2025.02.25

事例・インタビュー動画の収録におすすめの機材は？選び方と使い方のポイントまで紹介

事例・インタビュー動画を撮るなら、まず避けるべきなのは「映像・音声が使えないものになること」です。具体的には、映像がブレていたり、音がこもっていたりすると、現場でどれだけ素晴らしい話をしていても魅力ある動画を作れません。

ですが、プロの撮影技術がなくても「正しい機材選びと使い方」を知っていれば、あなたの動画は劇的に変わります。

では、何を基準に選べばいいのか？例えば、「顔認識AF」や「瞳AF」を搭載したカメラを選べば、被写体の表情がしっかり捉えられ、ピンボケの心配がなくなります。

また、映像がきれいでも、音声が聞き取りにくければ台無しです。カメラの録音ではなく、ピンマイクを使って話し手の声をダイレクトに収録することで、クリアな音声で録音できます。複数人のインタビューなら、指向性の強いショットガンマイクを使うといった選び方もあるでしょう。

そこで今回は、事例・インタビュー動画の制作に欠かせない主要な機材を「おすすめ」と「使い方・選び方」の視点から解説します。それぞれの機材が持つ特徴や、初心者でも扱いやすい理由を詳しく解説しながら、プロ並みの成果を得るための実践的なアドバイスを提供します。

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＜記事のポイント＞
・事例・インタビュー動画の収録におすすめの機材が分かる
・事例・インタビュー動画収録に使う機材ごとのおすすめの選び方が分かる
・事例・インタビュー動画収録に使う機材ごとのおすすめの使い方が分かる

【おすすめカメラ】事例・インタビュー動画の収録におすすめの機材

インタビュー動画で最も重要な要素の一つがカメラです。被写体を高画質で撮影し、視聴者に明瞭なメッセージを伝えるため、適切なカメラを選ぶことは欠かせません。以下に、初心者からプロまで幅広く使えるおすすめカメラを紹介します。

Canon EOS R50 – 初心者に最適なコスパモデル

出典：Canon

軽量設計で、動画制作を始めたばかりの方にも扱いやすいのが「Canon EOS R50」です。持ち運びが簡単で設定もシンプルなため、初めての動画制作にぴったりです。特に動画専用モードを搭載しているため、初心者でも高品質な映像を簡単に撮影できます。

ポイント	詳細
軽量で携帯性抜群	外出先での撮影もストレスフリー
直感的な操作性	複雑な設定が不要で、初めての撮影でも安心
高いコストパフォーマンス	低価格帯ながら、十分な性能を発揮

Sony α7 III – 高画質を追求できるモデル

出典：SONY

フルサイズセンサーを搭載し、高い画質と広いダイナミックレンジを実現するのが「Sony α7 III」です。高速で正確なオートフォーカスを備え、動く被写体も逃しません。また、長時間撮影が可能なバッテリー性能を備えており、インタビュー撮影には理想的な1台です。

ポイント	詳細
フルサイズセンサーの威力	高解像度とリアルな色再現が魅力
高速オートフォーカス	動きのある被写体も正確に捉える
長時間バッテリー	インタビューやイベント撮影でも余裕を持って対応可能

Panasonic LUMIX GH7 – プロ仕様の4K動画カメラ

出典：Panasonic

プロフェッショナルな動画制作に対応できる「Panasonic LUMIX GH7」は、4K/120p対応で高品質な映像を記録します。特に優れたオートフォーカス機能を搭載しているため、手持ち撮影でも滑らかで安定した映像が得られます。

ポイント	詳細
4K/120p動画対応	高精細な映像が必要なシーンに最適
リアルタイム認識AF	安定した映像が手軽に撮影可能
優れた録音性能	世界初32bitフロート形式による録音が可能(音の歪み抑制)

【おすすめマイク】事例・インタビュー動画の収録に使う機材

インタビュー動画の音声は、視聴者に情報を正確に伝えるための重要な要素です。ここでは、用途や状況に応じて使える2種類のマイクを紹介します。

RODE Wireless GO II – ワイヤレスで簡単操作のピンマイク

出典：RODE

RODE Wireless GO IIは、初心者に最適なピンマイクです。小型で目立たず、ワイヤレス通信により配線の手間が省けます。特に現場でのセッティングが簡単で、最大200メートルの通信範囲を誇るため、広い撮影環境にも対応できます。

ポイント	詳細
目立たないデザイン	被写体に負担をかけない小型設計
簡単なセッティング	初心者でも扱いが簡単
広い通信範囲	屋内外問わず、安定した音声収録が可能

Sennheiser MKE 600 – プロ仕様のショットガンマイク

出典：SENNHEISER

屋外での撮影や複数人の対談に最適なのが「Sennheiser MKE 600」です。周囲の雑音を抑え、狙った音を的確に拾う性能が特徴です。ノイズリダクション性能も高く、クオリティの高い音声収録が可能です。

ポイント	詳細
高指向性設計	雑音を抑え、クリアな音声を記録
ノイズリダクション性能	屋外や雑音が多い環境でも安心
扱いやすいプロ仕様	初めてでも使いやすい

【おすすめ照明】事例・インタビュー動画の収録に使う機材

適切な照明は、インタビュー動画の印象を大きく左右します。ここでは、使いやすさとコスパに優れた2つのLEDライトを紹介します。

Neewer 660 LEDビデオライト – 初心者向けの万能モデル

出典：NEEWER

コストパフォーマンスが高く、明るさや色温度を調整可能な「Neewer 660 LEDビデオライト」です。設置が簡単で、初心者でも直感的に使えるため、最初の照明機材としておすすめです。

ポイント	詳細
調光・調色	多様なシチュエーションに対応
コストパフォーマンス	高品質ながらリーズナブルな価格帯
簡単なセッティング	初心者でも使いやすい設計

NANLITE Forza 60B II – 持ち運びに便利でプロの仕上がり

出典：NANLITE

軽量で持ち運びがしやすく、プロ仕様の演色性を備えた「NANLITE Forza 60B II」。色温度調整機能もあり、どんな場面でも自然な光を提供します。

ポイント	詳細
高い演色性	被写体を自然に美しく見せる
携帯性	ロケ撮影にも最適
調色機能	シーンに合わせて柔軟に調整可能

【おすすめボイスレコーダー】事例・インタビュー動画の収録に使う機材

マイクで拾った音声を確実に記録するためには、高品質なボイスレコーダーが必要です。

TASCAM DR-60DMKII – 音声クオリティを追求

出典：TASCAM

高性能な音声収録機能を備え、外付けマイクとの接続がスムーズな「TASCAM DR-60DMKII」です。本格的なモデルですが、インタビューや映像制作に最適です。

ポイント	詳細
高品質録音	プロ仕様の音声収録が可能
外付けマイク対応	幅広いマイクと互換性あり
堅牢な設計	長時間の使用にも耐える頑丈なボディ

ZOOM H1n – ハンディタイプで簡単操作

出典：ZOOM

持ち運びやすいコンパクトな「ZOOM H2n」は、XYステレオ、MSステレオ、2チャンネルサラウンド、4チャンネルサラウンドの4タイプのレコーディングモードを備えています。さらに、USBポートがあるため、初心者でもケーブルでPCに音声ファイルを移すことができます。

ポイント	詳細
軽量コンパクト	持ち運びが簡単で、移動のある撮影に最適
直感的な操作性	初心者でもすぐに使えるシンプルなデザイン
コストパフォーマンス	リーズナブルな価格で高品質録音が可能

【おすすめ三脚】事例・インタビュー動画の収録に使う機材

インタビュー動画撮影において、三脚は映像を安定させるための必須アイテムです。手ブレを防ぎ、プロフェッショナルな仕上がりを実現するために、適切な三脚を選ぶことが重要です。ここでは、初心者にも扱いやすく、さまざまな撮影環境に対応できる2つのおすすめ三脚を紹介します。

Manfrotto 190シリーズ – 高い安定性と自由度を兼ね備えたモデル

出典：Manfretto

「Manfrotto 190シリーズ」は、プロフェッショナル仕様ながら初心者にも扱いやすい設計で、多くの映像制作者に支持されています。その最大の特徴は、高い安定性と耐久性、そして柔軟な高さ調整が可能な点です。屋内外問わず、多用途に対応できる万能三脚です。

ポイント	詳細
安定性	重量のあるカメラやレンズを使っても映像が安定
伸縮性	低アングルから高アングルまで幅広く対応可能
設置の手軽さ	レバー式の脚ロック機構で、素早く設置・調整が可能

JOBY ゴリラポッド – 持ち運びやすさ抜群

出典：JOBY

「JOBY ゴリラポッド」は、ユニークなデザインで脚が自由に曲がる柔軟性が特徴です。軽量で持ち運びが簡単なため、外出先での撮影に最適。特にスマートフォンや小型カメラでの撮影にも対応可能な汎用性の高さが魅力です。

ポイント	詳細
設置の柔軟性	地面の凹凸や手すりなど、通常の三脚が使えない場所でも設置が可能
汎用性	スマートフォン用、カメラ用など機材に合わせて選べる
携帯性	バッグに収納できるほどコンパクトなサイズ

事例・インタビュー動画の収録に使う機材のおすすめの選び方

インタビュー動画制作に必要な機材を選ぶ際には、初心者でも扱いやすく、目的に合った機能を備えたものを選ぶことが重要です。本章では、「カメラ」「マイク」「照明」「ボイスレコーダー」「三脚」の5種類について、それぞれの選び方を詳しく解説し、実践的なアドバイスも交えながら解説します。

4つのポイントで判断する「カメラ」の選び方

インタビュー動画制作において、カメラは最も重要な機材の一つです。高画質な映像を記録し、視聴者にプロフェッショナルな印象を与えるために、以下のポイントを考慮しましょう。

選ぶポイント	選ぶ基準	当社の見解
解像度	4K対応で高画質な映像を撮影	商品のディテールを映し出すシーンや、被写体の表情を強調するインタビュー映像には4Kが最適です。
オートフォーカス	被写体が動いても追従できる性能を重視	製品レビューの撮影や、動きのあるシーン（プレゼンや対談）では、AF性能が弱いと映像がぼやけるリスクがあります。
操作性	直感的なメニュー操作	Canonの初心者向けモデルやSonyのタッチ操作対応カメラは、初めての撮影でも扱いやすいと定評があります。
バッテリー性能	長時間撮影に対応できるモデル	撮影時間が1時間以上の場合は、予備バッテリーを購入することを検討してください。

解像度

現代の動画制作では4K対応カメラが主流です。4KはフルHD(1080p)の4倍の解像度を持ち、細部まで鮮明に記録できます。編集時にズームやトリミングを行っても画質が損なわれにくい利点があります。

オートフォーカス

被写体が話している間に動いた場合でも、ピントをしっかり追従できるオートフォーカス(AF)性能が必要です。特に瞳に自動でフォーカスを合わせる「瞳AF」機能を備えたモデルは、インタビュー動画に最適です。

操作性

初心者には、設定が簡単で、直感的に操作できるタッチパネル搭載カメラがおすすめです。複雑な設定が不要なカメラを選ぶことで、撮影そのものに集中できます。

バッテリー性能

インタビュー撮影は長時間に及ぶ場合が多いため、バッテリーの持続時間が重要です。さらに、予備バッテリーが装着可能なモデルであれば、途中で撮影が中断するリスクを防げます。

3つのポイントで判断する「マイク」の選び方

インタビュー動画の音声は、視聴者が動画の内容を理解するための重要な要素です。以下のポイントを押さえて、最適なマイクを選びましょう。

選ぶポイント	選ぶ基準	当社の見解
用途	ピンマイク or ショットガンマイク	屋内でのインタビューならピンマイク、屋外の撮影や対談ではショットガンマイクを使い分けると効果的です。
ノイズ対策	風切り音や周囲の雑音を抑える性能	野外イベントのインタビュー撮影では、ウィンドスクリーンを活用することで、視聴者に聞き取りやすい音声を提供できます。
接続端子	カメラやレコーダーとの互換性	機材それぞれが優れていても、連動できないと動画編集の際にズレてしまうリスクがあります。

用途

・ピンマイク：1人の被写体にフォーカスするインタビューでおすすめです。服に装着でき、目立たないデザインが特徴です。

・ショットガンマイク：複数人の対談や、話者が広範囲に動く場合に適しています。高い指向性で狙った音だけを拾えます。

ノイズ対策

屋外撮影では、風切り音や背景の雑音が音声の妨げになることがあります。ウィンドスクリーンやノイズリダクション機能を備えたマイクを選ぶと安心です。

接続端子

マイクを選ぶ際は、使用するカメラやボイスレコーダーの接続端子と互換性があるかを確認してください。一般的には3.5mmジャックやXLR端子が使用されます。

2つのポイントで判断する「照明」の選び方

照明は映像の質を大きく左右します。適切なライティングがあれば、被写体がより魅力的に映り、動画全体の印象を向上させることができます。

選ぶポイント	選ぶ基準	選ぶ基準
明るさと調整機能	光量(ルーメン)と色温度調整が可能なもの	時間帯や出演者との距離などで明るさが異なるため、調整機能は不可欠です。形状はリングライトも検討しましょう。
演色性	Ra95以上で自然な色再現を実現	LEDライトのスペックに「CRI(演色性指数)」が記載されているか確認しましょう。

明るさと調整機能

インタビュー動画では、被写体を均等に照らす適切な明るさが重要です。ルーメン（明るさ）を基準に選び、色温度を調整できるモデルを選ぶと、撮影環境に合わせて柔軟に対応できます。

演色性

演色性は被写体の色を自然に再現する指標です。Ra95以上のモデルを選ぶと、肌の色や背景の色がよりリアルに表現されます。

4つのポイントで判断する「ボイスレコーダー」の選び方

ボイスレコーダーは、クリアでプロフェッショナルな音声を収録するための必須アイテムです。音声の品質は視聴者の動画体験に大きく影響を与えるため、以下のポイントを押さえた選択が重要です。

選ぶポイント	選ぶ基準	当社の見解
音質	サンプリング周波数やビットレートが高いモデルが理想的	TASCAM DR-60DMKIIやZOOM H4n Proなど、プロ仕様のモデルがおすすめです。
入力端子	ピンマイクやショットガンマイクが接続可能な端子が必要	複数のマイクを同時に使用する場合は、端子数が多いモデル（TASCAM DR-40Xなど）を選びましょう。
携帯性・サイズ	軽量で現場に持ち込みやすいモデル	ZOOM H1nは、初心者でも扱いやすく、ポケットに入るサイズ感が魅力です。
バッテリー性能	バッテリーの持ちが良いか、USB電源での使用が可能か	外付けバッテリーを使うと、長時間撮影でも電池切れの心配がありません。

音質

高品質な音声を収録するには、サンプリング周波数（44.1kHz以上）やビットレート（16ビット以上）が高いモデルを選びましょう。これにより、細部までクリアで明瞭な音声が録音できます。音質が低いと、視聴者にストレスを与える可能性があるため、スペックにはこだわるべきです。

入力端子

ピンマイクやショットガンマイクを使う場合、レコーダーに適合する入力端子（3.5mmミニジャックやXLR端子）があるかを確認しましょう。特にプロ仕様のXLR端子は、ノイズを抑えた高品質な音声収録に役立ちます。

携帯性・サイズ

インタビュー撮影では、持ち運びがしやすいコンパクトなレコーダーが便利です。特に屋外や移動が多い現場では、軽量で手軽に設置できるモデルが適しています。

バッテリー性能

長時間のインタビュー撮影では、バッテリー切れを防ぐことが重要です。電池持ちが良いモデルや、USB電源で外部バッテリーを接続できるタイプを選ぶと安心です。

4つのポイントで判断する「三脚」の選び方

三脚は、安定した映像を撮影するための基本機材です。インタビュー動画では、カメラを固定し、ブレのない滑らかな映像を実現するために適切な三脚を選ぶことが重要です。

選ぶポイント	選ぶ基準	当社の見解
耐荷重	使用するカメラや機材の重量を支えられるもの	Sony α7 IIIなどのミラーレスカメラに対応する三脚を選ぶ場合、耐荷重は2〜5kgが目安です。
高さ調整	被写体に合わせた構図が作れる高さを確保	特に低アングルや高アングルを使用する場合は、伸縮範囲が広いモデルがおすすめです。
携帯性・サイズ	外ロケの場合は軽量で折りたためるものが便利	JOBY ゴリラポッドのような軽量モデルは、リュックやバッグに収納でき、狭い場所でも設置可能です。
雲台の種類	スムーズな動きが必要な場合、流体雲台が理想的	Manfrottoなど、雲台を交換できる三脚を選ぶと、用途に応じて自由に変更可能です。

耐荷重

三脚の耐荷重は、使用するカメラやレンズの重量に見合ったものを選びましょう。耐荷重を超えると三脚が不安定になり、倒れるリスクがあります。

高さ調整

三脚の高さ調整機能は、フレーミングや構図を柔軟に変えられるポイントです。被写体の目線に合わせた高さに設定することで、自然で親しみやすい映像が撮影できます。

携帯性

屋外での撮影や移動が多い場合、軽量でコンパクトに折りたためる三脚が便利です。持ち運びが簡単なモデルは、限られたスペースでの撮影にも対応可能です。

雲台の種類

インタビュー動画でカメラをパン（横移動）やチルト（縦移動）させる場合、流体雲台が役立ちます。流体雲台は滑らかな動きが可能で、プロフェッショナルな映像表現を実現します。

それぞれの機材は、環境や使い方に応じて選び方も変わります。今回のポイントを参考に、まずは価格の安く使い勝手の良いものから慣れていきましょう。音声や映像の安定性を高めることで、視聴者にプロフェッショナルな印象を与える動画制作が可能になります。

事例・インタビュー動画の収録に使う機材のおすすめの使い方

インタビュー動画制作では、適切な機材の選定だけでなく、それぞれの機材を正しく使うことが動画のクオリティを左右します。

動画の収録時に「カメラ」を使うポイント

カメラは、事例・インタビュー動画の機材でも特に大切です。せっかくインタビューが上手くいっても映像が思うように撮れていなければ効果を発揮できません。適切な設定とテスト撮影を必ず行い、高品質な映像を撮影しましょう。

構図の基本をおさえる

基本構図は三分割法を用い、画面を9分割して被写体を交点や線上に配置することで、バランスの取れた安定感のある構図を実現します。人物配置は、インタビュイー、インタビュアー、カメラで三角形を作るように設定し、自然な会話の雰囲気を創出します。

露出とホワイトバランスの調整を徹底する

撮影前には必ず露出とホワイトバランスの設定を確認しましょう。露出が適切でないと、被写体が暗すぎたり明るすぎたりして見え、映像全体の印象が悪くなります。ホワイトバランスの調整を怠ると、映像が不自然な色味になる可能性があります。

テスト撮影を行い、不具合をチェックする

本番前にテスト撮影を行い、構図、明るさ、ピントの状態を確認しましょう。これにより、本番中のトラブルを防ぐことができます。

実践のポイント

撮影予定の環境でカメラを設置し、実際の構図を確認する
被写体に座ってもらい、試しに数十秒間撮影を行う
撮影後に映像を確認し、問題がないかチェックする

被写体の明るさを確認し、手動で微調整を行う
撮影環境(屋内など)に適したモードで、現場に合わせて色温度を調整する

動画の収録時に「マイク」を使うポイント

音声の質は視聴者の体験に直接影響を与えます。マイクの設置方法や録音設定を工夫することで、クリアな音声を収録することが可能です。

被写体との距離を適切に保つ

マイクは、被写体の声をしっかり拾える距離で設置することが重要です。ピンマイクの場合は胸元に固定し、ショットガンマイクの場合は被写体に向けて適切な距離を保ちます。

実践のポイント

服に取り付ける際、摩擦音を防ぐため、マイクを服の外側に設置してください。
マイクを被写体の口元に向けて、距離は約30〜50cmを目安にします。

録音レベルを確認する

録音中に音が割れたり、音量が小さすぎたりしないように、録音レベルをチェックします。ピークメーターを活用し、音量が-6dB程度に収まるように調整しましょう。

実践のポイント

マイクを設置後、テスト録音を実施する
ヘッドホンを使用して音声をモニタリングし、音量やノイズを確認する
必要に応じて録音レベルを調整する

動画の収録時に「照明」を使うポイント

適切なライティングは、インタビュー動画の印象を大きく左右します。被写体を引き立てるための基本的な照明テクニックをマスターしましょう。

三点照明で照らす

インタビュー撮影では、三点照明(キーライト、フィルライト、バックライト)を活用するのが基本です。

三点照明	やり方のポイント
キーライト(主光源)	被写体の顔を明るく照らすため、カメラ横45度の位置に設置
フィルライト(補助光)	明るさはキーライトの半分程度で反対側に設置して影を和らげる
バックライト(逆光)	被写体の背後に設置し、輪郭を強調して立体感を出す