2022.01.14
2024.10.11
Youtubeチャンネル運用の手順を大公開。1万人登録アカウントを量産した運用者がコツを解説。
昨今では、Youtubeチャンネル運用を始める企業が増えてきました。目的もさまざまで、コーポレートブランディング・商品PR・採用活動など、色々な用途でチャンネルを開設しています。
しかし、Youtubeチャンネルの仕組みを理解して適した対策をする必要があります。また、Youtubeチャンネルは動画の本数も必要であることから、運用を続けていく体制も必要になります。実際にYoutube動画を制作するにも、企画、制作、分析、投稿、設定などと時間や手間、知識までも求められるのです。その結果、Youtubeチャンネルを作って動画をアップしただけの動画倉になり放置状態になってしまうのです。
そこで今回は、1万人登録アカウントを量産してきた我々が、Youtubeチャンネルのアカウント運用手順を解説します。ぜひ続きをご覧ください。
YouTubeチャンネル登録者を増やすには「知名度もないYouTubeのチャンネル登録者数を増やすには?1万人登録を量産したプロが解説」ですべてを解説しています。
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Youtubeを始める目的を明確にする
Youtubeチャンネルの開設は、個人でも企業でも無料で始められます。しかし、せっかく開設したYoutubeチャンネルでも、長年更新されていなかったり再生回数が少なく効果がみられなかったりと、失敗に終わってしまう企業チャンネルも多く存在します。
そうならないためにも、まずは【何をもって成功とするのか】【Youtubeを運用する目的とは何か】を明確にします。そこから具体的な見るべき指標を設定していくことが大切です。
- Youtubeチャンネルを始める目的を決める
- Youtubeチャンネルのゴール目標(KGI)を決める
- Youtubeチャンネルの数値目標(KPI)を決める
Youtubeチャンネルを始める目的は、大きくは以下の分類に分けられます。
- 認知:商品やサービスの存在自体を広く知らせたい
- 検討:商品やサービスの価値を伝え、購買検討につなげること
- 獲得:購入や問い合わせなどの具体的なアクションにつなげること
いずれを目的としているのかで、設定する数値目標や投稿する動画の内容は大きく変わってきます。必ず目的を明確にして進めることが大切です。
Youtubeチャンネル運用で注意する3つの点
次にYoutubeチャンネルを運用する際に注意する点を解説します。具体的には以下の3点です。
- 工数の見積もり
- 効果(KPI)の見積もり
- 費用の見積もり
では、順に詳しく見ていきましょう。
工数の見積もり
動画制作にかかる工数は、具体的に並べると下記のようなイメージです。
1,企画内容を決める。
2,出演者やイラストレーター動画制作会社などアサインメンバーを決める。
3,構成案を制作&FIX
4,絵コンテの制作&FIX
5,動画制作開始
6,音声の吹き込み
7,一次納品
8,制作内容修正
9,二次納品
10,動画アップ準備(広告を打つ場合は広告入稿準備)
11,動画アップ完了
並べて見ただけですごい工数がかかるのがわかりますよね。個人的にやっているyoutuberさんでしたらもっと効率的にやれると思いますが、法人の場合は他の仕事と並行して行わないといけません。
もちろん、他の仕事を蔑ろにするわけにはいかないので、結局動画制作が日常業務の負担となってしまい、そのままチャンネルが運用されないまま放置されるケースが多いのです。しっかりと運用を行っていくためにも、工数とかかる時間の計算を怠らないようにしましょう。
効果(KPI)の見積もり
Youtubeで設定できるKPIの項目を解説していきます。次のようなKPIを設定することができます。
- 視聴回数:動画広告が視聴または再生された回数
- 総再生時間:ユーザーが動画広告を再生した合計時間(秒)
- クリック率:「広告がクリックされた回数」を「広告の表示回数」で割った値
- チャンネル登録者数:チャンネルを登録している視聴者数
- 視聴者維持率:視聴者が動画の最初から最後までの間で、どの程度視聴を続けたかを見る値
- 評価数:良い悪いという視聴者から評価された数
- 平均再生時間:視聴者が視聴した動画の平均的な再生時間(秒)
参考:動画広告の指標とレポートについて - Youtubeヘルプ
上にあげた指標はほんの一部であり、Youtubeアナリティクスにてさらに細かい情報を確認することができます。詳しくはこちらのYoutubeヘルプで解説してあります。
まずは、適切なKPIを設定し、youtube動画を作成する目的を明らかにしていきましょう。
費用の見積もり
Youtubeチャンネル運用に関する費用の中でも、把握しておきたいのは下記の4つです。
- 企画・台本
- キャスティング
- 動画撮影・編集
- CG/アニメーション
これらは、Youtubeチャンネルを始める目的や、力を入れたいポイントによって費用が大きく変動します。高品質な映像を目指すと費用は膨大になります。そのため、どこに最も費用を掛けるべきかを見極めておくことが大切です。1本の動画制作でも100万円以上となるケースはよくあります。動画の尺や演出など、必要な長さや表現にすることが費用を抑えるポイントです。
Youtubeチャンネル運用を続けていくためのポイント
将来の成果を正しく把握する
youtubeは計測できる様々なデータから動画の品質を定義し、youtube自体の品質が下がってしまわないようになっています。指摘しておきたいポイントは、youtubeha動画の内容自体には触れていないが、動画を見た瞬間&見終わった瞬間に関わる数値は全てアルゴリズムで計測しているということ。
なので動画の内容自体を判別することができないとしても、ユーザーがクリックして、最後まで見てくれるような設計にする必要があります。先ほどの項目で述べたように、どういったKPIを設定することができるのかをまず把握したうえで、適切に設計をすることが重要となります。
動画制作は重労働なことを知る
動画制作で挫折する人が多いのが現状です。なぜかというと、工数と時間がかかるから。どのくらいの時間を動画制作にかかるかというと、約3~10分程の動画を制作するのに、一般人は4~10時間もの時間がかかるといわれています。
YouTuberであるヒカキンさんも、2018年に『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演したときに、編集作業に一日6時間をかけるとコメントしていました。
参考:【神】動画編集に時間がかかる3つの理由と対策【大変とは言わせない時短のコツ】
Youtube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術 著者: 白武ときお
これらのことから、どのくらい凝った動画制作をするか、また、作業の慣れにもよりますが、ある程度手をかけた動画を制作しようとすれば決して簡単ではないことがわかります。
運用体制が整うと強力な営業ツールになる
自社でYoutubeチャンネル運用をすることのメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット:
- 1度作ると社内資産になる。
- 他の広告媒体への転用が可能。
デメリット:
- 結果が出てくるまでに時間がかかる。
- 記事・静止画に比べて、1コンテンツにかかる工数・見積もりが高い。
自社でYoutubeチャンネルを運用することは、やはり時間がかかってしまったり、動画制作に関してプロではありませんからクオリティを担保することが難しくなったりします。
動画制作1本あたりに時間がかかってしまうことは明らかですが、何本も制作を行い作業に慣れてくれば、動画制作のスキルを身に着けることができます。よって、長期的に見て外注するよりも安く済ませられることができるのです。また、外注先のスケジュールを気にしなくてもいいというメリットがあるため、長期的に考えると、得られる社内資産が大きいといえるでしょう。
さらに、Youtubeチャンネルとして制作した動画は1コンテンツで大量の情報を伝えることができるため、何年も活用できる場合が多いです。また1度ファンが形成できるとある程度の月間PVが見込めますので、安定した広告収益が見込める場合もあります。
想定できる結果をあらかじめ考えてみよう
Youtube広告の指標は、Youtube studio画面からYoutubeアナリティクスにて確認することができます。ここで得られる指標は、動画の改善を行う上で非常に重要ですので、効率的にデータを回収し、PDCAを回すようにしましょう。
当社では、Youtubeチャンネル運用のサポートも行なっておりますので、お困りの際は気軽にご相談ください。また、豊富な制作体制によって安定した動画制作も可能です。
具体的な事例は「制作事例」をご覧ください。
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