NOKID編集部
1000件以上の映像制作実績を誇る株式会社NOKIDの編集部メンバーが監修。キャラクター・アニメーション分野のノウハウやトレンドの活用手法の紹介が得意です。
当社ではアニメーション動画制作を軸に、広告代理店や事業会社のご相談を受けてきました。中でも、ブランディング動画の制作を検討したいというお声を頂く機会が増えています。
しかし、「ブランディング動画を制作した後は、どこで活用すれば効果が良いか」といった疑問が多いのも事実です。
せっかく質の高いブランディング動画を制作しても、公開する媒体によっては無駄に終わってしまう可能性があります。より効果的にブランディング動画を活用するには、どのプラットフォームを利用するのが良いでしょうか。
じつは、我々が動画制作会社として経験を積んできた中で、大規模動画プラットフォームである「YouTube」が効果的だと分かってきました。
この記事では、YouTube動画制作の実績を持つ当社が「企業や商品のブランディング動画はYouTubeを活用する」理由について解説していきます。
ブランディング動画の作り方は「ブランディング動画で感動を与えるには?効果・活用方法・作り方のコツを解説」をチェックしてみてください。
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近年ではYouTubeを扱ったプロモーションやビジネスが非常に増えています。実際にThink with Googleが提供するデータを見てみると、日本でYouTubeを閲覧している人(18-64歳)は6500万人視聴していると言われております。またコロナ禍によってYouTubeの利用が増えたと答えた人は74%にまでのぼり、「なくなったら最も悲しいプラットフォーム」では堂々の1位を記録しています。
出典:月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に
このように、利用者が多いYouTubeを活用し、ブランディングを高めようと、様々な企業が試行錯誤を行っています。
出典:佐賀県上峰町ブランデッドムービー「あたらしいふるさと」 - Youtube
こちらは菊地健雄監督によって制作された、佐賀県上峰町ブランデッドムービー「あたらしいふるさと」の動画です。このブランディング動画は、ふるさと納税のPR用にYouTube上で公開されました。再生回数は100万回以上を記録しています。
「CMほど短くない、映画ほど長くない、CMのようでCMとは少し違うブランデッド・ムービー」‼️商品より感動を届ける新時代マーケティング「ブランデッド・ショート」です。
このジャンルは広告とシネマのハイブリッドな関係を築いたもの。 撮影はすべて上峰。短編の魅力、短編の可能性があります。
引用:佐賀県上峰町ブランデッドムービー「あたらしいふるさと」 - Youtube
佐賀県上峰町ブランデッドムービー内の説明には、上記の説明がされています。
ブランディング動画を制作した後は、どのように広く認知を広めるのでしょうか。
具体的な方法として、以下の方法があります。
・YouTubeで動画を広告として配信して見つけてもらう ・SNSとの連携・シェアを活用して見つけてもらう ・自社サイトに埋め込んで見つけてもらう ・YouTubeチャンネルの動画SEOを最適化して見つけてもらう |
それぞれ解説していきます。
YouTube動画広告は、広範なユーザー層にリーチでき、企業の認知拡大において非常に効果的です。YouTubeは視聴者の関心や行動に基づいたターゲティングが可能であるため、視聴者が自発的に興味を持つ内容を提供することで、ブランド認知を効果的に広めることができます。
YouTube広告の出稿では、まずターゲットとメッセージを明確にすることが重要です。視聴者が広告をスキップできるインストリーム広告は、広告の前半に魅力的なメッセージを盛り込み、短時間で興味を持ってもらうことが必要です。
こうした視聴者中心の視聴環境においては、あまりに広告的なメッセージではなく、視聴者にとって価値ある情報を提供することが、視聴を続けてもらうカギとなります。
関連記事:【YouTube広告】インストリームとインフィード動画広告(ディスカバリー広告)を最適化するには?効果的なアカウント設定を解説
YouTubeはSNSと連携させることで、動画を知ってもらうきっかけを増やすことができます。YouTubeにアップロードしたブランディング動画を、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSでシェアすることで、異なるプラットフォームを通じてリーチすることが可能です。
SNSユーザーは、YouTube動画を簡単にシェアできるため、内容が興味深いものであれば自然な形で動画が広がり、企業の認知度を高める効果が期待できます。
面白さや感動を伴う内容、あるいは視聴者の共感を呼ぶストーリーテリングなどが効果的です。SNSでの拡散を検討する場合は、動画のタイトルやサムネイル、ハッシュタグが表示されるよう設定も忘れずしておきましょう。
SNS上でのエンゲージメントを高めるためには、フォロワーとの双方向のコミュニケーションも不可欠です。コメントに応答し、フォロワーのフィードバックを受け入れることで、より多くの人々がコンテンツをシェアしたいと思うようになります。
YouTubeで公開したブランディング動画を自社サイトに埋め込むことで、企業のウェブサイトに訪れるユーザーにもブランドメッセージを伝えることができます。特にサービスやビジョンに関連したストーリー動画を埋め込むことで、魅力を感情的に伝えることができ、ポジティブな印象にもつながります。
実行手順としては、まず動画がどのページで最も効果的に機能するかを検討します。トップページにブランド紹介動画を配置することで、訪問者が最初に企業のビジョンや価値を理解できるようするなどです。
注意点として、動画の再生速度やモバイル表示に最適化されたフォーマットを使用し、ページの読み込み速度が遅くならないよう配慮する必要があります。
YouTubeブランディング動画のSEO最適化において「検索キーワードを考慮したタイトル設定」です。適切なキーワードを選び、視聴者が検索しやすいタイトルをつけることで、YouTubeの検索アルゴリズムがその動画を適切に評価し、上位に表示されやすくなります。
まず、GoogleキーワードプランナーやYouTubeオートサジェスト機能などを活用して、ターゲットとなる視聴者がどのような検索を行っているかを調べます。その後、これらのキーワードをタイトルに組み込むことで、検索結果に表示されやすくなります。
注意点としては、タイトルにキーワードを詰め込みすぎず、自然な表現を心がけることです。検索vol.については、vidIQなどを利用するのがおすすめです。
動画説明文は、YouTube SEOにおいてもう一つの重要な要素です。視聴者や検索エンジンに対して動画の内容を説明する場であり、ここに内容やキーワードを含めることで、検索エンジンが適切な視聴者に表示してくれる可能性が高まります。
説明文に動画の情報を含めることは、視聴者にもコンテンツの意図や目的が正確に伝わり、視聴してもらいやすい状況にできます。
説明文の最初の150文字程度は、検索結果ページでも表示されるため、動画の概要とターゲットキーワードを自然に組み込むようにしましょう。他にも、動画の中で言及したリンクも説明文に含め、視聴者が関連情報に簡単にアクセスできるようにします。
YouTube動画に適切なタグを付けることは、関連動画として他の視聴者に表示される確率を高める重要な機能です。タグは動画の内容やテーマをYouTube側に伝える役割を果たし、YouTubeのアルゴリズムが関連性の高い動画を検索結果やおすすめリストに表示しやすくします。
タグ付けの際は、一般的なキーワードだけでなく、動画の具体的な内容に沿ったタグを使うのがポイントです。これにより、動画とマッチしやすいユーザー(母数が少ない)と、多くのユーザーに表示されるバランスを取ることができます。
ご存知かもしれませんが、視聴のされやすさ、視聴時間、反応率などの複数の指標をもとに評価が決まるため、マッチしないユーザーに表示させることが増えれば評価が落ちやすくなるということです。だからといってニッチすぎるタグでは誰にも表示されない可能性があるため、バランスを取るということです。
注意点としては、関連性のないタグを過剰に使用することは避けるべきです。これはアルゴリズムに悪影響を及ぼし、逆に検索結果に表示されにくくなる可能性があります。
サムネイルは、動画の第一印象を決定する重要な要素です。視聴者が動画をクリックするかどうかは、タイトルだけでなく、サムネイル画像によっても大きく影響されます。
SEOの観点でも、クリック率(CTR)が高い動画は、興味を持たれている点でYouTubeのアルゴリズムに評価され、検索結果や関連動画に表示されやすくなります。
サムネイル画像を作成する際は、目立つデザインや、動画の内容を一目で伝える要素を取り入れることが重要です。他には、人は自然に人に注目しやすい性質があるため、人物やキャラクターを載せるのも良いアイデアです。
ただし、前述でお伝えした通り、複数の指標で判断されるため、内容と無関係なクリックだけを目的としたサムネイルは避けることをおすすめします。
視聴時間はYouTube側にとって、ユーザーが長く滞在してくれることに繋がるためSEOにおいても無視できない指標です。そのため、視聴時間が長い動画はアルゴリズムで評価されやすく、結果的に検索結果の上位に表示されやすくなります。
視聴時間を延ばすためには、コンテンツの構成や進行ペースに工夫が必要です。具体的には、動画の冒頭で視聴者の興味を引きつけ、続きを見たくなるような内容を提示するなどです。
また、話のテンポや編集も視聴時間に大きく影響します。テーマやパーソナリティによるものの、基本的にはテンポの良い不要な部分がカットされた状態に編集することで、最後まで飽きずに動画を見続けてもらえる可能性が高まります。
さらに、複数のセクションに分かれた構成にすることで、視聴者が動画の進行を追いやすくなり、途中で視聴をやめるリスクを減らすことができます。
チャンネル運用の詳細は「知名度もないYoutube登録者数を増やすには。1万人登録アカウントを量産した運用者が解説。」もチェックしてみてください。
ブランディング動画を作成する前に、企業が持つメッセージや価値観を整理し、動画で一貫したブランドイメージを伝えることが重要です。そのためには、動画制作をする前に、専門家などと相談してブランドの方向性やメッセージが明確かどうかを確認する必要があります。
まずは、ブランドアイデンティティが確立されているか確認することが最も重要です。ブランドアイデンティティとは、企業の価値観や理念、ビジョン、ブランドの独自性を示す要素です。
これが確立されていないまま動画を制作しても、メッセージが一貫せず、視聴者に混乱を与える可能性があります。
例えば、「セブンデックス」などのブランディングの専門家と相談することで、ブランドの核となる要素を明確にし、動画を通じて伝えるべきメッセージを整理できます。具体的には、ブランドのメッセージが適切かどうかを計画し、それが正しく伝わるような動画になっているかどうかを確認します。
「セブンデックス」は東京都渋谷区の顧客体験からコミュニケーションまで一気通貫でデザインし、企業価値の向上と事業成長を支援する デザイン&マーケティングカンパニーです。UXUIデザイン・ブランディング・マーケティング・DXと、幅広い支援を行っています。 株式会社セブンデックス|ブランディング |
適切なブランディング動画を作成するためには、メッセージと表現が統一されていることが不可欠です。ブランディングの一環として、動画の色使い、フォント、音楽、映像のトーンなどがブランドのアイデンティティに合致しているかを確認しましょう。
例えば、ブランドが「自然派」を強調する場合、自然な色調や静かな音楽、シンプルで洗練されたビジュアルを採用することで、違和感なくメッセージが視聴者に伝わりやすくなります。
一方で、「革新性」を強調するブランドでは、モダンなデザインや動きのある映像効果、力強い音楽など、ブランドの性質を反映した表現を取り入れることが大切です。
関連記事:ブランディング動画制作を依頼する際の注意点とは?アニメーションが活用されやすい理由も紹介
出典:【アニメCM】 大成建設 シンガポール篇 新海誠(コミックス・ウェーブ・フィルム) - YouTube
アニメーションを用いたブランディング動画には以下のメリットがあります。
「ストーリー化して、将来のビジョンや企業の歴史を関係者へ伝えられる」 「キャラクター制作により、IPビジネスを展開していける」 「実写では困難なビジョンや価値観も表現して伝えられる」 |
視聴者が自身で視聴を選択するYouTubeチャンネル内の投稿は、広告とは異なり視聴者への表示回数が増えるように工夫が必要です。つまり「面白い動画だった」「好きな動画だった」「また観てみよう」と感じてもらうことが重要だということです。
こうした際、アニメーション表現を活用することで、実写よりも多くの人に共感を得られやすいものにできるのです。
関連記事:【広報担当者必見】アニメーションを企業や商品のブランディングに活用するメリットとは?
また、アニメーションには、人物や商品をイラスト化するだけでなく、オリジナルキャラクターを起用したり、他社のキャラクターとのコラボレーションを実施することもできます。
一度制作した自社キャラクターは、キャラクター自身が企業の象徴になる場合があります。ユーザーがブランドに対して愛着を持ってもらえるため、生涯の顧客価値が向上するメリットがあります。
関連記事:キャラクターを活用するメリットとは?デメリットや効果も解説
ブランディング向けのアニメーション動画は、制作プロセスが複雑なため社内では難しい場合があります。そのような際には、アニメーション動画の企画・制作で豊富な実績を持つ当社へお気軽にご相談ください。
当社は多くのクリエイターを抱えており、多くのアニメーションを制作できる体制が構築されています。さらに、コンテンツのシナリオ設計、キャラクター企画だけでなく、ブランディング動画制作後のリーチ獲得までサポートが可能です。
多様なクリエイターの作品がスポットを当たる可能性を広げていくため、日本のインディーアニメプロジェクトの祭典「Project Young.(プロジェクトヤング)」を開催中です。
Project Young.(プロジェクトヤング) は「夢を諦めなければフィクションはやがて現実になる」ということを世に伝え、全ての人がひたむきに頑張る事を応援し、またかつて夢を諦めてしまった人も再起できるよう激励することを目的として、『花鈴のマウンド』のテーマである「好きなことを諦めない」を掲げた作家支援プロジェクトです。
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NOKID編集部
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