PRアニメーション制作を行っている弊社が、多くのお客様から相談される内容に「動画を制作して投稿するにあたり、結局YouTubeとTikTokのどちらが良いの?」「広告を出した際の違いってある?」といった疑問が多くあります。
結論から申し上げますと、YouTubeとTikTokどちらに動画を投稿するべきかは、その動画を投稿する目的によって判断することが大切です。
例えば、「広告収入を得たいかどうか」「動画の長さをどれくらいにしたいか」といった目的です。
この記事では、TikTok動画とYouTube動画どちらが良いか決めかねている方に向けて、それぞれの特徴を解説していきます。最後までお読みいただき、自社にあったプラットフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
キャラクターを活用してSNSアカウントを運用することもおすすめです。詳しくは「キャラクターを使ったSNS運用のメリットとは?成功例やコツを紹介」をご覧ください。
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TikTokかYouTubeの違いは目的によって変わる
冒頭で軽く解説した通り、動画をYouTubeかTIkTokのどちらに投稿するのが良いか?については、動画公開の目的によって判断するのがおすすめです。なぜなら、それぞれ媒体の特徴やユーザーの行動パターンが異なるため、一概にどちらが良いという見方はできないからです。
そこで、次の項目でYouTube・TikTokのメリットとデメリットを解説し、目的によって達成できる方法をご紹介しますので、どちらが自分に合っているか検討してみてください。
YouTubeとTikTokを選ぶ基準とは?
それぞれの媒体を正しく使い分けるためには、後述する基準に沿って考えると良いでしょう。
- 広告収入を得る目的があるか
- 動画を何分で視聴者に伝えるか
それぞれの基準について解説していきます。
広告収入を得る目的があるか
プラットフォーム | 広告収益化 |
---|---|
YouTube | 広告収益化が可能 |
TikTok | 日本版のみ広告収益化が不可能 |
日本版TikTok動画は、2023年3月時点では広告収益化ができません。つまり、どれだけフォロワーを増やしても広告収益を目的としている場合には、工夫しなければ無駄になってしまうということです。
TikTok内で収益化が難しくても、他媒体へ誘導するなど工夫することで収益化自体は可能なため、この点も考慮して判断しましょう。
一方で、YouTubeではGoogleが定める基準をクリアすることで、広告収益化が可能になります。
関連記事:日本版TikTokはフォロワーがいても広告収益が発生しない?複数の収益化するやり方を解説
参考:YouTube で収益を得るには - YouTubeヘルプ
動画を何分で視聴者に伝えるか
プラットフォーム | 適した動画の長さ |
---|---|
YouTube | 8〜10分程度でテーマを深掘りした動画 |
TikTok | 60秒程度で簡潔にまとめた動画 |
YouTube動画は5分〜10分ほどの動画が多く、長編のものになると数時間にも及ぶ動画がアップロードされてます。
それに対し、TikTokは15秒〜60秒間(最大で3分間)の動画となっており、どんなメッセージをどれくらいの長さで伝えたいかによって、YouTubeかTikTokかどちらかを選ぶと良いでしょう。
なぜ、適した長さが変わるのかをお伝えすると、ユーザーの視聴態度が異なるからです。YouTubeであれば、何かの意図があって検索したあと、解決できる動画をじっくり視聴する「How to動画」が多い傾向にあります。
TikTokであれば、暇つぶしのために目的がなく次々とスワイプしながら動画を視聴していきます。そのため、簡潔に概要を掴めるかが重要となります。ここで興味を持たれることで、後々の検索行動によるテーマの深掘りといった行動へ繋がるということです。
YouTubeやTikTokの登録者を増やすコツは「知名度もない状態でYoutube登録者数を増やすには。1万人登録アカウントを量産した運用者が解説。」と「TikTokでフォロワーを増やすアカウント作りのコツとは?個人・企業別の参考例を紹介」で、それぞれ解説しているので参考にしてみてください。
YouTube同等に人気が急増しているTikTok
近年ではYouTubeを扱ったプロモーションやビジネスが非常に増えています。実際に、「月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態」を見てみると、日本でYouTubeを閲覧している18〜64歳のユーザーは、月間6500万人もいることが分かっています。
また、コロナ禍によって「YouTubeの利用が増えた」と答えた人は、他のプラットフォームの3倍以上にもなる約7割もの人が感じています。
さらに、APP ANIMEが発表した全世界における急成長アプリランキングでは、TikTokは「消費支出で急成長を遂げたアプリ」のランキングにおいて、YouTubeに次ぐ結果を残しています。他にも、「月間アクティブユーザーで急成長を遂げたアプリ」ランキングにおいて、5位以内にランクインしている結果となりました。
全世界で人気となっているYouTubeと同等かそれ以上に、近年ではTikTokの動画も人気が増してきていることがわかります。
TikTokとYouTubeで動画を投稿する場合の違い
YouTubeで動画を投稿する場合
ここからは、YouTubeの特性を知るためにメリット・デメリットをお伝えします。
YouTubeで動画を投稿するメリット
- 視聴者が自身で目的の動画を検索して視聴するため、視聴時間が長くなりやすい
- チャンネル登録されると、チャンネル内の関連した動画を続けて視聴してもらいやすい
YouTubeで動画を投稿するデメリット
- 視聴者が自身で目的の動画を検索して視聴するため、チャンネル登録されていないと視聴されにくい
- YouTubeチャンネルを運用するために動画投稿を継続する必要があり手間がかかる
YouTubeで動画を投稿する場合は、チャンネル登録を優先して囲い込みを目指すことが大切です。その後、関連動画を視聴してもらい、ファンになってもらえるように継続的な投稿をしていきましょう。
新たな視聴者との接触機会は、YouTubeショートと呼ばれるショート動画を活用することでデメリットをカバーすることも可能です。通常の8〜15分程度の動画と、60秒までのショート動画それぞれを上手く活用しましょう。
関連記事:YouTubeショートの活用方法とは?企業の事例やZ世代へのアプローチ方法を解説
TikTokで動画を投稿する場合
次にTikTokの特性を知るために、メリット・デメリットをお伝えします。
TikTokで動画を投稿するメリット
- アプリ起動直後から「おすすめ」が表示されるため新しい動画が視聴されやすい
- フルアテンション動画でスマートフォンに最適化された視聴環境
TikTok For Businessが調査した結果によると「Z世代のTIkTokに対するイメージ」は、主要プラットフォーム3社の平均と比較して、「最も流行っている」とイメージされています。
このことから、TikTokは「情報収集やトレンドを追うことに役立つSNS」として認識されているようです。
関連記事:TikTokでフォロワーを増やす動画の作り方とは?良い投稿の特徴や事例を紹介
TikTokで動画を投稿するデメリット
- 新しい動画との接触機会が優先されているため深く囲い込むのは不向き
- スワイプされないように動画の冒頭で注意を引くのが難しい
TikTokは新しい動画を視聴してもらう認知拡大に適していますが、YouTubeのようにチャンネル内の動画をいくつも視聴してもらって囲い込んでいくような状況を作ることは簡単ではありません。
そのため、顧客の意識を変えたりサービスの紹介などに繋げていく場合には、YouTubeチャンネルや自社サイトへ誘導する導線作りが大切になります。
TikTok動画は実写が多いためアニメ動画によって目立たせることも可能です。詳しくは「【TikTokアニメ】”バズる”アニメーションの特徴とは?大人気アカウントを一挙ご紹介!」で解説しています。
TikTokとYouTubeで動画広告に出稿する場合の違い
それぞれの媒体で動画を投稿していく中で、広告を活用して認知拡大を目指す場合もあるはずです。ここからは、それぞれの媒体で動画広告を出稿するメリット・デメリットをお伝えします。
TikTokで動画広告に出稿する場合
- クリエイターの投稿を簡単に広告として活用できる
- 明確な目的がなく新しい発見を求めているため広告の抵抗感が少ない
- 即時スワイプ(スキップ)できるため見てもらう工夫が必要
- 短尺が基本のため伝えることをシンプルにする必要がある
YouTubeで動画広告に出稿する場合
- スキップできる広告を配信できるが一定の秒数は強制で表示する
- 意図しないタイミングで動画が再生されるため視聴者にストレスを与えやすい
- 明確な目的で動画を探している場合があるため抵抗感が高まる
- ハウツー動画などを検索している視聴者にも関連する広告は見られやすい
上記のような違いを踏まえ、動画広告を出稿したい場合はそれぞれの特性を考慮して使い分けるようにしましょう。
特にTikTokは、視聴者が広告に対するストレスを感じにくい点でおすすめです。YouTubeで動画広告を出稿した場合は、検索して視聴者が観たいと思った動画と異なる動画が広告として表示されてしまうと、邪魔だと思われがちです。そのため、スキップできるインストリーム広告を活用したり、検索に連動するインフィード広告は情報提供を中心としたコンテンツ広告を配信するなどの工夫が良いでしょう。
一方で、TikTokでは視聴者が次々に動画をスワイプして見続けていくという「新しい発見」が考慮された視聴姿勢です。つまり、「目的の動画を視聴する」というよりも「TikTokを観る」という表現がしっくりくるということです。
また、通常の投稿と大きな差もないため「新しい情報源」として動画広告をストレスなく見てもらえる可能性が高くなります。
<関連記事> ・【YouTube広告】インストリームとインフィード動画広告(ディスカバリー広告)を最適化するには?効果的なアカウント設定を解説 ・YouTube広告は手間が掛かる?広告手法と運用ステップを具体的に解説 ・【保存版】TikTok広告メニューは何がある?3つのソリューションの特徴を解説 |
TikTokとYouTubeでアニメを活用した動画広告を外注する
YouTubeやTikTokでアニメを活用したPRを行う場合は、多くのアニメーションチャンネルを手掛け、動画制作だけでなく数々のイベントの認知拡大まで支援してきた当ブログを運営するNOKID(ノーキッド)がおすすめです。おすすめのポイントは以下のような点です。
1.2,000名を超えるNOKID審査基準を満たしたクリエイターによる幅広いテイストへの対応力
アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。NOKIDでは、独自審査を通過したクリエイターによって幅広い要望にお応えできます。
2.PR方法までを考慮した"作るだけではない"動画企画・制作力
動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。
例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。
反応が取れるからといって、ビジネスにまったく繋がらない「奇抜な投稿」では制作費用を掛けても企業の価値が上がることはほとんど考えられません。
3.イベント・プロジェクト企画からPRまで対応可能な企画力
イベントの成功には、どれだけの見込み客にイベントを知ってもらい、興味を持ってもらえるかがカギを握ります。素晴らしいイベントであったとしても、上手くPR活動を行わなければ知られることはなく盛り上がりにかけた状態で終了を迎えます。
NOKIDでは、どのようにオンラインでイベントを認知させていくか、そのために適した動画はどんな内容にすべきか、といった企画から支援してきました。
SNSを効果的に活用することで、イベント開催前から認知を広げるだけでなく、開催期間中にも飽きさせず盛り上がりを演出することで「参加はしていないユーザーにも興味を持つきっかけを作る」ことまで工夫を凝らしました。
ぜひ、下記のサービス詳細ページをご覧になって、どういった取り組みができるかを確認してみてください。
YouTubeとTikTokの違いについてのまとめ
これまで、YouTubeとTikTokそれぞれのメリット・デメリットを解説した上での判断が必要と解説してきました。
・YouTubeかTikTokのどちらを活用するかは、動画の長さや収益化などの「判断基準」に沿って使い分ける
・YouTubeのユーザーは、明確な解決したい疑問を持っている場合があるため、テーマを深掘りした動画で解決に役立つ情報を発信する
・TikTokのユーザーは、明確な目的を持たず暇つぶしに視聴している場合が多いため、深掘りするよりも簡潔に概要を掴めることを重視した発信をする
・どちらの媒体が良いと一概に決めずに、役割を設けて相乗効果を生むような両立が望ましい
それぞれの媒体に合わせた動画制作をするのは、容易ではないかもしれません。
そこで、動画の企画に役立つテンプレートやPRの考え方をまとめた資料を下記ページで公開しています。ぜひご活用ください。
TikTok/YouTubeショートはエンタメ感が効果的
現代の視聴者は、無料でコンテンツが手に入り、見たくないものは簡単に非表示にできるため、強制的に見せる従来の広告手法は通用しません。特にTikTokなどのショート動画プラットフォームでは、視聴者の関心を瞬時に引きつけなければならないのです。
では、視聴者の関心を引く投稿にするためにはどうしたらいいのでしょうか?
じつは、アニメーション動画には、つい視聴してしまうようなエンタメ感があります。さらに、実写では伝わりにくいストーリーや抽象的なメッセージを、アニメーションなら表現しやすいのです。
このアニメーション動画に、視聴者の感情を刺激するキャラクターを起用することで、効果はさらに高まります。
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