今回はキャラクターを用いたアニメーション動画を活用するメリットやデメリット、近年多くのアーティストによって公開されているアニメーションMVについて解説していきます。
NOKIDによるアニメーションMV(ミュージックビデオ)の制作実績も紹介しておりますので、キャラクターアニメーションの制作を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
MVだけでなく、企業のブランディングやサービスや事業のプロモーションとしてのキャラクターアニメーションも注目されており、ブランディングだけでなく採用マーケティングでも活用することが可能です。
映像作品としてではなく、ビジネスでPRなどに活用しやすいインディーアニメについては「インディーアニメの制作費用と仕組みを公開!MVにも使われる人気の秘密を解説」がおすすめです。
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アニメーションMVが活用される理由とは?
近年ではキャラクターを用いたアニメーションを活用する企業が増えてきています。企業のサービス紹介や求人募集、ブランディング動画など、様々な場面でキャラクターアニメーションは活用されています。
その中でもアニメーションを用いたMV(ミュージックビデオ)が増えてきており、様々なアーティストの楽曲とアニメーションがコラボレーションしています。
MVは音楽を伝えるための映像であり、楽曲の中にある雰囲気や世界観を視覚的に伝えるためのコンテンツです。
楽曲と合わせてアニメーションも楽しんでもらうことで、より楽曲の世界に引き込まれ、楽曲を単体で視聴したとき以上の感動を与えることもできます。
Adobeなどの映像加工ソフトが普及したことで、費用や手間を抑えて制作することができるため、アニメーションを制作するクリエイターが増えたこともアニメーションMVの増加の要因となっています。
関連記事:アニメーションMVとはなに?尺の短いアニメ作品が急増している理由とは。
キャラクターアニメーションのメリット
キャラクターを使ったアニメーションのメリットとして、親しみやすく印象に残りやすいという点が挙げられます。
印象に残りやすいということは感情移入しやすく、Music Videoであれば曲をより感動的なものにすることができたり、企業やサービスのPR動画の場合、認知度アップやブランディングにも繋がります。
キャラクターを用いたアニメーションは表現の幅が広く、自由な表現で映像を作ることが可能なので、実写では表現することが難しい世界観や概念なども訴求することができます。
また、インパクトのあるキャラクターやアニメーションにすることで、視聴者の興味・関心を引くことも可能です。
実写での撮影は配役から撮影スタッフの手配、ロケ地の選定まで多くの工数とコストが発生しますが、アニメーションであれば撮影コストが発生しません。
映像の修正もアニメーションであれば編集ソフトで加工することができますが、実写の場合は大幅な修正を行うことができず、再撮影となってしまうリスクもあります。
もちろん、凝ったアニメーションやCGやエフェクトを多様する場合は、編集コストが大きくなり制作費が跳ねあがってしまいます。
予算と作りたい映像の兼ね合いで妥協点を決める必要があります。
関連記事:キャラクターを活用するメリットとは?デメリットやキャラクターとのコラボ事例を解説
キャラクターアニメーションのデメリット
アニメーションに登場するキャラクターの存在自体を、人々の記憶に定着させるためには、多大な時間と戦略が必要となります。つまり、数年単位の長期スパンで予算計画し運用していく必要があるということです。
しかし、ミュージックビデオであれば、アニメーションに登場するキャラクターは作品単位となり、キャラクター単体としてのブランディングは基本的には不要となります。
キャラクターが主張し過ぎても楽曲の世界観や本当に伝えたいことを崩してしまう可能性があるため、設計段階から注意して進める必要があります。
関連記事:ファンのできるキャラクターはどうやって作るの?特徴や作り方のコツを紹介
アニメーションMusic Videoの制作事例
Natumi. - 『Knock』
迫力のある歌声とミステリアスな雰囲気が魅力の女性シンガーNatumi.の楽曲『Knock』は、高梨臨主演 MBSドラマ特区枠にて放送の「バツイチがモテるなんて聞いてません」エンディング主題歌となっています。
この作品で制作したリリックビデオはMVの一種で、アニメーションの派手さよりも歌詞の表示に重きを置いた映像となっています。
歌詞のフレーズの一言一言が視聴者の心に入ってくるように、アニメーションはシンプルかつ、Natumi.の爽やかで力強い歌声と疾走感を、駆け抜けていく女性を描くことで表現しています。
サビの転調とともに女性が走り出し、ラスサビでアニメーションに彩りが加わることでより力強く、さらに疾走感が生まれ、視覚的にも気持ちが高ぶってしまうような作品になっています。
制作事例:「Knock」Lyric Video - NOKID
Gawr Gura - 『REFLECT』
ホロライブプロダクション所属のバーチャルYouTuber "がうる・ぐら(Gawr Gura)" のデジタルシングル『REFLECT』のMVを担当いたしました。
がうる・ぐらは、YouTubeのチャンネル登録者数430万人を誇る世界的なバーチャルYouTuberです。
子供っぽい話し方や幼い声が可愛く、キャラクターのイメージとマッチしていること、そして嫌味のない純粋なキャラクターが多くの人に愛されています。
『REFLECT』は普段の幼い容姿と声質とは一味違った一面を発見できる楽曲となっており、幼さの中に凛とした冷たさもあるクールな楽曲になっています。
人間とサメ、水中と陸上、日本語と英語、幼さとクールさ、様々な対比を楽曲と3DCGを活用したアニメーションで構築することで、がうる・ぐらの新たな二面性をシリアスに表現しています。
制作事例:「REFLECT」Music Video - NOKID
大亀八月 - 『明鏡幻夢』
Vocal/Keyを担当する「さつ大」とGuitarを担当する「TASO」の2人組バンド「大亀八月」の楽曲『明鏡幻夢』のアニメーションMVの制作を担当いたしました。
アニメーションだけでなく、3DCGも用いて表現の幅を広げ、爽やかで疾走感のある楽曲の良さをそのままに、歌詞のイメージに沿った迫力のある映像に仕上がっております。
ミステリアスな世界観と意味深なアニメーションに、続きが気になってしまいますね。
制作事例:『明鏡幻夢』Music Video - NOKID
夜韻-Yoin - 『溶けて、解けて』
TikTokやサブスクで話題となったSNS発の人気シンガーソングライター“あれくん”が率いる3人組ユニット、「夜韻-Yoin」の楽曲『溶けて、解けて』のMVを制作いたしました。
切なくも儚げな歌詞とポップなメロディが印象的な楽曲に、葛藤する少女の姿がより一層の切なさを与えつつも、疾走感のある曲調と声質が重くなり過ぎない絶妙な作品となっています。
制作事例:「溶けて、解けて」Music Video - NOKID
倖田來未 (KODA KUMI) -『100のコドク達へ』
倖田來未史上最も切ないバラード楽曲『100のコドク達へ』の公式リリックビデオの映像制作を担当しました。
人々が抱える“孤独”や“葛藤”をテーマとしたメロディと歌詞をアニメーション描写とリンクさせた切なくも美しいリリックビデオとなります。
言葉の断片が視覚的にインプットされるような工夫が随所に施されており、センセーショナルな歌詞でありながら心の中にすっと入ってくる作品に仕上がっています。
制作事例:『100のコドク達へ』Music Video - NOKID
渡邉究 -『3年D組』
卒業をテーマとした合唱曲のようなキャッチーなメロディによるオリジナルMVのアニメーション制作を担当しました。
卒業する学生同士の葛藤をアニメーションで表現しています。
全体を卒業のテーマカラーである桜色で統一しつつ哀愁溢れる作画にすることで、歌声と相まって甘酸っぱくもどこか懐かしい感じのする青春アニメーションとなりました。
リアルな青春の初々しい歌詞とアニメーションとて、ご自身の青春時代を思い出してしまうのではないでしょうか?
制作事例:『3年D組』 Music Video - NOKID
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NOKIDでは、アニメーション・3DCGの表現ばかりに捉われることなく"本質となる視聴者へのメッセージ"を軸にアニメーション・3DCGで表現いたします。
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