youtube運用ってどうやって始めるの?はじめ方を詳しく解説。

youtubeチャンネルを活用して採用活動に生かしたい、自社のブランディングのために活用したい、リードを増やすために活用したいなど、youtubeチャンネルを活用する企業が増えるつつあります。
しかしyoutubeチャンネルは、制作工数があまりにも多く、youtubeチャンネルを作っただけで放置状態になってしまうなど、作っただけで失敗するケースも非常に多いのです。
ではyoutubeチャンネルで失敗しないためにはどうすれば良いのか。今回はyoutube運用を始める前にやるべきことを3つにまとめました。youtubeチャンネルを始める前にぜひ読んでみてください。
目次
1,youtubeチャンネルを開設する企業が急増

それでは、youtubeチャンネルならではのメリットや、なぜyoutubeチャンネルを開設する企業が急増しているのかについて解説していきましょう。
まずyoutube自体のメリットについてです。youtubeのメリットを挙げるとすれば下記の4点でしょう。
1,全世界で20億人ユーザー、日本国内でも6200万人ユーザーと圧倒的人気を誇るSNS
2,10代~50代にかけて年代問わず幅広い人気を誇る。
3,動画による訴求なので、1つのコンテンツによって伝えられる情報量が文字・静止画と比べて圧倒的に多い。
4,アップロード自体は無料で行うことができ、スマホ動画でもアップが可能。
特に大事なのが、3,4,に記載した1コンテンツによって伝えられる情報量の多さと無料でアップできる点に関して。
youtubeが流行る前、動画による訴求は基本TVCMのみでした。またスマホもここまで普及していなかったため、そもそも動画制作ができるのが資金力がある大手企業だったのです。しかし、youtubeとスマホの出現により、動画のアップ自体は無料になり、制作するためにいちいち大きなカメラを用意する必要もなくなりました。
まとめると、youtubeのすごい功績は、資金力があまりない中小企業でも、動画さえあれば無料で動画配信ができるようになった点にあるでしょう。テクノロジーの進化により、動画による広告訴求がかなり一般化されてきたと思われます。
また、資金力や人的リソースが少ない個人事業主でも、動画制作やyoutubeチャンネルをうまく活用して収益を挙げる例が増えてきています。
こういった状況も影響し、法人企業様で「うちもそろそろyoutubeを始めないと!」と考える企業が急増。さまざまな法人企業様が、社内に担当者を設けて、youtubeチャンネルを開設し始めたのです。
2,手探りでとりあえず始めている企業も、、
前述したように、youtubeアカウント運用を始める企業が急増したのですが、ほとんどの企業はyoutubeチャンネル運用を途中でやめてしまうケースが多いです。
ではなぜ途中でやめてしまうケースが多いのか。一言でまとめるのであれば、動画制作にかかる大変さを理解しないで始めているケースが大半だからです。その中でも見積もりが甘くなりがちなのは制作工数の部分。
例えば記事の場合、納品までの流れを簡単にお伝えすると、まず構成案をすり合わせた後、記事を制作し、誤字脱字のチェックをすれば基本納品完了です。
しかし動画の場合はそうとはいきません。記事と比べて倍以上の工程があります。具体的に並べると下記のようなイメージです。
1,企画内容を決める。
2,出演者やイラストレーター動画制作会社などアサインメンバーを決める。
3,構成案を制作&FIX
4,絵コンテの制作&FIX
5,動画制作開始
6,音声の吹き込み
7,一次納品
8,制作内容修正
9,二次納品
10,動画アップ準備(広告を打つ場合は広告入稿準備)
11,動画アップ完了
並べて見ただけですごい工数がかかるのがわかりますよね。。
個人的にやっているyoutuberさんでしたらもっと効率的にやれると思いますが、法人の場合は他の仕事と並行して行わないといけません。
もちろん、他の仕事を蔑ろにするわけにはいかないので、結局動画制作が日常業務の負担となってしまい、そのままチャンネルが運用されないまま放置されるケースが多いのです。
3,youtube運用の始める前にやるべき3つのこと
前述したように、youtubeチャンネルは制作工数が多いため手探りで始めた場合の大半が挫折して終わるケースが多いです。
では挫折を少しでも減らすためにはどうすれば良いのか。今回はポイントを3つにまとめて見ました。
1,目的、目標、戦略は現実的か
2,著作権、顔出しなどプライバシーは問題ないか
3,動画制作の見積もりは現実的か
1,目的、目標、戦略は現実的か
まず最初に確認しておきたいポイントは、youtubeチャンネルを行う上での目的、目標、戦略の整理です。大前提として、youtubeチャンネルは数本作ったらすぐにPV数が上がるという訳ではありません。
その後には、各動画の視聴完了数・平均視聴完了時間、総視聴完了時間などを把握してどこで離脱するケースが多いのかなどを分析しながら制作していくのが、よくある運用パターンです。
前述した効率の良い運用体制を行う上で必要なのは、まず目的、目標、戦略の整理です。なぜこれらが必要かというと、想定できる制作本数・金額のお見積もりを出せないからです。「PV数が全然増えないから動画を増やしたいけど、、制作リソースも金額も全然足りない、、」というパターンは結構よくあります。
何度も言いますが、そうならないためにもまずは目的・目標・戦略の整理です。とりあえず始めてみようと思っている法人企業様は、せっかく制作した動画が無駄にならないために、目的・目標・戦略の整理から始めてみてください。
2,著作権、顔出しなどプライバシーは問題ないか
次に把握しておきたいことは、著作権・顔出しなどプライバシーに関連する問題です。動画制作は従来の静止画・記事とは異なり、著作権などに対する理解が不可欠です。
そこでよくある問題が、従業員の顔出し可否や動画制作のディレクションの問題。数人しかいないスタートアップ企業でしたらそこまで工数がかからないかと思いますが、何十~何百人もいる会社ですと、出演可否を取るだけでもかなり工数が発生します。中には企画の内容を見てから出演可否を決めたいという方もいらっしゃるでしょう。
動画制作はちゃんと本人はもちろんのこと、音声も全て残るので、出演を嫌がる人がいるのも事実です。出演可否は必ず行うことをお勧めしますし、また出演可否に伴うディレクションも非常に大変な要素なので、ぜひポイントとして抑えておくほうが良いでしょう。
3,動画制作の見積もりは現実的か
3つ目は動画制作にかかる見積もりに関してです。前述したように動画制作は、従来の静止画・記事コンテンツよりも、制作にかかる金額・時間など負担が結構かかります。
特に気にして欲しいのが、金額よりも時間の負担に関してです。金額に関してはある程度見積もりが取りやすいですが、法人企業様の場合、youtubeチャンネル以外にも様々な仕事を並行しながら行いますよね。
他の仕事と並行する場合、果たしてyoutubeチャンネルの動画制作をやれる余力があるのか。また企画案や1次納品など、決裁権者へのチェックも考慮した場合、どれくらい時間がかかりそうか。
オススメなのが、下記の段取りを考慮した上で、他の仕事を並行しながら月1本動画をアップすることが可能か否か、で判断する方法です。
1,企画内容を決める。
2,出演者やイラストレーター動画制作会社などアサインメンバーを決める。
3,構成案を制作&FIX
4,絵コンテの制作&FIX
5,動画制作開始
6,音声の吹き込み(アニメコンテンツの場合)
7,一次納品
8,制作内容修正
9,二次納品
10,動画アップ準備(広告を打つ場合は広告入稿準備)
11,動画アップ完了
もし難しそうでしたら、他の人に協力を仰ぐなど、協力体制を敷いて運用するのもありでしょう。
4,一番大変かつ、重要なのは継続的に配信すること

以上、youtubeチャンネルで抑えておきたい3つのポイントでした。改めてまとめてみると3つのポイントは下記の内容です。
1,目的、目標、戦略は現実的か
2,著作権、顔出しなどプライバシーは問題ないか
3,動画制作の見積もりは現実的か
特に把握するのが難しいポイントは、目的、目標、戦略、見積もりの部分ですよね。今まで動画を作ったことがない方がいきなりyoutubeチャンネルの目的・戦略を考え、コンテンツにかかる制作工数・金額感・目標KPIの設定などを考えるのは相当難しいでしょう。
youtubeチャンネルを運用する上で一番大切なのは、いかに継続して改善し続ける体制を作り上げるか、です。しかし大体の法人企業様は、そこにかかる工数や見積もりを把握しておらず放置してしまう。
そこでぜひご検討いただきたいのが、youtubeチャンネルの運用代行です。今までの動画制作実績やyoutubeチャンネル運用の知識を生かして運用してくれる会社もあります。
せっかく作ったチャンネルが無駄にならないためにも、ぜひ検討してみてください。