TikTokでアニメーション動画をPRに活用できるの?おすすめできる理由から参考例まで紹介

最近ではTikTokでアニメーション動画を配信し、自社のブランディングやPRに繋げる企業も多くなってきました。そこで、TikTokでのアニメーション動画を活用したPR方法や、アニメーション動画のメリット、参考事例をご紹介いたします。
TikTokは1500万人以上が利用する大人気のショート動画媒体で、10代〜30代を中心に幅広くアプローチすることが可能です。PRをご検討の方や、アニメーションを用いたマーケティングを模索している方はぜひ最後までお読みください。
TikTokでバズらせるためのアニメーション動画を作るコツは「【TikTokアニメ】”バズる”アニメーションの特徴とは?大人気アカウントを一挙ご紹介!」がおすすめです。
「TikTokアニメ運用ガイド」では、アニメーション動画を活用したTikTokアカウントの運用方法を公開しています。実写投稿の多い中でアニメーション投稿を行うことは注目を集めやすく、顔出しなしで可能なため自社のキャラクターを活用することと非常に相性が良いと言えます。企業でTikTokを活用したい際にご活用ください。他にも「無料資料ダウンロードページ」で公開中です。ぜひ入手してみてください。
目次
TikTokでアニメーション投稿は合わないのではないか?
TikTokといえば音楽に合わせてダンスや振り付けをする動画が主流だと思われがちですが、そんなことはありません。音楽系はもちろんのこと、教育や美容、ゲームやグルメ、DIYからHOW TOに至るまで、さまざまなジャンルの動画が日々アップロードされています。
ファッションや飲食店、トレンドなどを検索するために利用するユーザーも多く、情報収集アプリとしても有益です。
その中でも、オリジナルのアニメーションを用いたショート動画が注目されており、マーケティングやブランディングに活用する企業も多くなってきています。
TikTokアニメを活用するメリットは「TikTokチャンネルでアニメを活用すると得られるメリットとは?」で解説しています。
TikTokがアニメーション動画を活用したPRに最適な理由
TikTokとアニメーション動画はとても相性が良く、PRやブランディングに最適です。
また、制作時にデザインしたオリジナルキャラクターをTikTokで認知させ続けていけば、IPビジネスとしてキャラクター自体が収益を生む状態を作ることも可能です。
IPビジネスについて詳しく知りたい方は「【アニメ制作会社が解説】IPビジネスがアニメ事業のチャンスに!自社IPの可能性とは?」をご覧ください。
広告感が薄れることで視聴されやすくなる
TikTokに限らず他のSNSにも言えることですが、実写で何か商品が出てくると広告感が出やすくなります。TikTokのユーザーは新しい発見を求めていることから、広告に対する印象は他媒体よりも良い傾向にあると言われています。
しかし、同じ商品ばかりを繰り返し紹介するだけのアカウントからの投稿では、ユーザーに嫌がられてしまいます。
こういったケースに、アニメーション動画を加えていくことで、ユーザーに新鮮味を感じてもらうことができます。その結果、興味の沸くコンテンツとして観てもらいやすい状況を作れるということです。
このように、ユーザーへ広告感を与えにくい自然な形で告知しやすい点がアニメーション動画の活用です。
また、TikTok広告メニューの一つである「Spark Ads」という広告フォーマットを用いることで、上述のアニメーション動画投稿をそのまま広告として配信することもできます。良い反応を得られた場合は、広告で更なる認知拡大も検討してみましょう。
TikTok広告(Spark Ads)については「TikTokの投稿を広告で配信するには?Spark Adsの特徴と配信手順を解説」をご覧ください。
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【保存版】TikTok広告メニューは何がある?3つのソリューションの特徴を解説
【保存版】TikTokの広告出稿は実際どうなの?TikTokの特徴を徹底解説
参考:主体的に観られているから効果を発揮!TikTok動画広告の強みとは - TikTok for Business
抽象的な商品・サービスでも表現しやすい
アニメーションの場合は、実写とは異なり抽象的なものを分かりやすく伝える場合に適しています。
例えば、事業の取り組みや世の中への貢献といったテーマで、「従業員の方たちの取り組む様子」や「取り組むまでの苦労」したストーリーをアニメーション動画で表現したものなどが向いています。
アニメーション動画ではキャラクターを用いて制作することができ、顔出しをする必要がありません。
キャラクターによって親しみやすさが出やすくなるというメリットがあります。
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【制作会社が解説】キャラクターをマーケティングで活用するには?アニメコラボCMの事例や戦略を紹介
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出演者も創造できるためキャスティング費用が抑えられる
動画をTikTokで活用する際は、テキストや景色だけではファンになってもらったり、独自性を出すことが難しくなります。そのため、出演者の起用は重要なことだと言えるでしょう。
アニメーション投稿の場合、背景からキャラクターに至るまで、すべてイメージ通りに表現できるため容姿がブランドイメージと合う出演者をキャスティングする必要がありません。
一方で、実写投稿の場合、役者選定にロケーションの確保、撮影部隊の手配など、費用と工数が大きくなってしまうこともあります。
キャスティングする人物の知名度やアニメーションのクオリティによって、必ず安くなるとは言い切れませんが、イメージ通りに表現できる点は魅力ではないでしょうか。
また、テレビ放映するようなアニメーションではなく、SNS媒体などを中心にPRなどに活用するアニメーションの場合は、制作に関わる人数を減らして費用を抑えられる「インディーアニメ」を検討してみるのもおすすめです。
インディーアニメについては「インディーアニメの制作費用と仕組みを公開!MVにも使われる人気の秘密を解説」をご覧ください。
実写投稿が多い中で印象に残しやすい
実写投稿は手軽だったり、自分自身が出演してアピールしたいTikTokerの存在により、多くの投稿が実写で溢れています。そのような中で、他とは異なるアニメーション表現を用いることは、注目を集めやすい方法だと言えます。
そして、出演するのがリアルの人間では、視聴者の好みが分かれがちです。こうした中で、現実に存在しないキュートなキャラクターなどで表現できるアニメーションは、視聴者の好みに合わせやすいのではないでしょうか。
例えば、マクロミルが行った調査で、以下のキャラクターランキングが発表されました。
順位 | キャラクター | 割合 |
---|---|---|
1位 | スヌーピー | 32.7% |
2位 | トトロ | 28.2% |
3位 | くまのプーさん | 26.6% |
4位 | ミッキーマウス | 25.7% |
5位 | ムーミン | 24.7% |
6位 | ドラえもん | 22.7% |
7位 | ミッフィー | 21.0% |
8位 | 鬼滅の刃 | 19.5% |
9位 | リラックマ | 18.9% |
10位 | ピカチュウ | 17.8% |
このように、多くの人から好まれやすいのは、「人間に近いリアルなキャラクター」よりも「現実に存在しない親しみの持てるキャラクター」なのではないでしょうか。
また、リアルの人間では容姿が変化してしまうため、何年も続けていくことが難しい場合もあります。一方で、アニメーション表現によって創造したキャラクターであれば、容姿は変わらず"トレンドに合わせてリニューアル"することも可能です。
関連記事:キャラクターを使ったSNS運用のメリットとは?成功例やコツを紹介
実写よりも細かい修正が可能
実写動画の場合、修正する場合は取り直しとなってしまい、撮影後の編集段階では大幅な変更をすることができません。
仮に再撮影となると演者の日程調整を再度行い、ギャラやスタッフの費用を合わせると、撮影費用が倍近くなってしまうこともあります。
しかしアニメーション動画であれば、再撮影の必要もなく、データ修正を行うことができます。
編集の自由度も高く、企業のブランディングイメージに近いカラーリングやテイストにすることもできます。
ここまでで、TikTokアニメを活用することはPRに適していることをお伝えしました。実写ではリアリティを伝えやすい反面、修正をする際にも撮り直しが必要になったり、スケジュール調整の手間暇がかかります。
さらに実写とアニメの違いを知りたい方は「アニメーションPRと実写PRの違いとは?自社サービスをPRする最適な方法」もご覧ください。
TikTokでアニメーション動画を活用してできること
TikTokアニメをブランディングに活用する
ブランディングは、企業やサービスの認知向上やイメージ向上のためのPR手法です。
TikTokはユーザー1人あたりの動画再生数が多く、自然な形で動画を視聴させることが可能です。
知らず知らずのうちに企業の動画を再生し、何度も視聴しているうちに認知に繋がります。
また、企業アカウントというとお堅い感じがしてしまいがちですが、アニメーションにすることで親しみやすくなり、企業に対する親近感や信頼が生まれやすいです。
ブランディング動画を作るポイントは「顧客の心に響くブランディング動画とは?活用方法や作り方のコツを解説」がおすすめです。
TikTokアニメをアクセス獲得に活用する
WebサイトやLPへの集客、リアルなイベントの集客、TikTokではどちらも可能です。
アニメーションであれば商品やサービス、イベント情報を短い動画の中で効率よく紹介することができます。
同じ動画サービスでもYouTubeの場合は、ユーザーが「動画を視聴したい」というモードに入っているため、他媒体に遷移させるためにはかなり関心が高くなければ、動画の視聴を止めてまで動きません。
一方、TikTokであれば1本の動画が短く区切りを付けやすいため、他媒体への遷移率も高くなりやすい傾向があります。
ただし、通常の投稿にはCTAを付けることができないため、Spark Adsを活用しCTA付きのコンテンツを配信する必要があります。
CTAはCall to actionの略で、「詳細はこちら」「購入はこちら」などのユーザーアクションを促すボタンのことで、他媒体やLPへ誘導するリンクとなっています。
PRアニメの参考例は「【PR動画事例】企業のPRアニメーション動画を制作会社が解説」で解説しています。
TikTokアニメをECで活用する
TikTokでは、ECサイトや購入ページへの誘導も得意としています。
Googleで知りたいことを検索するように、TikTokやInstagramでトレンドを調べる傾向があり、ECとの相性が良く、商品PRからコンバージョンまで繋げることができる媒体でもあります。
ハッシュタグチャレンジで商品をPRしながらバズを広げていくというのも戦略のひとつです。
関連記事:ハッシュタグチャレンジとは?企業がTikTokでUGCを生むためのキャンペーン事例を解説
TikTokアニメをコミュニティ形成に活用する
出典:TikTok、日本初TikTokクリエイターのコミュニティづくりを目的にしたリアルスペース「TikTok Community Base」を渋谷MIYASHITA PARKにオープン! - TikTok
TikTokではコンテンツを通し多くのコミュニティが形成されています。中でも、TikTokクリエイターのコミュニティづくりをテーマにしたリアルスペース「TikTok Community Base」を、渋谷のMIYASHITA PARKに6/1から期間限定でオープンもしていました。
このように、リアルでのクリエイター同士の繋がり、クリエイターとファンとの繋がり、コミュニティづくりをサポートすることにも力を入れているTikTokユーザーは、コミュニティに対して慣れているためハードルが低くなっていると言えるでしょう。
例えば、オリジナル音源を他のクリエイターが利用することで拡散されたり、クリエイターとのコラボコンテンツなどで、より多くのユーザーにコンテンツを届けることができます。
また、ファンコミュニティが形成されることにより、さらに多くの人に共有されたり、ファン同士の間でコミュニケーションが発生し、コンテンツのコメント欄が活性化することで、アルゴリズムにもいい影響を与えます。
参考:TikTok、日本初TikTokクリエイターのコミュニティづくりを目的にしたリアルスペース「TikTok Community Base」を渋谷MIYASHITA PARKにオープン! - TikTok
TikTokアニメーション動画の参考例
ここからはTikTokアニメーション動画を活用しているTikTokアカウントをいくつか紹介していきます。ポイントとしては、オリジナルキャラクターを上手く活用してユーザーから親近感を持たれやすくしていたり、独自性を出しているところです。
あおぱんだ
『あおぱんだ』はパンダをモチーフにした陽気なキャラクターで、TikTokで75万人以上のフォロワーをかかえる人気チャンネルです。
作者のAo UminoさんはAdobe Creative ResidencyCommunity Fund (Adobe公認クリエイター) にも選出されたアニメーターです。
森永製菓のキョロちゃんとコラボをしており、モリナガサステナブル SDGs川柳キャンペーンをPRする動画を制作しています。
キャラクター同士でコラボを行うことで、PRでありながら視聴者に楽しんでもらうことのできる動画となっています。
全力回避フラグちゃん!
「(死亡フラグが)立ちました!」でおなじみ、YouTube発の大注目ラブコメ『全力回避フラグちゃん!』はTikTokでも大人気となっています。
2019年にYouTubeをスタートし、2021年にはKADOKAWA MF文庫Jよりライトノベル版が発売されました。
TikTokでショート動画を配信し、YouTubeへの集客へと繋げています。
マリマリマリー
YouTubeやTikTokを中心にオリジナルアニメーションを配信しているマリマリマリーは、「エモいイラスト」と「シュールなコント」をコンセプトにした新しい形のコントを追求する制作グループです。
シティポップ風のアニメ絵で淡々とボケ続けるシュールさが人気を博しています。
アニメーションの中でキャラクターが着用している服をECサイトで販売するなど、動画と商品を結びつけているのが特徴です。
たすくこま
面白替え歌をなど、もともとはYouTubeに替え歌を投稿していましたが、2020年よりオリジナルアニメーションを配信しており、TikTokでも80万人以上のフォロワーがいる人気アニメーターです。
昭和風のアニメーションに、畳みかけるような早口のボケとツッコミが印象的なアニメーション動画です。
関連記事:キャラクターを使ったSNS運用のメリットとは?成功例やコツを紹介
TikTokアニメを活用したPR企画ならNOKID
TikTokアニメを活用してPRを行う場合は、多くのアニメーションチャンネルを手掛け、動画制作だけでなく数々のイベントの認知拡大まで支援してきた当ブログを運営するNOKID(ノーキッド)がおすすめです。おすすめのポイントは以下のような点です。
1.2,000名を超えるNOKID審査基準を満たしたクリエイターによる幅広いテイストへの対応力
※アニメーションのさまざまなテイスト
アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。NOKIDでは、独自審査を通過したクリエイターによって幅広い要望にお応えできます。
2.PR方法までを考慮した"作るだけではない"動画企画・制作力
動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。
例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。
反応が取れるからといって、ビジネスにまったく繋がらない「奇抜な投稿」では制作費用を掛けても企業の価値が上がることはほとんど考えられません。
3.イベント・プロジェクト企画からPRまで対応可能な企画力
※PROJECT EMOTIONイメージ
イベントの成功には、どれだけの見込み客にイベントを知ってもらい、興味を持ってもらえるかがカギを握ります。素晴らしいイベントであったとしても、上手くPR活動を行わなければ知られることはなく盛り上がりにかけた状態で終了を迎えます。
NOKIDでは、どのようにオンラインでイベントを認知させていくか、そのために適した動画はどんな内容にすべきか、といった企画から支援してきました。
アクセス数の経過報告により擬似的な行列を表現 イベントの魅力を随時発信することで認知を広げる
SNSを効果的に活用することで、イベント開催前から認知を広げるだけでなく、開催期間中にも飽きさせず盛り上がりを演出することで「参加はしていないユーザーにも興味を持つきっかけを作る」ことまで工夫を凝らしました。
4.NFTなどの最新技術をいち早く実行して蓄積された変化への対応力

NFTなどの最新技術も積極的に取り入れて、PRに活かすことを心がけております。上図のように世界最大級のNFTオンラインイベント「Nonfungible Tokyo」にも登壇し、情報の発信も行っております。
ぜひ、制作実績をご覧になってどういった表現ができるかを確認してみてください。
TikTokアニメーション動画を活用したPR方法についてのまとめ
・TikTokはユーザーに広告感を与えることなく、自然な形で告知することも可能なため、アニメーション動画はとても相性が良く、PRやブランディングに最適
・TikTokでは、通常の投稿にCTAを付けることができませんが、Spark Adsを活用することでCTAを表示してレスポンスまで考慮したPRが可能
・TikTokアニメでオリジナルキャラクターの認知を続けていけば、IPビジネスとしてキャラクター自体が収益を生む状態を作ることも可能
今回は、TikTokでのアニメーション動画を活用したPR方法や、アニメーション動画のメリット、参考事例をご紹介いたしました。TikTokでのアニメーション制作やTikTok広告、インディーアニメなど興味を持った方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。
キャラクターをPRしたい場合や、アニメーションでTikTokを運用するポイントなどは以下の資料ダウンロードページで入手できます。ぜひ活用してみてください。
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