2022.01.14

2022.04.08

YouTubeチャンネル運用のメリット・デメリットは?運用代行するポイントも解説

YouTubeチャンネルを活用して採用活動に生かしたい、自社のブランディングのために活用したい、リードを増やすために活用したいなど、YouTubeチャンネルを活用する企業が増えるつつあります。

しかしYoutubeチャンネルは、制作工数があまりにも多く、Youtubeチャンネルを作っただけで放置状態になってしまうなど、作っただけで失敗するケースも非常に多いのです。

今回は、途中で運用を断念してしまう原因などにも触れながら運用を上手く続けていくためにも、「Youtubeチャンネル運用をするメリット・デメリットとは何か」をテーマに解説していきます。Youtubeチャンネル運用を行う前にぜひ確認してみてください。


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Youtubeチャンネルを開設する企業が急増

それでは、なぜYoutubeチャンネルを開設する企業が急増しているのかを始めに解説していきます。その理由は簡単です。Youtubeチャンネルには、企業にとって開設するだけの価値があるからです。その価値を挙げるとすれば下記の4点です。

  1. 全世界で20億人ユーザー、日本国内では6200万人ユーザーの大規模プラットフォーム
  2. 10代~50代にかけて年代問わず幅広い利用者層
  3. 動画投稿サービスのため伝えられる情報量が文字・静止画より圧倒的に多い
  4. 基本的な利用は無料で行うことができる

特に大事なのが、3〜4に記載した「伝えられる情報量の多さ」と「無料で利用できる」点です。

YouTubeは、資金力があまりない中小企業でも、動画さえあれば無料で動画配信ができる点にあるでしょう。テクノロジーの進化により、動画による広告訴求がかなり一般化されてきたと思われます。また、資金力や人的リソースが少ない個人事業主でも、動画制作やYouTubeチャンネルをうまく活用して収益を挙げる例が増えてきています。

こういった状況も影響し、法人企業様で「うちもそろそろYouTubeを始めないと!」と考える企業が急増。さまざまな法人企業様が、社内に担当者を設けて、YouTubeチャンネルを開設し始めたのです。

なぜYoutubeアカウント運用で挫折するのか

前述したように、Youtubeアカウント運用を始める企業が急増したのですが、「Youtubeチャンネルは上手くいっている」という企業は多くないのが現実です。では、なぜ挫折する企業が多いのでしょうか。数々のYoutubeチャンネルを運用してきた我々の見解として下記の3点が挙げられます。

  1. Youtubeチャンネルのメリット・デメリットを理解していない
  2. 目的が不明確なままYoutubeチャンネルを開設している
  3. 工数・金額の見積もりが甘い

これらは非常に重要なポイントなので、詳しくは各章で詳しく解説していきます。

Youtubeチャンネル運用のメリット・デメリット

それでは、Youtubeチャンネル運用のメリット・デメリットを挙げていきたいと思います。整理すると下記が挙げられます。

メリット

  1. 一度作れば社内資産として残り続ける
  2. 他の媒体での再利用が可能

デメリット

  1. 結果が出て視聴回数が伸びるまでに時間がかかる
  2. テキストや静止画に比べて、制作工程やコストが多い

メリット1:一度作れば社内資産として残り続ける

Youtubeチャンネルとして制作した動画は、何年も残り続けて視聴者との接点を作り続けてくれます。またチャンネル登録によってファンになってもらえば、続けて投稿する動画も視聴してくれる可能性が高まります。つまり、本当に企業側が伝えたいことをじっくり伝えていくことが可能だということです。さらには、それが自動となるので企業側にとっては生産性を上げる重要な助けとなります。

分かりやすい例を紹介します。下記の動画は富士急ハイランドの公式チャンネルの動画です。富士急ハイランドに行けない人たちを対象に、【おうちで富士急】と題して、高飛車・ええじゃないかなどの人気アトラクションを擬似体験できる動画をアップして顧客の需要を生みながら話題性を作っています。

動画の視聴回数は100万回再生を超えています。約100万回も擬似体験を視聴者へ提供するのに配信量は無料です。さらに、動画を投稿したあとは誰の手も借りることなく自動です。高飛車がどんな乗り物なのか、テキストや静止画よりも多くの情報を伝えてくれています。ここまで鮮明に伝われば高飛車に乗っているイメージもつきやすく、富士急ハイランドに行って試してみたくなるのではないでしょうか。

他にも、食品会社でしたら商品を活用したレシピ動画をあげたり、不動産投資や金融商品などリードタイムが長い会社はセミナーのようなチャンネルを構築したりと、一度作ってしまえば強固な顧客との関係構築ツールになるのです。

メリット2:他の媒体での再利用が可能

またYoutubeで作った動画は、商品の紹介やYoutube動画広告に活用できるだけではありません。社内研修を動画にして効率化したり、採用活動の場で会社紹介動画に使ったりと多岐に渡ります。

お客様へ何度も同じ説明をする際には「誰が対応しても差が少ない」ように、接客時の説明を動画にして平準化するという点において非常に有効なのです。

デメリット1:結果が出て視聴回数が伸びるまでに時間がかかる

制作した動画は、どれだけの費用や手間を掛けて作ったとしても必ず視聴者が見てくれるとは限りません。作って終わりではなく、その後に分析をして最適化を行うため専門的な知識が必要です。例えば、平均視聴時間や完全視聴完了数などの指標から、どの数値が何に影響しているかを考慮し、適切な動画改修を行うことで商品の認知や販売という成果へと近づけていくのです。

また、他のSNSを活用してYoutubeチャンネルの認知を広げる取り組みなどの、マルチチャンネルな発想も必要です。

このように、Youtubeチャンネル運用は細かい改善を繰り返し、まさしく「動画の運用」を行うのです。1〜2ヶ月続ければ結果が簡単に出るものではありません。長期的な視点で取り組みましょう。

デメリット2:テキストや静止画に比べて、制作工程やコストが多い

次に挙げておきたいのが、工数や費用に関してです。動画制作は見る側としては非常に簡単ですが、制作となると多くの制作工程があります。その理由は動画の情報伝達力が高いからこそ、視覚、聴覚に訴えかける複数の表現方法を用いるからです。具体的には、テロップ、映像、音声といった部分をそれぞれ計画する必要があるということです。

例えば、記事などのテキストであれば納品までの流れはシンプルです。構成案をすり合わせた後、記事を制作、修正を行ったら納品して完了です。

しかし、動画の場合はそれがいくつも存在するイメージです。記事と比べると数倍の工程が存在します。具体的には以下のような工程が挙げられます。

  1. 企画内容を決める。
  2. 出演者やイラストレーター動画制作会社などアサインメンバーを決める。
  3. 構成案を制作&FIX  
  4. 絵コンテの制作&FIX
  5. 動画制作開始
  6. 音声の吹き込み
  7. 一次納品
  8. 制作内容修正
  9. 二次納品
  10. 動画アップ準備
  11. 動画アップ完了

このように、多くの工程があるため外部へ委託するケースがほとんどではないでしょうか。最近では、Youtubeショートの影響もあり、ショートアニメ動画制作を相談されるケースも増えています。詳しくは以下の記事で解説しています。

Youtubeチャンネルの運用も代行が可能

上述でお伝えしたデメリットの部分はYoutubeチャンネルを始める上で先に理解しておくポイントです。今まで動画を作ったことがないような場合、Youtubeチャンネルの目的・戦略を考えるのは困難なはずです。さらに、動画コンテンツの企画・制作・金額・目標数値(KPI)の設定なども試行錯誤になります。こういった場合、専門家のサポートを入れながら社内のノウハウを蓄積していくことも大切です。確実性も上がり、整ったスキームを把握することができるため理解も早まります。

Youtubeチャンネルを運用する上で一番大切なのは、素晴らしい企画を作ることよりも「継続して改善し続ける体制を作れるかどうか」です。しかし、多くの企業が無計画に始めて撤退していくのです。

だからこそ、Youtubeチャンネルの運用を専門家に代行してもらい体制を盤石にするのです。今までの動画制作実績やYoutubeチャンネル運用の知識を生かして運用してくれる会社もあります。

せっかく作ったYoutubeチャンネルが無駄にならないためにも、ぜひ検討してみてください。
NOKIDの「制作事例」もご覧ください。

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