NOKID編集部
1000件以上の映像制作実績を誇る株式会社NOKIDの編集部メンバーが監修。キャラクター・アニメーション分野のノウハウやトレンドの活用手法の紹介が得意です。
TikTokアカウントをビジネスアカウントに変更することのメリット・デメリット、ビジネスアカウントの注意点について解説していきます。
ビジネスアカウントへの変更方法も実際のキャプチャーを用いて紹介しているので、TikTokアカウントをビジネスアカウントに変更したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
TikTokでフォロワーを増やすアカウント作りのコツは「TikTokでフォロワーを増やすアカウント作りのコツとは?個人・企業別の参考例を紹介」がおすすめです。
「TikTokアニメ運用ガイド」では、アニメーション動画を活用したTikTokアカウントの運用方法を公開しています。実写投稿の多い中でアニメーション投稿を行うことは注目を集めやすく、顔出しなしで可能なため自社のキャラクターを活用することと非常に相性が良いと言えます。企業でTikTokを活用したい際にご活用ください。他にも「無料資料ダウンロードページ」で公開中です。ぜひ入手してみてください。
TikTokには「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類のアカウントが存在しています。
TikTokのアカウントを作成した初期の状態では個人アカウントとなっていますが、企業としてTikTokを用いたマーケティング活動やPR・広報を行う際には、ビジネスアカウントに移行することで、個人アカウントには無い機能を活用することができるようになります。
以前は「プロアカウント」と「クリエーターアカウント」も存在していましたが、どちらのアカウントも廃止となり、現在では「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類となりました。
かつてのプロアカウントが現在のビジネスアカウントとなり、よりビジネスに特化した機能が追加されています。
ビジネスアカウントという名称ではありますが、個人や個人事業主の利用も可能です。
マーケティングやPR活動を行うためには重要な機能ではありますが、その代わりに制限されてしまう機能もあるので、運用の際は注意が必要です。
よく比較されるYouTubeとの使い分けは「動画を活用するならYouTubeとTikTokどちらがいい?アニメーション制作会社が解説」をご覧ください。
参考:TikTokの個人アカウントとビジネスアカウント - TikTok for Business
TikTokを個人アカウントからビジネスアカウントに切り替えることで利用できる機能やメリットを紹介していきます。
ビジネスアカウントでは投稿動画の分析、インサイトを確認することができるようになります。
個人アカウントであれば再生数くらいしか分かりませんが、ビジネスアカウントでは「合計再生時間」「合計視聴回数」「平均視聴時間」「トラフィックソースの種類」「視聴者の所在地」を確認することができます。
インサイトページではアナリティクスを閲覧できるようになり、曜日や時間帯ごとの再生数やプロフィールの閲覧回数、ユーザー属性などを確認することが可能です。
分析したデータからユーザーに視聴してもらいやすい動画コンテンツを作ることで、より多くのターゲットに動画を配信することができるようになります。
関連記事:成功するTikTok動画の種類とは?動画制作会社が徹底解説
ビジネスアカウントでは、商用楽曲ライブラリーを利用できるようになります。
本来、既存の楽曲を用いてビジネスを行う場合には著作権の問題があるため、許諾や利用料などの手続きが必要ですが、商用楽曲ライブラリーの楽曲であれば、煩雑なライセンス処理をすることなく、楽曲を利用することができます。
しかし、商用楽曲ライブラリーにはトレンドや流行の楽曲が用意されていない可能性もあります。
ビジネスアカウントでは個人用の楽曲ライブラリーを利用することができないため、エンタメ目的で流行りの楽曲を利用したい場合は、個人アカウントで運用する方がおすすめです。
関連記事:TikTokに楽曲提供するには?TikTokでオリジナル楽曲を収益化!
動画の視聴者を自社サイトやLPなどに誘導する場合、プロフィールに外部リンクを設置する必要がありますが、TikTokの個人アカウントではフォロワーが1000人以上いる状態でないと、プロフィールに外部URLを設置することができません。
しかし、ビジネスアカウントに変更することで、フォロワーが1000人に達していなくてもプロフィールに外部URLを設置できるようになります。
新しくアカウントを開設したばかりでフォロワー数が少ない方にとってはとても嬉しい機能ですね。
関連記事:TikTokでフォロワーを増やすアカウント作りのコツとは?個人・企業別の参考例を紹介
TikTokビジネスアカウントでは「クリエイターズショーケース」という機能を利用できます。
動画ショーケースは、他のクリエイターや企業が投稿しているコンテンツを視聴できる機能です。
再生数の多い動画や人気コンテンツがまとまっているので、最近のトレンドや人気傾向をチェックすることができます。
また、TikTok公式から提供される「TikTokビジネスアカウントプレイブック」にはコンテンツ作りのテクニックが記載されているので、こちらを活用するのもおすすめです。
動画ショーケースやビジネスコンテンツガイドを活用し、自身のコンテンツに活かしていきましょう。
関連記事:TikTokでフォロワーを増やす動画の作り方とは?良い投稿の特徴や事例を紹介
TikTokを個人アカウントからビジネスアカウントに切り替えることが必ずしも良いとは限りません。ここからはどのようなデメリットがあるかを紹介していきます。
TikTokビジネスアカウントでは商用ライセンスのない楽曲を利用することができません。
煩雑なライセンス処理をすることなく、楽曲を商用利用できることがメリットではあるのですが、全ての楽曲が商用利用できるわけではありません。
人気楽曲や流行の曲の中には商用利用できない楽曲もあります。
個人アカウントでは利用できていた楽曲の一部が、ビジネスアカウントでは利用できない点が最大のデメリットとなります。
TikTokでビジネス利用できる楽曲は100万曲以上用意されているので、その中から効果的な楽曲を選び、コンテンツ制作をすることはできるのでご安心ください。
関連記事:アニメMVで楽曲のファンを増やすには?最新マーケティング手法とMVの作り方を解説
ビジネスアカウントに変更した後も、すぐに個人アカウントに切り替えることは可能です。
しかしTikTokの公式サポートサイトでは、「ビジネスアカウントと個人アカウントを何度も切り替えることはお勧めしません」という注意事項が記載されています。
また「TikTokでビジネスをプロモートしつつ有機的なパーソナルコンテンツを投稿したい場合は、別々のアカウントで行うことをお勧めします。」ということも明示されています。
ここからは推測となってしまいますが、TikTokビジネスアカウントと個人アカウントを何度も切り替えることが、TikTokアカウントの運用やレコメンドアルゴリズムなどにマイナスの影響を与えることも考えられます。
TikTokアカウントをビジネスアカウントへ切り替える際には、どのような目的で運用するのかをよく考えてから実行するようにしましょう。
また、TikTokビジネスアカウントへ切り替える際には広告も活用できるよう理解しておくと良いでしょう。TikTok広告については「【保存版】TikTokの広告出稿は実際どうなの?TikTokの特徴を徹底解説」で詳しく解説しています。
参考:TikTokビジネスアカウントについて - TikTokビジネスヘルプセンター
ここからは、TikTokビジネスアカウントへ切り替える際の手順を分かりやすく紹介します。
TikTokアプリを起動したら、下部メニュー右の「プロフィール」をタップします。
プロフィールを開いたら、右上のハンバーガーメニュー(三本線)から「設定とプライバシー」を選びます。
設定とプライバシー画面を開いたら「アカウント」を選択します。
アカウント画面から「ビジネスアカウントに切り替える」をタップします。
カテゴリーを選択画面から、好きなカテゴリーを選択します。
メールアドレスを追加します。
プロフィールを追加します。
これでビジネスアカウントアカウントの作成は完了です。
関連記事:【企業担当者向け】TikTokの動画制作はどうやるの?自社と外注を比較解説
TikTokビジネスアカウントに切り替えることが向いているのは、どのような場合かを紹介します。具体的には以下に挙げる場合は適していると言えます。
TikTok経由で商品を販売したり、自社サービスサイトへの誘導を目的にしている場合は、プロフィールに外部リンクを設置できるTikTokビジネスアカウントが適しています。個人アカウントで外部リンクを設置するには、一定数フォロワーを集める必要があるため、自社サイトへ誘導したい場合は必須と言えます。
また、投稿動画やインサイトを分析して戦略的にアカウントを伸ばしていきたい場合も同様にTikTokビジネスアカウントに変更することは必須でしょう。
自身で喋る楽曲が必要のない投稿や、オリジナル楽曲を利用した投稿などの「流行りの楽曲を使う必要のない」場合は、TikTokビジネスアカウントにしても良いでしょう。
一方で、ダンスやエンタメなど、流行の楽曲を取り入れたい方は個人アカウントで運用しましょう。
関連記事:TikTok投稿の再生数を伸ばす投稿のコツは?分析方法やアルゴリズムの特徴も解説
ここからは、TikTokビジネスアカウントにどのようなものがあるか参考例を紹介していきます。
従業員わずか80人ほどの警備会社である大京警備保障株式会社。ほぼおじさんしか出演していないにもかかわらず、フォロワー数約300万人の人気TikTokアカウントを運営する企業です。
なかなか若い人を採用できずにいた大京警備保障株式会社は、若い人に警備業界の魅力を伝える方法を模索している中でTikTokでの動画配信を選択しました。その結果、大京警備保障株式会社の従業員の平均年齢は50代と高い会社でしたが、TikTokの活用によって20代の人材採用を成功させたとのこと。
面白い動画やトレンド動画を投稿するために、参考とするTikTokerや「#(ハッシュタグ)」機能を活用してきたようです。
こうした運用テクニックにより、大京警備保障株式会社のTikTokアカウントは、1年で9万7000フォロワーを獲得しました。
このような面白い動画を配信しながらも警備知識に関する動画を配信することで、TikTokでのポジティブな印象と認知獲得を実現したのです。
人材採用コストが捻出できず困っている方は大京警備保障株式会社のTikTok成功事例を参考にTikTokアカウントをまずは開設してみることをおすすめします。
その他のTikTokアカウント事例は「TikTokでフォロワーを増やすアカウント作りのコツとは?個人・企業別の参考例を紹介」をご覧ください。
SNSを活用した動画の企画は、いきなり社内で始めるのは簡単ではありません。プラットフォームの知識や反応の得られる動画の構成・表現、改善のための分析まで幅広い知識が求められます。
まずは専門家に企画やノウハウの力を借りながら、毎月の運用を内製化していけるようなハイブリッド運用を目指すのがおすすめです。
当社では、ストーリーテリングと相性の良いアニメーション制作を軸に、SNSの運用までサポートしております。
また、数々のイベントの認知拡大を支援してきたプロモーションノウハウも持っているため、単なる制作・運用の代行ではなく、Web上で効果的なアプローチをしていくためのパートナーとしてサポート可能です。具体的なおすすめのポイントは以下のような点です。
アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。NOKIDでは、独自審査を通過したクリエイターによって幅広い要望にお応えできます。
動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。
例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。
反応が取れるからといって、ビジネスにまったく繋がらない「奇抜な投稿」では制作費用を掛けても企業の価値が上がることはほとんど考えられません。
イベントの成功には、どれだけの見込み客にイベントを知ってもらい、興味を持ってもらえるかがカギを握ります。素晴らしいイベントであったとしても、上手くPR活動を行わなければ知られることはなく盛り上がりにかけた状態で終了を迎えます。
NOKIDでは、どのようにオンラインでイベントを認知させていくか、そのために適した動画はどんな内容にすべきか、といった企画から支援してきました。
SNSを効果的に活用することで、イベント開催前から認知を広げるだけでなく、開催期間中にも飽きさせず盛り上がりを演出することで「参加はしていないユーザーにも興味を持つきっかけを作る」ことまで工夫を凝らしました。
ぜひ、制作実績をご覧になってどういった表現ができるかを確認してみてください。
・TikTokビジネスアカウントでは「合計再生時間」「合計視聴回数」「平均視聴時間」「トラフィックソースの種類」「視聴者の所在地」を確認することができる
・インサイトページではアナリティクスを閲覧できるようになり、曜日や時間帯ごとの再生数やプロフィールの閲覧回数、ユーザー属性などを確認できる
・TikTokビジネスアカウントに変更することで、フォロワーが1000人に達していなくてもプロフィールに外部URLを設置できる
今回は、TikTokアカウントをビジネスアカウントに切り替える方法や、メリット・デメリットについて解説してきました。
TikTokビジネスアカウントでは、煩雑なライセンス処理をすることなく、楽曲を商用利用できることがメリットです。しかし、全ての楽曲が商用利用できるわけではありません。人気楽曲や流行の曲の中には商用利用できない楽曲もあります。
個人アカウントでは利用できていた楽曲の一部が、ビジネスアカウントでは利用できない点が最大のデメリットとなります。
ビジネスアカウントと個人アカウントを何度も切り替えることは推奨されていないため、ビジネスアカウントに変更する際はよく考えて実行するようにしましょう。
TikTok運用やコンテンツ制作のこと、広告配信などでお悩みの方はぜひ当社にご相談ください。
現代の視聴者は、無料でコンテンツが手に入り、見たくないものは簡単に非表示にできるため、強制的に見せる従来の広告手法は通用しません。特にTikTokなどのショート動画プラットフォームでは、視聴者の関心を瞬時に引きつけなければならないのです。
では、視聴者の関心を引く投稿にするためにはどうしたらいいのでしょうか?
じつは、アニメーション動画には、つい視聴してしまうようなエンタメ感があります。さらに、実写では伝わりにくいストーリーや抽象的なメッセージを、アニメーションなら表現しやすいのです。
このアニメーション動画に、視聴者の感情を刺激するキャラクターを起用することで、効果はさらに高まります。
ですが、TikTok向けのアニメーション動画を作るのは大変ですよね。そんなあなたにぴったりなのが、当社が提供している「TikTokアニメ」です。まずは、その魅力を以下のレポートを手に入れてチェックしてみてください。
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1000件以上の映像制作実績を誇る株式会社NOKIDの編集部メンバーが監修。キャラクター・アニメーション分野のノウハウやトレンドの活用手法の紹介が得意です。