力に変える力を持っています。

地域活性化を目指す際には、単にキャラクターを作るだけではなく、そのキャラクターをいかに地域に根差した活動に結びつけるかが重要です。地域のイベントや商品のPRに積極的に取り入れることで、ゆるキャラはその地域の象徴となり、地域経済の活性化に寄与することができます。

実際にゆるキャラを作る際には、地域住民の意見を取り入れたり、地域の歴史や文化を反映させたりすることが重要です。こうすることで、地域住民との一体感を生み出し、より一層の活性化を図ることが可能になります。

そこで今回は、「ゆるキャラの成功事例」を参考に、キャラクターでPR効果を生むための方法を解説します。

キャラクターのようなIP活用するメリットは「【制作会社が解説】IPビジネスがアニメ事業のチャンスに!自社IPの可能性とは?」がおすすめです。


キャラクターを「自社に合う見栄えか?」だけで作っても、顧客から受け入れられないことがほとんどです。なぜなら、ユーザーは多くの情報に晒されており、自分が興味を持つものしか見ないからです。興味を持つことは、共感したり何らかの感情的な刺激が必要になります。そのためには、キャラクターの人格や設定などが重要だということです。魅力的なキャラクターを作る要素などの「キャラクター作りのポイント」を「無料資料ダウンロードページ」で公開中です。ぜひ活用してみてください。


目次

地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"とは?

ゆるキャラ(ご当地キャラ)とは、その名の通り地域のマスコットキャラクターとして、親しみやすく「ゆるい」印象を持つキャラクターのことを指します。都道府県の名産や特色をキャラクター化したような存在で、地域の知名度向上や広報担当のような役割を持っている場合もあります。

最近では企業のPRキャラクターとして"ゆるキャラ"のようなマスコットキャラクターが採用されることもあります。

ゆるさを持つ意味は?

この「ゆるさ」には深い意味が込められています。ゆるキャラは、一見すると単純なデザインや、少々ぎこちない動きが特徴ですが、その背後には地域の特色や魅力、歴史を反映した独自のストーリーが存在して町おこしに貢献しています。

一方で、ゆるキャラ作成やプロモーションにかかる費用、キャラクターの乱立による市場の飽和など、さまざまな課題も存在します。そのため、ゆるキャラを成功させるためには、ただ単にキャラクターを作るだけではなく、その活用方法やプロモーション戦略、さらには地域との連携など、多角的な視点からのアプローチが求められます。

地元住民がファンになることも重要となる

また、ゆるキャラは地元の顔ともなるため、地元住民にとっても大切なものとなります。そのゆるキャラを「使う」か「使わない」かの判断も、地元の自治体の判断となってきます。その判断には、予算だけでなく、地元の顔としてのゆるキャラの存在をどう生かすか、という視点も必要となります。

ゆるキャラは、これら多面的な要素を持つキャラクターです。その「ゆるさ」の中には、地域の魅力や特色、そして地域との深い結びつきが表現されています。そのため、ゆるキャラは単なるキャラクター以上の、地域と深く結びついた存在と言えるでしょう。

関連記事:顧客のファン化とは?ブランドにとっての効果や手法まで紹介

地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"の作り方・コツ

ゆるキャラの作成においては、そのキャラクターが地域の象徴となることが重要です。そして、地域の文化や特色を反映した上で、親しみやすさも持つ必要があります。このために、デザインの過程では地域の歴史や特産品、自然環境などを考慮に入れることが大切です。

  • ご当地の魅力を反映する
  • 親しみやすさを反映する

例えば、地域特有の動植物や伝統的な祭り、方言などをモチーフにすることで、地域固有の魅力を表現できます。それぞれを詳しく見ていきましょう。

ご当地の魅力を反映する

ゆるキャラは、地域の魅力や特色を全国に伝える大切な役割を担っています。そのため、キャラクターのデザインには地域の魅力が如実に反映されるべきです。例えば、地域の自然景観をデザインに取り入れたり、伝統文化や歴史的な背景を表現することで、その地域の特徴を伝えることができます。

また、地域の名産品や観光スポットをモチーフにすることで、その地域の知名度や魅力を全国に広めることが可能になります。さらに、地元の人々とのコミュニケーションを通じて、地域の意見や要望をデザインに反映させることも、地域密着型のゆるキャラを創る上で大切なポイントです。

親しみやすさを反映する

キャラクターが持つべきもう一つの重要な要素は、親しみやすさです。ゆるキャラはその名の通り「ゆるい」感じが魅力であり、そのためには親しみやすい表情やフォルムを持つことが必要です。

なにより、ゆるキャラに限らず多くの人に人気となるキャラクターには、作り込まれたデザインよりもシンプルで小動物のように目が離せない印象を持っています。

子供から大人まで幅広い層に愛されるようなデザインを心がけることが、ゆるキャラ成功のカギと言えるでしょう。

地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"を作る手順

具体的にゆるキャラを作るためのステップを紹介していきます。基本的には、企業のマスコットキャラクターを作る場合と考え方は似ています。

  • ①コンセプトの確認
  • ②キャラクターの設定(ペルソナ)をつくる
  • ③地域×設定に沿ってイメージ(ラフ画)を作成する
  • ④ラフ画に沿って詳細に描き起こす
  • ⑤仕上げ

それぞれのステップを解説します。

①コンセプトの確認

どのような目的で「ゆるキャラ」をつくるのかを入念に確認しましょう。

例えば、富士山にちなんだ「ゆるキャラ」をつくり、目的を富士山への観光客増加とします。

その場合、富士山の魅力を伝えていくだけではなく、近隣観光施設や宿泊施設などとも連携してPRをしていく必要があるかもしれません。

では具体的にどんなことを行うのか、どのようなキャラだとそれが達成できるのか、逆算して構築していく必要があります。

②キャラクターの設定(ペルソナ)をつくる

コンセプトが決まったら、キャラクターの表情や性格、話し方などを決めましょう。

さらに年齢や性別、職業や家族構成などペルソナ(キャラクターの細かい設定)を構築し、イメージを具現化させていきます。

③地域×設定に沿ってイメージ(ラフ画)を作成する

キャラクターのイメージができたら実際に描く行程に入りますが、いきなり完璧を求めようとすると制作が大変になる場合もあるので、簡単なイメージ図としていくつか描いてみましょう。

イメージとマッチする雰囲気がつくれたら描き起こしへと移行します。

④ラフ画に沿って詳細に描き起こす

色をどうするか、線の太さはどうするのかをイメージした後に作成をするとスムーズです。

ラフ画の作成の段階でイメージが整わないままだと描き起こしをしても満足に仕上がりません。

言葉で説明するのは簡単ですが、想像以上に大変な作業です。

⑤仕上げ

ラフ画とのイメージがコンセプト通りのイラストとなっているかどうかをチェックします。

キャラクターづくりは細かい作業が多く、知識や器用さだけでなくセンスも求められます。

とはいえ、絵が描けないとしても、ゆるキャラを作ることは可能です。

関連記事:ファンのできるキャラクターはどうやって作るの?特徴や作り方のコツを紹介

地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"を作成するメリット

なぜ、ゆるキャラが自治体を中心に企業でも作られているのでしょうか?その理由は、以下が挙げられます。

  • 自由なビジュアル作成が可能
  • スキャンダルリスクが低い
  • 低コストで大きなPR効果を生む

大手企業を中心に、商品やサービスの販促に著名人が使われることがあります。しかし、スキャンダルによって逆にイメージ低下を引き起こすリスクがあります。さらには、費用もかなりの高額となり相応のシェアがなければキャスティングが難しい現実があります。

これらの理由から、ゆるキャラが自治体や企業で作られていると考えられます。それぞれの詳細を見ていきましょう。

自由なビジュアル作成が可能

ゆるキャラは「可愛らしさとゆるさがある」キャラであれば、自由なビジュアルでキャラクターを作成することが可能です。

これまで、都道府県や地域の形をモチーフにしたり、特産物や名物の形をモチーフにしたり、個性豊かなキャラクターが生み出されてきました。

スキャンダルリスクが低い

ゆるキャラはあくまでもキャラクターであるため、芸能人やタレントなどを採用した場合と異なり、不倫騒動や傷害スクープなどのスキャンダルが起こりにくいといえます。

また、起用したタレントが引退などで降板した場合、新しいキャストでゼロから知名度や活動を積み重ねなければならないリスクもあります。

低コストで大きなPR効果を生む

ゆるキャラは一度キャラクターが完成すれば追加コストは大きくありません。

個性的なキャラクターはSNSやメディアでも拡散対象となりやすく、大きなPR効果を生み出すポテンシャルを持ち合わせています。

関連記事:キャラクターを活用するメリットとは?デメリットや効果も解説

地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"を作成するデメリット

反対に、ゆるキャラを活用した地域活性化には、予想外のデメリットが潜んでいます。多くの地域がゆるキャラを通じてのブランディングや観光客の誘致を試みていますが、成功例ばかりではないのが現実です。

ゆるキャラには以下のようなデメリットが挙げられます。

  • キャラクターの制作費だけでなく活動費用がかかる
  • 過度な期待が裏切られるケースが多い
  • 地域のイメージとの不一致・悪影響になることもある

それぞれ見ていきましょう。

キャラクターの制作費だけでなく活動費用がかかる

まず、ゆるキャラ制作と維持には予想以上の費用がかかるという問題があります。特に、キャラクターデザインの開発、グッズ製作、イベント出演などには、大きな予算が必要となります。

しかし、これらの投資が直接的な収益に結びつくとは限らず、地域の財政に負担を与えることもあり得ます。

過度な期待が裏切られるケースが多い

また、過度な期待による失望も懸念されます。ゆるキャラが地域経済や観光に与える影響は限定的であり、これを地域振興の切り札と捉えることは危険です。不当な期待は、結果として地域住民や関係者の間に失望を生み出し、プロジェクトの失敗につながることもあるのです。

さらに、ゆるキャラの人気は一過性のものになることがあります。一時的に注目を集めても、長期的な地域活性化につながらない場合があります。

地域のイメージに沿わず悪影響になることもある

ゆるキャラは地域のシンボルとして機能するため、そのキャラクターが地域の文化や歴史、イメージと合致しない場合、逆効果になるリスクが存在します。

例えば、歴史的に重要な地域であるにも関わらず、その地域のゆるキャラが歴史と関連の薄い、軽薄な印象を与えるデザインの場合、地域の品格を損ねることになりかねません。これは、地域住民の誇りや地域に対する外部からのイメージを損なう結果を招きます。

さらに、不適切なキャラクターデザインは、地域の間違ったイメージを定着させることもあります。一度定着したネガティブなイメージは、地域の魅力を伝える上での障害となり、長期的な観光振興や地域ブランディングの妨げになることもあります。

こうしたデメリットを踏まえた上で、ゆるキャラを活用する場合には、デザインや設定の十分な計画と予算管理、地域住民とのコミュニケーションが必要です。一時的な話題作りではなく、地域の長期的なビジョンとの整合性を考え、持続可能な活動を心がけることが求められます。

地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"を自治体のPRに活用する

マーケティング戦略としてのゆるキャラ活用

ゆるキャラの活用は、企業のマーケティング戦略において大きな効果を発揮します。その理由は、ゆるキャラが持つ「親しみやすさ」や「覚えやすさ」が、消費者との強い結びつきを生むからです。特に、一般の個人消費者向けのマーケティングにおいて、ゆるキャラの活用は非常に効果的です。

具体的な例として、ゆるキャラを用いたLINEスタンプやWeb漫画、アニメ映像などの展開が挙げられます。これらのメディアを通じて、ゆるキャラは企業のブランドや商品を消費者に親しみやすく伝える役割を果たします。また、ゆるキャラがSNSや商品のプロモーションなどに活用されることで、広告効果を高めることができます。

しかし、一方で、ゆるキャラを活用するためには、そのキャラクターの「キャラ付け」が重要となります。名前や性格、生い立ちや家族構成、さらには好きな食べ物や趣味といった設定をしっかり考えることで、「キャラ立ち」させることが可能になります。そして、そのキャラクターが企業のブランドや目的、ターゲットに合わせた親和性の高いデザインであることが求められます。

以上のように、ゆるキャラをマーケティング戦略に活用することで、企業は消費者との強い結びつきを生み出し、広告効果を高めることができます。そのため、ゆるキャラの活用は、企業のマーケティング戦略において非常に有用な手段と言えるでしょう。

企業がゆるキャラを作る効果は?

企業がゆるキャラを作ることには、多くの効果があります。まず、ゆるキャラは、その視覚的な魅力と個性により、人々の注意を引きつけることができます。そのため、ゆるキャラを通じて企業の商品やサービスをPRすることで、広告効果を高めることができます。

また、ゆるキャラを通じて企業の価値やビジョンを伝えることで、企業のブランドイメージを強化することも可能です。さらに、ゆるキャラは、企業と顧客との間に感情的なつながりを生むことができ、その結果、顧客のロイヤルティを高めることができます。

一方で、ゆるキャラを作るためには、そのキャラクターの「キャラ付け」が必要となるハードルがあります。名前や性格、生い立ちや家族構成、さらには好きな食べ物や趣味といった設定をしっかり考えることで、「キャラ立ち」させることが可能になります。そして、そのキャラクターが企業のブランドや目的、ターゲットに合わせた親和性の高いデザインであることが求められます。

以上のように、企業がゆるキャラを作ることには、広告効果の向上やブランドイメージの強化、顧客のロイヤルティ向上といった多くの効果があります。しかし、その一方で、ゆるキャラの作成には、キャラクター設定の工夫やデザインの親和性など、様々な要素が求められます。そのため、企業がゆるキャラを作る際には、これらの要素を十分に考慮することが重要となります。

ゆるキャラで地域を盛り上げる「町おこし」の新たな一手

ゆるキャラは、地域を盛り上げるための新たな一手として注目を集めています。その理由は、ゆるキャラが持つ「親しみやすさ」や「覚えやすさ」が、地域の魅力を伝える力になるからです。特に、地域の特色や魅力を反映したゆるキャラは、地域のPRに大いに貢献します。

具体的な例として、ゆるキャラグランプリで高評価を得た「くまモン」が挙げられます。熊本県をPRするために作られたこのキャラクターは、その愛らしいデザインと県の特色を反映した設定で、全国的な人気を博しました。その結果、くまモンは熊本県の観光PRに大いに貢献し、地域経済の活性化にもつながりました。

以上のように、ゆるキャラを地域活性化や町おこしの一手として活用することで、地域の魅力を伝え、地域経済の活性化に寄与することができます。そのため、ゆるキャラの活用は、地域を盛り上げるための新たな一手と言えるでしょう。

関連記事:キャラクターを用いたコラボ戦略と活用事例から成功の秘訣を探る

地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"の成功事例

ゆるキャラの多くは、独特なルックスや活動スタイルなど、個性と強みを活かすことで成功してきました。

次の4体の事例からゆるキャラ成功のヒントを探ります。

熊本県のゆるキャラ「くまモン」

くまモンは九州新幹線の開業に合わせ観光客を増やす目的でつくられた熊本県を代表するご当地キャラクターです。

2014年時点で国内の認知度は87%で「ゆるキャラ」の中で最も知名度が高いゆるキャラと認定されたくまもんですが、その成功の秘訣は次の3つの活動にありました。

・32種の名刺を『くまモン』自身が配布し積極PR

・著作権フリーで全国に商品PR

・配慮を欠かさない対応力

イラスト入りのポスターの掲載は費用がかかるうえにすぐに忘れ去られるため、くまモン自身が名刺の配布をしたところ、全国ニュースで取り上げられ一気に話題となりました。

名刺を配る際には、手を振られたら元気に挨拶を返し、小さい子とふれあうときには同じ目線になるためにしゃがむなど、配慮をした姿勢も好感に繋がりました。

さらに、くまモンのイラストやキャラクターグッズを使用する際の著作権をフリーにしたことで、多くの企業が参加しやすい状況をつくりました。

参照:全国ゆるキャラ・ご当地キャラについて / 日本リサーチセンター

滋賀県彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」

ひこにゃんは滋賀県彦根市のご当地キャラクターで、兜を被った白猫がモデルになっています。

ひこにゃんの成功の秘訣は以下の3点にあります。

・表情やキャラクターの設定がない

・彦根城イベントに特化した活動

・日本各地に『ご当地ひこにゃん』を販売

表情がなく何を考えているのか分からないキャラクターは、見た人の想像力を刺激し記憶に残りやすいと言われています。

活動初期は認知度をあげるため彦根城での活動に特化し、地域の方の理解を得ることに注力しました。

地域の方の心を掴んだ『ひこにゃん』は著作権をフリーにし、全国に『ご当地ひこにゃん』を販売することでその知名度を広げていきました。

参照:彦根市 - ひこにゃん

徳島県のゆるキャラ「すだちくん」

徳島の名産品「すだち」や「阿波踊り」を広めるべく活躍している『すだちくん』の成功の秘訣をみていきましょう。

すだちくんの最大の特徴である「すだちの姿」は徳島を示すのに最適でしたが、あまり大きな功績を残せずにいました。

打開策としてダンスを取り入れたところ「かわいい」「すだちが踊っている!」など大きな反響を得ることに成功し、2013年の「ゆるキャラグランプリ」では前年の306位から12位まで人気度を上げることに成功しました。

また、国民文化祭でタキシードを着たり、パイロットの制服を着たりと、コスプレの多い独特なキャラクターとして差別化をはかることで独自のブランドを形成しています。

参照:すだちくん OFFICIAL SITE

奈良県のゆるキャラ「せんとくん」

平安遷都1300年祭に産まれた奈良県のご当地キャラクター『せんとくん』の成功の秘訣をみていきましょう。

『せんとくん』のデビュー当時は『くまモン』や『ふなっしー』など「かわいらしさ」をポイントとしたゆるキャラが流行しており、人間らしさのあるせんとくんは「ゆるキャラらしくない」と大きなバッシングを受けていました。

市民団体がおこなったアンケートでも90パーセント以上が反対と回答するなど、最も批判の多いご当地キャラクターとして多くのメディアがとりあげたことがきっかけで知名度を上げ、次第に認められるようになりました。

炎上マーケティングに近い形ですが、悪評を乗り越えた今ではご当地キャラとして定着し、奈良県の顔としてPRに励んでいます。

自社IPだけでなく、他社IPを活用する場合は「【制作会社が解説】企業がキャラクターを上手く活用する方法とは?」を参考にしてみてください。

参照:奈良県 - せんとくんのプロフィール

成功事例から地域活性化・観光PRのコツを考察する

ゆるキャラの成功は、地域の特色や魅力を活用し、他にないアイディアでアプローチすることが一つの要因となります。成功例としては、ここまでに挙げた「くまもん」や「ひこにゃん」などを紹介しました。これらのキャラクターは、地域の特色を活かし、独自の魅力を放っています。

成功事例の共通点は次の3点です。

・知名度アップにコストをかけていない
・個性的なキャラクターをつくり、地域の最大の魅力ポイントを推す
・著作権フリーとし企業の参入を促進する

しかし、ただ成功事例を真似しただけの町おこしは、失敗につながることもあります。大切なことは、「自分たちの地域に合った町おこし」を行うことです。我が町ならではの魅力、特色、強みをまず知り、それを活用することが、成功を掴むコツなのかもしれません。

いずれのキャラクターも大きな広告費用をかけずにSNSやメディア、名刺配りなどで高い知名度を獲得していました。

また、個性的なキャラクターをつくり地域の魅力を推している点も共通しています。

『すだちくん』は徳島県の名産品であるすだちの形をした踊れるキャラクター、『せんとくん』は平安京をイメージした奈良県のキャラクターというようにご当地の名産品や建造物を象徴するゆるキャラが人気を集めています。

他にも、著作権をフリーとし、小規模な事業者でもグッズや企画に参入できる状態をつくることも成功に繋がっています。

著作権については制作会社に依頼する前に「著作権の譲渡とライセンス契約の注意点を解説!発注前に知っておくべきこと」と「動画の著作権を二次利用するとは?権利範囲や二次創作を解説」であらかじめ知っておくと良いでしょう。

再現性のある失敗事例からPRの教訓を学ぶ

一方、ゆるキャラの失敗例も存在します。その代表例のひとつが、費用対効果が見合わず、税金を浪費してしまう失敗プロジェクトです。

全国のゆるキャラ総数は2千を超えており、ほとんどは大衆の目に触れず、触れても一瞬の輝きで終わるキャラクターばかりです。つまり、ここまでに成功事例として"紹介していない"ゆるキャラはすべて伸び悩んでいると考えることもできます。

ゆるキャラ関連商品やイベント開催により、一瞬は収益が上がる一方、ゆるキャラ作成やプロモーションにかけた費用や税金などを比較した利益で見ると赤字になることは多々あります。

これらの事例から学べる教訓は、ゆるキャラ作成には戦略的な視点が必要であり、地域の特色や魅力を活かした独自性、そして費用対効果を考慮することが重要であるということです。

地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"の制作を外部へ依頼するコツは?

自分で「ゆるキャラ」を制作できない方には、外注をすることが企業や地方自治体にとって有効な選択肢となります。その理由は、専門的な知識と技術を持つプロのデザイナーによって、高品質なキャラクターが制作される可能性が高まるからです。

具体的には、キャラクターのデザインだけでなく、その後の展開や成長の戦略も考慮に入れた制作が可能となります。

例えば、ゆるキャラのデザインが完成した後も、適宜必要な絵素材を作成してもらえるような契約を結ぶことが推奨されています。これは、一枚のキャラクター絵素材だけでは用途の汎用性が効かず、その後のマーケティング活動に制約が出てしまうためです。

しかし、一方で外部に依頼する際には、その業者の選定が重要となります。適切な業者を選ぶことで、期待する品質のキャラクターを得ることができます。そのため、依頼先の選定には十分な注意が必要となります。

制作を外部へ依頼するときに伝えるべきこと

外部の業者にゆるキャラの制作を依頼する際には、何を伝えるべきかという問いに対して、以下の点が重要となります。

まず、ゆるキャラのコンセプトや世界観を明確に伝えることが必要です。これは、キャラクターが持つべき特性や個性をデザイナーに理解してもらうためです。

次に、制作後の運用についても考慮に入れることが重要です。キャラクターは作って終わりではなく、その後どのように展開させ、成長させていくかが非常に重要となります。そのため、制作依頼する際は、デザインだけでなく、その後も適宜必要な絵素材を作ってもらえるような契約を結ぶことが推奨されています。

また、キャラクターの目的や目指す方向性も伝えることで、その後の展開や成長の戦略を共有することができます。

制作会社へ外注する場合のリスクは「動画制作を依頼するのはリスク?後悔しないアニメーション動画制作の依頼方法を解説」で詳しく解説しています。

どのような依頼先へ依頼するのが良い選択か?

ゆるキャラの制作を外部に依頼する際、どのような依頼先を選ぶべきかという問いに対して、大きくは以下の選択肢が考えられます。

  1. フリーランス:クラウドソーシングやSNS、ホームページから、フリーランスのデザイナーやイラストレーターに直接依頼することも可能です。気に入った画風・作風のクリエイターを選べるのが魅力ですが、品質やフォローアップ、進捗管理などは全て各個人に委ねられることになるため、信頼できる相手を慎重に選ぶ必要があります。
  2. デザイン制作会社:プロのデザイン制作会社に依頼することで、品質の高いキャラクター制作が期待できます。また、制作から運用に至るまでの一貫したサポートが受けられるため、安心して依頼することができます。

以上のように、依頼先の選択は、予算や品質、運用の観点から考慮することが重要となります。

デザインに関しては、アニメーション制作を行なっている企業であればキャラクターのデザインから柔軟に静止画から動画まで提案が可能です。

また、成長戦略といったPR・マーケティングにおいてもサポートが必要な場合は、イベントなどの企画を行なっている企業へ相談することで一括で対応を請け負ってくれる場合もあります。目的やリソースの足りない領域に応じて候補先を検討してみてください。

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地域活性化を担う"ゆるキャラ(ご当地キャラ)"の成功事例と作り方についてのまとめ

ここまでの内容をまとめてみます。

  • ゆるキャラは地域の特色や名産を擬人化したキャラクターで、地域の知名度向上や観光振興の目的で作成される
  • 親しみやすくかわいらしい見た目が特徴で、小さな子どもからお年寄りまで楽しむことができる
  • ゆるキャラの作成には、自由なビジュアル作成が可能で、企業や自治体のブランドイメージを反映することができる
  • ゆるキャラは一度作成すれば追加のコストは大きくなく、SNSやメディアでの拡散により大きなPR効果を生む可能性がある
  • ゆるキャラの作成には、キャラクターの「キャラ付け」が必要で、名前や性格、生い立ちや家族構成、好きな食べ物や趣味などの設定を考えることが求められる
  • ゆるキャラは地域を盛り上げるための新たな一手として注目を集めており、地域の特色や魅力を反映したゆるキャラは地域のPRに大いに貢献する
  • ゆるキャラの作成を外部へ依頼する場合、キャラクターの目的やペルソナ、デザインなどを明確に伝えることが重要
  • ゆるキャラの成功事例には、「くまモン」「ひこにゃん」「すだちくん」「せんとくん」などがあり、これらのキャラクターからPRのコツを学ぶことができる
  • ゆるキャラの失敗事例からもPRの教訓を学ぶことが可能で、再現性のある失敗事例を参考にすることが推奨される

地域の発展や観光を促進する目的で成功をおさめた『くまモン』や『せんとくん』などの「ゆるキャラ」ですが、自力で「ゆるキャラ」を作成をするのは大変です。コンセプトやペルソナ設定が終わり、ある程度イラストの内容が決まったら無理をせず外注することも検討しましょう。

イラストが理想の形に仕上がり、プロモーション活動を始めてからが本当の勝負です。キャラクター作成やイラストのことでお悩みの方はぜひ、お気軽にご相談ください。


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