TikTokへの注目が集まり、広告配信を考えても「TikTokに広告を出したいが何から始めたら良いだろう?」「TikTok広告用の動画制作はどうやってやるの?」といった悩みが出てくるのを耳にします。
TikTok動画制作・運用のサポートをしている我々は、成功するTikTok動画広告パターンの中でも、他のクリエイターが制作した「クリエイター起用動画」と「UGC風動画」がおすすめです。
自社だけの発信では客観性に欠けるため、UGC風動画やクリエイター起用動画のように口コミ効果のある投稿も重要です。
そこで今回は、TikTok広告で「クリエイター起用動画」を活用したいと考えている方に向けて、気をつけるべきポイントなどをお伝えしていきます。
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TikTok広告のおすすめパターンは"UGC動画""クリエイター起用動画"
発信する動画のアイデアはさまざまですが、ビジネスで何かを宣伝していく際には、UGC風・クリエイター起用動画の活用がおすすめです。具体的な特徴は次の通りです。
UGC風動画
UGC風動画とは、一般ユーザーによって作成された投稿のように見える動画を作成したものです。
TikTok For Business公式サイトが公開したデータを見ると、UGC風のテキストが挿入されている広告は、テキストが挿入されていない広告と比較してCVRが約141%、6秒視聴率が約129%という結果となりました。
クリエイター起用動画
TikTokクリエイター起用動画は、一定のフォロワーを持つクリエイターとタイアップした動画です。この動画をクリエイター側で投稿してもらい自社の広告として配信することで、口コミの拡散に近い効果を得る広告配信が可能です。
出典:「一本あたりの連続出稿日数」TikTok For Business
TikTok For Business公式サイトによると、クリエイターを起用した広告は、起用していない広告に対して、一本あたりの広告出稿連続日数が約152%も長い結果が出ています。
詳しい事例を含めた解説を下記の記事で行っているので、あわせてご覧ください。
関連記事:成功するTikTok動画の種類とは?動画制作会社が徹底解説
TikTok広告でUGC風動画とクリエイター起用動画を使う際のポイント
TikTok動画広告を出稿する際のポイントをお伝えしますと、「媒体」「誰が発信するか」「商品理解」といった3つの観点から確認することが重要です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
出稿する媒体・メニュー
TikTok広告の媒体には、「スタンダード」「オリジナルメニュー」の2つがあります。
- スタンダードメニュー
- オリジナルメニュー
配信手法を選ぶ基準は目的によって異なり、「認知」のためなら「スタンダードメニュー」、「拡散」や「体験」を目的とするなら「オリジナルメニュー」を選ぶことをおすすめいたします。それぞれどういった特徴を持つかを理解し、目的にあったメニューを選びましょう。
TIkTok広告のメニューについて、下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【保存版】TIkTok動画全種類を動画制作会社が解説!
誰が情報発信をするかが大事
次に重要となる指標は、「誰が情報を発信するか」についてです。重要なのは、クリエイターが抱えるファン層の「量」×「質」です。
多くの方が陥りがちな考えとして多いのが、「フォロワーが多い有名なクリエイターを起用することで認知拡大・集客など目的を達成できるのでは?」という考え。もちろん有名なクリエイターを起用することで、動画を視聴される可能性は高くなりますが、それだけでは目的を達成するのは難しくなります。
一般の投稿者や企業案件を受けている有名クリエイターに関わらず、商品やサービスの雰囲気にあった人を選定し、その人が投稿することが大事になります。
商品理解
3つ目に重要なのは、視聴者が商品理解をしやすいメニューを選択することです。視聴した方が動画の内容に共感し、行動を促すような動画を制作するには、商品の魅力が伝わりやすい撮影の仕方を選ぶことが重要になります。
動画撮影方法は主に、「UGC風」「クリエイター起用」の2種類があります。今回は、クリエイター起用を行う場合の制作について、次の項目で詳しく解説いきたいと思います。
TikTok広告で使うクリエイター起用動画の制作手順
クリエイター起用動画を制作する際の手順は、以下の6工程です。
- 商材の確認
- 目的設定
- フォーマット選定
- インフルエンサー選出・提案
- 動画撮影・編集
それぞれ見ていきましょう。
商材の確認
どんな商品・サービスを紹介したいのか決定します。個人・企業問わず、何をメインに伝えたいのかを確認しましょう。
目的設定
商品やサービス・メインとなるメッセージ内容が決まったら、次に考えるのは目的です。たとえば、ピザハットがTikTok広告を出したときの例では、デリバリーとお持ち帰り半額のキャンペーンについてプロモーションを行った事例があります。
参考:【プロモーション事例】つい最後まで見てしまう「ヤバタンピザ」動画の裏側!
参考:TikTokクリエイターの世界観をそのまま活かす、広告っぽくない広告クリエイティブが効果を発揮【ドミノ・ピザ】 | 【公式】TikTok For Business: TikTok広告
フォーマット選定
目的が決まったあとは、フォーマットを選定します。このフォーマットとは、上記で解説したメニューや撮影方法を指します。クリエイター起用の動画制作を行うのか、UGC風の動画を制作するのかはこの時点で決めましょう。
TIkTok広告のメニューについて、下記の記事で詳しく解説しています。気になる方は是非、こちらをご覧ください。
関連記事:【保存版】TIkTok動画全種類を動画制作会社が解説!
インフルエンサー選出・提案
クリエイター起用する動画制作の場合に、この段階でインフルエンサーの選出を行ないます。自社の商品やサービスにあったクリエイターを探したい、という方はクリエイターとのマッチングサービス「TikTok Creator Marketplace」を使用することも可能です。TIkTok公式サイトが紹介している記事によると、「TikTok Creator Marketplace」(TCM)の利用にあたって必要な手順は下記の通りです。
出典: TikTok Creator Marketplaceの使い方(TIkTok公式)
参考:人気TikTokクリエイターから学ぶ、ショート動画マーケティングの今と未来 - TikTok for Business
動画撮影・編集
クリエイターが決まり、内容をすり合わせたあとは、クリエイター側でタイアップ動画の撮影・編集を行います。動画が投稿されたあとは、自社の広告として配信していきましょう。
弊社では、商品や企業の魅力が伝わりやすいTikTokアニメーションを1から企画・制作したり、TikTok広告の配信までサポートしております。
さらに、登場するキャラクターのIP(知的財産)ビジネスへの展開を考慮した上での制作企画から配信までのサポートをしてくれるサービスですので、TikTok広告についてご興味がある方や、依頼をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
TikTok広告で使うクリエイター起用動画についてのまとめ
ここまでのポイントをまとめます。
商材の確認、目的設定、フォーマット選定、インフルエンサー選出・提案、動画撮影といった流れになっております。しかし、TikTokの運用は動画制作をすれば完成というわけではありません。撮影された動画を投稿したり、その後の効果を分析し、次の動画制作に活かすというPDCAが重要になります。
クリエイターにもよりますが、動画制作に特化した方が多く、その後のTikTok動画運用までお任せできない可能性がありますのでご注意ください。
縦型ショート動画はエンタメ感が効果的
現代の視聴者は、無料でコンテンツが手に入り、見たくないものは簡単に非表示にできるため、強制的に見せる従来の広告手法は通用しません。特にTikTokなどのショート動画プラットフォームでは、視聴者の関心を瞬時に引きつけなければならないのです。
では、視聴者の関心を引く投稿にするためにはどうしたらいいのでしょうか?
じつは、アニメーション動画には、つい視聴してしまうようなエンタメ感があります。さらに、実写では伝わりにくいストーリーや抽象的なメッセージを、アニメーションなら表現しやすいのです。
このアニメーション動画に、視聴者の感情を刺激するキャラクターを起用することで、効果はさらに高まります。
ですが、TikTok向けのアニメーション動画を作るのは大変ですよね。そんなあなたにぴったりなのが、当社が提供している「TikTokアニメ」です。まずは、その魅力を以下のレポートを手に入れてチェックしてみてください。
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