youtubeチャンネルを効率よく運用するには。1万人登録アカウントを量産した運用者が解説。

目次
1,youtubeで計測できるデータ
スマホを持っている人が大半閲覧しているyoutubeチャンネル。手軽に動画がアップできる&ユーザーが多くいることから、ビジネス活用して収益化につなげたいと考える企業や個人事業主の方も多くいらっしゃいます。
しかしyoutubeチャンネルは、制作工数があまりにも多く、youtubeチャンネルを作っただけで放置状態になってしまうなど、作っただけで失敗するケースも非常に多いのです。
今回は、youtubeチャンネルのアカウント運用に関して効率よく運用するにはどうすれば良いのかまとめてみました。Youtube のチャンネルを運用したい人には必見の内容となっていますので、気にある方は最後まで読んでみてください。
効果(KPI)の見積もり
youtubeで設定できるKPIの項目を解説していきます。次のようなKPIを設定することができます。
- 視聴回数
ー動画広告が視聴または再生された回数。
- 総再生時間
ー ユーザーが動画広告を再生した合計時間(秒)。
- クリック率
-「広告がクリックされた回数」を「広告の表示回数」で割った値。
- チャンネル登録者数
- Youtube Premiumの登録者数
- 視聴者維持率
ー視聴者の関心が持続していた部分や、視聴者が動画の視聴を止めた部分を知ることにより、動画の良い点と改善点についてのヒントを得られます。
- 高評価数
ーユーザーが広告主様の動画を高く評価した回数。
- 平均再生時間
ーユーザーが広告のインプレッション 1 回あたりに動画広告を再生した平均時間(秒)。
参考:https://support.google.com/youtube/answer/2375431?hl=ja
上にあげた指標はほんの一部であり、youtubeアナリティクスにてさらに細かい情報を確認することができます。https://support.google.com/youtube/topic/9257532?hl=ja&ref_topic=9257610
まずは、適切なKPIを設定し、youtube動画を作成する目的を明らかにしていきましょう。
2,データ分析するよりも大切なこと

いくらKPIを詳細に設定していても、ユーザーにニーズのある質の高いコンテンツを発信できていなければ意味がありません。質の高いコンテンツ作成を重視しつつ、KPIをもとにした数値分析・改善も行いながらYouTube運用の効果を高めていきましょう。
youtubeの開設自体は、個人でも企業でも無料で作成することができます。しかし、せっかく開設したyoutubeチャンネルでも、長年更新されていなかったり、再生回数が少なく効果がみられなかったりと、失敗に終わってしまう企業チャンネルも多く存在します。
そうならないためにも、まずは【何をもって成功とするのか】つまり、【youtubeを運用する目的とは何か】を明確にしたうえで行動することが大切です。
その目的とは、「認知」「検討」「行動」のどれかに分類できることが多いです。
認知:商品やサービスの存在自体を広く知らせたい
検討:商品やサービスの価値を伝え、購買検討につなげること
行動:動画視聴をきっかけとして購入や問い合わせなどの具体的なアクションにつなげること
いずれを目的としているのかを関係者の間ですり合わせることで、効果的なyoutube運用へとつながっていきます。また、どのフェーズで課題を感じているかによって、設定するKPIを変えるとよいです。あくまで一例ですが、以下のように設定することがいいでしょう。
認知:表示回数、視聴回数、リーチ
検討:視聴率、再生時間
行動:クリック、獲得数
このように、闇雲に動画を配信するのではなく、きちんと設定することが重要です。
3,どのようにテストを繰り返すのが理想的なのか

yourube運用を行っていくうえで、どんな動画がより効果があるかを調べるために、複数のバージョンの動画広告を比較し、どちらのパフォーマンスが優れているのかを測定するテストを行うことが必要となってきます。
では、このテストはどのように行っていけばよいかよいかということに関して、この項目で詳しく解説していきます。まず、テストを行うメリットとして、以下の3つのことがあげられるでしょう。
- 数字に基づいて良し悪しの判断ができる。
- 継続的に行うことで、動画広告の内容を最適化できる。
- 本格的な広告キャンペーンを行う前にお試しができるので、リスクをおさえることができる。
引用:https://www.adarch.co.jp/2017/02/08/abtest_douga/
自社にとって、どのような動画が最適なのかを考えるために、テストを行っていくことが必要です。
4,事前に想定できる段取りを洗っておこう
動画制作にかかる工数は、具体的に並べると下記のようなイメージです。
1,企画内容を決める。
2,出演者やイラストレーター動画制作会社などアサインメンバーを決める。
3,構成案を制作&FIX
4,絵コンテの制作&FIX
5,動画制作開始
6,音声の吹き込み
7,一次納品
8,制作内容修正
9,二次納品
10,動画アップ準備(広告を打つ場合は広告入稿準備)
11,動画アップ完了
並べて見ただけですごい工数がかかるのがわかりますよね。個人的にやっているyoutuberさんでしたらもっと効率的にやれると思いますが、法人の場合は他の仕事と並行して行わないといけません。
もちろん、他の仕事を蔑ろにするわけにはいかないので、結局動画制作が日常業務の負担となってしまい、そのままチャンネルが運用されないまま放置されるケースが多いのです。しっかりと運用を行っていくためには、工数とかかる時間の計算を怠らないようにすることが、つまずかないためのポイントとなっています。
5,運用代行という手段もある

特に把握するのが難しいポイントは、目的、目標、戦略、見積もりの部分ですよね。今まで動画を作ったことがない方がいきなりyoutubeチャンネルの目的・戦略を考え、コンテンツにかかる制作工数・金額感・目標KPIの設定などを考えるのは相当難しいでしょう。
youtubeチャンネルを運用する上で一番大切なのは、いかに継続して改善し続ける体制を作り上げるか、です。しかし大体の法人企業様は、そこにかかる工数や見積もりを把握しておらず放置してしまう。
そこでぜひご検討いただきたいのが、youtubeチャンネルの運用代行です。今までの動画制作実績やyoutubeチャンネル運用の知識を生かして運用してくれる会社もあります。
せっかく作ったチャンネルが無駄にならないためにも、ぜひ検討してみてください。