2022.01.13
2022.04.13
YouTubeの再生数を増やすには?おさえておくべき3つの指標を解説
Youtubeに動画を投稿し始めた後は、それで終わりというわけではありません。Youtubeアナリティクスなどの分析ツールを見て目的に沿って適切に改善を繰り返していく必要があります。ですが、専門的な指標が多く慣れていないと困惑してしまうかもしれません。
「動画をたくさんの人に見せたいのに、なかなか再生回数が伸びない」
「何を改善すれば再生回数が伸びるのか分からない」
と思っているかもしれません。せっかくYoutubeに動画を投稿したのに次の段階へ進めないのは勿体無いことです。
そこで今回は、Youtubeチャンネルで「再生回数を伸ばすための方法」をテーマに、多くの指標の中から見るべきな3つの指標についてを解説していきます。これで簡単にYoutube動画の何を改善すれば良いかが分かるようになってくるはずです。ぜひ、最後までご覧ください。
YouTubeやTikTokで効果的なPRを行うための「動画広告の設計方法」から「アニメーション動画の活用方法」まで「無料資料ダウンロードページ」で公開中です。多くの自社チャンネル運用、他社チャンネル運用代行を行なってきたノウハウを凝縮したガイドブックを入手してください。
再生回数を伸ばすにはロジックがある
Youtube動画の再生回数を伸ばすためには、重要となる指標を確認し改善するためのロジックが存在します。そして、ロジックを考える上で大切になってくるのが「Youtubeチャンネルを登録する人というのはどんな人なのか?」ということです。つまり、視聴者がどう思ったら登録するのかを軸とした行動・心理を知っておくということです。
実際に、あなたがYoutube動画を閲覧する時を想像してみてください。もし動画を見て「面白い!」と感じた時に、「もっとこのチャンネルの動画を見たい」と思ったことはないでしょうか?その後、関連動画などから同じチャンネルもしくは、似たようなチャンネルの動画を見ていくはずです。
反対に「見ていて退屈だな」と思えば、すぐに見るのをやめるはずです。そして、違うチャンネルの動画を見るのではないでしょうか。
ここでよく考えてほしいことがります。あなたは、前日に初めて見たYoutube動画が「誰の、どんなチャンネルだったか」を覚えていますか?内容はなんとなく覚えていても、チャンネル名や動画タイトルは意識していなければ思い出すのは困難なはずです。だからこそ、視聴者が気に入った動画は「自分にとって価値がある」と感じて、次もすぐにアクセスできるようにとYoutubeチャンネル登録をするのです。
そして、視聴者が登録しているYoutubeチャンネルには、それぞれ役割が存在します。例えば、仕事をする上で参考になるチャンネル、趣味のレベルを上げるために役立つチャンネル、暇つぶしにちょうど良いチャンネルなどです。
このようにYoutubeチャンネルを運用する時には、「視聴者にとってどんな役割があるチャンネルなら次も見たいと感じてくれるのか?」を常に考えなくてはなりません。Youtube動画の再生回数を増やしていくには、一度見たら二度と見ない視聴者へ無理やり視聴させることを考えては上手くいきません。継続的に見てくれる視聴者がどれだけいるかを目指すことが根本的な成功のロジックです。
そのためにも、まずは一度目の視聴で価値を感じてもらえる動画を作成するのです。価値を感じてもらうというと曖昧ですので、具体的に今から解説する指標が一定水準になっているかで判断していきましょう。
Youtube動画で価値ある動画か判断する3つの指標とは
前述でお伝えした通り、Youtube動画で再生回数を増やす根本的な方法は「視聴者に価値のある動画を提供する」ことです。それを繰り返して継続的に自分のチャンネルにある動画を視聴してくれる人が増えることで再生回数が増えていくのです。そのための判断に必要な指標は以下の3つです。
- 総再生時間(チャンネル内での再生時間が加算された合計時間)
- 視聴維持率(動画の中身の改善)
- クリック率(タイトルの改善)
それぞれを順に詳しく解説していきます。
総再生時間(チャンネル内の動画再生時間の合計時間)
まずは総再生時間という自分のYoutubeチャンネル内すべての動画再生時間の合計を表した数値です。Youtube動画を視聴する流れは、以下の通りです。
- 動画が表示される
- 動画がクリックされる
- 動画が再生される
おすすめに動画が表示されたとしても動画がクリックされなければ意味がありません。動画がクリックされても、すぐに視聴をやめてしまっても総再生時間が増えません。これは、Youtube側にしてみれば視聴者の期待に沿えない質の悪い動画だと判断されることに繋がる重要なポイントです。
例えば、視聴者がタイトル&サムネイルを見て興味を持ったものの、動画を見始めたら分かりにくく退屈そうだと思えば他の動画を探し始めます。このように、動画をクリックした視聴者の再生時間を伸ばすためには、「タイトル&サムネイル」と実際の内容が不自然ではないかを確認することが大切です。
総再生時間を伸ばすことによって、Youtubeでの評価が高まります。その結果、おすすめ動画や関連動画などにも表示されやすくなることで多くの視聴者へ接触する機会も生んでいくのです。
視聴者維持率(動画視聴者の何%が見続けているかの割合)
視聴者維持率は、Youtube動画の再生中に「その時点で視聴者全体の何%が維持されているか?」を表した数値です。また、この数値によって視聴者がいつ視聴を停止したかが分かります。そのため、視聴者の関心が持続していた部分や、視聴者が動画視聴を止めた部分を軸に動画を改修するヒントになります。
出典:youtubeヘルプ https://support.google.com/youtube/answer/9314415?hl=ja
視聴者維持率を高い水準で保ち続けることで、視聴者に価値ある動画だと明確に判断できます。では、視聴者維持率を高い水準で保つために動画改善のヒントをお伝えします。
冒頭から視聴者維持率が下がる場合の動画改善策
例えば、視聴者維持率が冒頭から下がってしまう場合、動画を見始めてから本題に入るまでに視聴するメリットを感じてもらえていないことが考えられます。この場合は、動画の冒頭で何を解説するのか、視聴することでどんな結果が得られるのかを伝える方法が有効です。ドラマなどの物語系であれば、前回のあらすじと次の展開を想像させるナレーションなどの「続きを見ないと我慢できない」と思ってもらうことを意識しましょう。
終盤で急激に視聴者維持率が下がる場合の動画改善策
動画の後半で異常に視聴維持率が下がってしまう場合、話の結末が分かりやすすぎたり、ダラダラと伸びていることが考えられます。この場合は、終盤までに解説した内容を端的にポイントにまとめたり、聞いておかないと損をするような重要なポイントを伝えて仕切り直したりすることが有効です。ドラマなどの物語系は、盛り上がりのピークで次の動画になるよう長さを調整するなどの「終わるポイントの見直し」が必要かもしれません。そうでなければ、シーンを切り替えて飽きさせない工夫が必要です。
このように、最後まで観てもらえる動画を制作するためには、「視聴者維持率」は欠かせない指標なのです。さらに、視聴者維持率を高めることによって、自然と総再生時間が伸びていきます。この状態が作れれば、あとは多くの視聴者を獲得するだけなので、広告で宣伝したりするのも検討してみましょう。
Youtube広告の手法や費用などの詳細は以下の記事で解説しています。
クリック率(動画の表示回数に対してクリックされた割合)
3つ目のポイントは、クリック率に関して着目をすることです。ほとんどの方が、Youtubeの検索欄で動画を検索したことがあるのではないでしょうか。この時、検索したキーワードに関連した動画をクリックするのではないでしょうか。
Youtube検索結果の動画一覧で、自分の視聴目的と関連性の低そうな動画が表示されていたら、その動画をクリックすることはないはずです。見てみたら良い動画だったことはあるかもしれませんが、それもクリックして見てもらえなければ意味はありません。
例えば、「ハンバーグの作り方」を調べている視聴者に「オムライス」の写真が入ったサムネイルを表示させたら優先的に見てもらえるでしょうか。また、サムネイルは問題なくてもタイトルが「ハンバーグのソース作り」となっていたらどうでしょうか。いずれ見るかもしれませんが、見る優先度は下がるはずです。このように、クリック率を上げることはサムネイル&タイトルによって興味を持てるかが関係しているのです。
視聴者がYoutube検索欄で動画を検索したときに、そのキーワードとの関連性があるタイトルを意識しましょう。さらに、そのタイトルが視聴者に伝わりやすいことの両方を満たすことが大切です。クリック率を改善していくために、サムネイル&タイトルが視聴者の求める内容と一致するよう検証しながら改善することが大切です。
また、「サジェスト機能」や「キーワードツール」を使って、どんな検索ワードが使われているかを知り、どんなタイトルが検索されやすいかを考えることも良いでしょう。「キーワードツール」を使うと、月額7,000円〜10,000円ほどで、キーワードがどのくらい検索されているのかを調べることができます。
もっとも難しいのは総再生時間を増やすこと
ここまでに解説した通り、Youtubeは、「動画が表示される、動画がクリックされる、動画が再生される」という流れを持っています。おすすめに動画が表示されたとしてもクリックされなければ意味がありません。クリックされても、すぐに視聴をやめてしまえば総再生時間は増えません。
このことから、クリック率と視聴者維持率を改善することで、総再生時間の改善へと繋がっていくことが分かります。だからこそ、総再生時間を改善することがもっとも重要になるのです。
制作会社とタッグを組むのもあり
特に把握するのが難しいポイントは、目的、目標、戦略、見積もりの部分ですよね。今まで動画を作ったことがない方がいきなりyoutubeチャンネルの目的・戦略を考え、コンテンツにかかる制作工数・金額感・目標KPIの設定などを考えるのは相当難しいでしょう。
youtubeチャンネルを運用する上で一番大切なのは、いかに継続して改善し続ける体制を作り上げるか、です。しかし大体の法人企業様は、そこにかかる工数や見積もりを把握しておらず放置してしまう。
そんな中、ぜひご検討いただきたいのが、Youtubeチャンネルの運用代行です。今までの動画制作実績やYoutubeチャンネル運用の知識を生かして運用してくれる会社もあります。せっかく作ったチャンネルが無駄にならないためにも、ぜひ検討してみてください。
NOKIDの制作実績はこちら
https://nokid.jp/works/
おすすめの記事
基礎知識:企業でアニメーション動画が活用される理由とは?活用事例も解説
事例解説:【PR動画事例】企業のPRアニメーション動画を制作会社が解説
種類・費用:アニメーション動画制作の種類別の制作料金と活用例を解説
制作技法:インディーアニメの制作費用と仕組みを公開!MVにも使われる人気の秘密を解説
制作工程:実写・アニメーションの映像制作を外注する流れとは?費用や依頼時のポイントをご紹介
依頼方法・コツ:ショートアニメの制作を依頼するコツは?制作会社の選び方をプロがご紹介
依頼リスク:動画制作を依頼するのはリスク?後悔しないアニメーション動画制作の依頼方法を解説
制作会社:アニメーション動画の制作会社は増えている?上手な選び方をご紹介
MV制作:アニメMVで楽曲のファンを増やすには?最新マーケティング手法とMVの作り方を解説
実写比較:アニメーションPRと実写PRの違いとは?自社サービスをPRする最適な方法
SNS動画:【TikTokアニメ】”バズる”アニメーションの特徴とは?大人気アカウントを一挙ご紹介!
企画方法:アニメの企画ってどうやるの?実は企画書のフォーマットは重要ではない理由
制作ツール:今話題のYouTubeアニメーション制作ツールとその特徴とは?
採用動画:多くの求職者を応募に導く!採用アニメーション動画を作るコツを解説
動画制作の基礎についての記事
・映像制作に活用されるCGとは?種類や制作会社を選ぶコツまで解説
・Unreal Engine(アンリアルエンジン)は映像制作に向かない?機能の特徴や企業が使うメリットを解説
・アニメーションMVとはなに?尺の短いアニメ作品が急増している理由とは。
・会社・事業説明(案内)の動画とは?採用向けとPR向けをそれぞれ紹介
・おしゃれで芸術性の高いアートアニメーションとは?ブランディング向けな理由や事例を紹介
・HIPHOPのラップ/R&BのMV制作にはリリックビデオ?人気の理由を紹介
・ゲーム実況配信(動画)は売上に影響する?無視できない効果やメリットを紹介
・TikTok広告で使うUGC(風)動画とは?効果的に活用する方法を紹介
・縦型ショート動画「WEBREEN」とは?注目される理由や活用ポイントを紹介
動画制作の依頼方法についての記事
・アニメーションMVの依頼方法を解説!トラブルなくMVを納品してもらうには?
・動画制作をフリーランスに依頼する際の相場は?発注先の選び方と注意点も紹介
・アニメーション動画を外注依頼する前にすべきことを一覧にまとめました
・アニメーション制作に困っている方へ。独学・外注どちらが良いのかを解説
・動画広告を上手く作りたい!制作ディレクション方法と発注のコツを解説
・クラウドワークスでアニメーション制作を依頼するリスクとは?制作会社との違いを紹介
・【まとめ版】動画制作をスムーズに依頼するための専門用語を解説
・アニメーション動画制作は外注せず内製化すべき?メリット・デメリットを解説
動画の作り方についての記事
・採用動画を制作しても応募は来ない?内容の考え方や制作事例まで紹介
・動画広告を上手く作りたい!制作ディレクション方法と発注のコツを解説
・反応を得られるプロモーション動画の作り方とは?企画方法から外せないポイントまで紹介
・ブランディング動画で感動を与えるには?効果・活用方法・作り方のコツを解説
・YouTube漫画動画の作り方を制作会社が解説!何が最も大変なのかを知っておこう
・TikTokでフォロワーを増やす動画の作り方とは?良い投稿の特徴や事例を紹介
・YouTube・イベントのオープニング動画(映像)の作り方は?おしゃれ・かっこいい事例も紹介
・イベント(展示会)を成功させる動画の活用方法とは?目的別に制作のコツを紹介