NOKID編集部
1000件以上の映像制作実績を誇る株式会社NOKIDの編集部メンバーが監修。キャラクター・アニメーション分野のノウハウやトレンドの活用手法の紹介が得意です。
検索エンジンといえば「Google」を思い浮かべる方が多いかと思います。
しかし日本では、Yahooの検索エンジンを利用しているユーザーも多く、特に40代〜50代の中・高年層を中心にまだまだ活用されています。
そんなYahooを利用しているユーザーにアプローチできる広告が「Yahoo検索広告」と「Yahooディスプレイ広告」です。
今回はYahoo広告の「ディスプレイ広告」の特徴やメリットやデメリット、配信手順についてキャプチャ付きで解説していきます。
広告媒体を模索中の方や、Yahoo広告の出稿を検討されている方はぜひご一読ください。
Google広告の出稿手順は「【初心者向け】Google広告の出稿手順とクリエイティブの考え方をキャプチャ付きで解説」をチェックしてみてください。
YouTubeやTikTokで効果的なPRを行うための「動画広告の設計方法」から「アニメーション動画の活用方法」まで「無料資料ダウンロードページ」で公開中です。多くの自社チャンネル運用、他社チャンネル運用代行を行なってきたノウハウを凝縮したガイドブックを入手してください。
Yahoo広告は、Yahooの検索エンジンを利用しているユーザーに、広告を配信することができるサービスです。
かつて日本における検索エンジン市場はYahooがシェアのほとんどを獲得していましたが、Googleの台頭によって、2022年ではYahooのシェア率は約20%程度まで落ち込んでしまいました。
しかし、40代〜50代の中・高年層を中心に、Yahooの検索エンジンはまだまだ活用されています。
Yahoo広告は「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があり、検索広告ではGoogleのリスティング広告と同じく、Yahooの検索エンジンでキーワード検索をしたユーザーに対して、広告を訴求します。
ディスプレイ広告はYahoo! JAPANや主要提携サイトのコンテンツページ内に表示される広告です。
「Yahoo!ニュース」「Yahoo!天気」「Yahoo!知恵袋」「スポーツナビ」「Yahoo!ファイナンス」など、Yahooが運営するサービスやコンテンツに広告バナーや動画が掲載されます。
日本では、Yahooの検索エンジンを利用しているユーザーも多く、特に40代〜50代の中・高年層を中心にまだまだ活用されています。
Yahooの検索エンジンは、シンプルに検索させるためだけのGoogleの検索エンジンと違い、ニュースや天気などの独自コンテンツが多く掲載されているため、ユーザーの滞在時間が長いことが広告配信のメリットとなります。
Yahooの場合は検索結果にもYahoo独自コンテンツが掲載されるため、ユーザーが知らず知らずのうちにYahoo独自コンテンツに遷移し、そこから広告と接触する機会が発生します。
そのため、検索広告だけでなく、ディスプレイ広告を絡めた広告配信だったり、ディスプレイ広告のサーチターゲティングを活用することで、さらに効果を高めることが期待できます。
また、Yahoo広告は広告出稿者向けのサポートが手厚いため、初めて広告を出稿する方でも安心して出稿することが可能です。
初期設定を専門のスタッフが代行してくれる初期設定サービスや、配信手続きの不明点をリアルタイムで相談してくれるチャットサービス、専門アドバイザーの相談窓口など、広告配信に関するサポートが充実しています。
前述の通り40代〜50代の利用者は多いものの、20代〜40代の利用者がGoogleと比べると少ないことがデメリットとして挙げられます。
広告配信の際はターゲットの年齢層や属性とマッチするのか考えてから出稿しましょう。
Googleアナリティクスなどの分析ツールを用いて解析を行う場合、UTMパラメーターを付与しないと流入元を区別することができなくなってしまう点も注意が必要です。
また、Yahoo広告はGoogle広告と比べると広告クリエイティブやテキストの入稿審査が厳しい傾向にあります。
もし審査に落ちてしまった場合でも、適切に広告文を修正すれば再審査を行うことが可能です。
再申請が承認されると、広告配信が開始されます。
LINE for Businessで、ヤフーアカウント登録を行います。
広告管理ツールはタブで「検索広告」と「ディスプレイ広告」に分かれています。
意外と見落としやすい点なので注意しておきましょう。
左上のタブから「ディスプレイ広告」をクリックし、ディスプレイ広告の管理メニューへ遷移します。
ディスプレイ広告の管理メニューへ遷移したら「キャンペーンの作成」をクリックします。
次にキャンペーンの目的を設定します。
「コンバージョン」「アプリ訴求」「サイト誘導」「動画再生」の4項目から選択することができます。
今回は「動画再生」を選択してみます。
Yahooディスプレイ広告ではキャンペーンという大カテゴリーの中に、広告グループがあり、さらに各広告クリエイティブが紐づく形になっています。
それではキャンペーン設定をしていきましょう。
キャンペーン設定では配信期間や1日あたりの予算、入札戦略やフリークエンシーキャップを設定していきます。
「自動入札」を選択すると設定した予算内でコンバージョンが最大化されるように、広告AIが自動で入札してくれます。
「手動入札」の場合は、コンバージョンの上限単価を設定し、その上限額の中でコンバージョン数を最大化します。
入稿初期は「自動入札」でコンバージョン数を多く獲得し、AIに最適化学習をさせることがおすすめです。
フリークエンシーキャップは、同一ユーザーに対して一定期間内に広告を何回まで表示するかの上限値を制御することができます。
ユーザーにとって同じ広告が短い期間で何度も表示されることはストレスとなってしまう可能性があります。
商材やクリエイティブにもよりますが、1日あたり2~3回を上限に様子をみてみるといいでしょう。
次に広告グループを設定していきます。
広告グループでは配信ターゲットやセグメントなどの設定をしていきます。
「曜日・時間帯」「デバイス」「地域」はターゲットのペルソナや行動に応じて設定していきましょう。
例えば、都内で働いているサラリーマンをターゲットにする場合は、電車通勤時にスマホで広告を視聴することを想定し、「東京都、平日、朝夕の通勤時間、デバイスはスマートフォン」のように設定します。
「オーディエンスカテゴリー」は「興味関心」「購買意欲」「属性・ライフイベント」からターゲティングすることができます。
前述のサラリーマンの例の場合、「会社員」をいう属性を選択することが可能です。
また、オーディエンスリストがある場合は、別途作成することも可能です。
メールアドレスをインポートするか、ユニバーサルタグを設置することでAPI連携を行い、Webサイト来訪者へのリターゲティングをすることができます。
もちろん対象ユーザーを広告配信から排除することも可能です。
「サーチキーワード」を設定することで、指定したキーワードで検索したユーザーに対して広告を配信することもできます。
最後に広告クリエイティブの設定を行います。
動画の場合はアスペクト比 (1:1),(16:9),(1:2),(4:1)の動画を入稿することができます。
動画の長さは5秒~60秒までですが、アスペクト比16:9の動画について、広告管理ツールから61秒以上の動画をアップロードすることができます。
基本的には15秒~30秒くらいの動画が視聴されやすいといわれています。
クリエイティブをアップロードしたら、広告をクリックした際の遷移先URL、必要に応じてトラッキングURLやパラメーターを設定していき、配信の準備は完了です。
<広告の出稿手順に関連する記事> ・【初心者向け】Google広告の出稿手順とクリエイティブの考え方をキャプチャ付きで解説 ・【初心者向け】Twitter広告の配信手順をキャプチャ付きで解説 ・【初心者向け】Facebook(Meta)広告の配信手順をキャプチャ付きで解説 ・【初心者向け】LINE広告の配信手順をキャプチャ付きで解説 ・【初心者向け】YouTube動画広告の配信手順をキャプチャ付きで解説 |
Yahooディスプレイ広告の掲載面は、Yahoo! JAPANや主要提携サイトのコンテンツページ内に表示されます。
「Yahoo!ニュース」「Yahoo!天気」「Yahoo!知恵袋」「スポーツナビ」「Yahoo!ファイナンス」などたくさんのコンテンツがありますが、どのコンテンツにおいても、テキストや画像が多く、クリエイティブが埋もれやすくなる傾向にあります。
そのため、他の媒体よりも訴求文字やカラーを強めに配色したクリエイティブがクリックされやすい傾向にあります。
また、40代~50代が多く利用していることもあり、「価格訴求」や「限定訴求」「逃避型訴求」を活用したクリエイティブがおすすめです。ピンポイントではありますが、「その人らしさを尊重する」ようなクリエイティブが受け入れやすいといわれています。
クリエイティブを最初から完璧にすることは難しいため、データを分析して根本改善をするか、A/Bテストを繰り返して精度を上げていくかといった判断をしながら改善していきましょう。
広告配信や媒体選びで迷ってしまったときには、その媒体を「どんな人が利用しているのか」、「どれくらいの母数があるのか」、「どんな時に、どんな状態で使われているのか」を調査しましょう。
幅広い層にアプローチしたいということであればYahoo広告よりもGoogle広告がマッチする可能性もあります。
30代~50代のビジネスマン層にはFacebook広告もおすすめです。
他には、TikTokユーザーの平均年齢は約34歳ですが、10代女性や40代以上の割合が多いTikTok広告でSpark Adsを配信するという選択肢もあります。
商材や企業のブランドイメージ、配信ターゲットに応じて媒体や配信方法をブラッシュアップしていくことが必要ですが、社内のリソースが足りなくて広告運用に手が回らないということも多々あります。
そんなときにはぜひお気軽に弊社にご相談ください。
媒体選びから、ペルソナの設計、訴求方法の提案からクリエイティブ作りまで、柔軟に対応させていただきます。
出典:日本の TikTok ユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 : 要点まとめ
今回はYahoo広告の「ディスプレイ広告」の特徴やメリットやデメリット、配信手順についてキャプチャ付きで解説してきました。
また、サービス内のテキストや画像に埋もれないようなクリエイティブ作成が広告効果を高めるキーポイントとなります。
広告媒体の選定は非常に重要ですが、「誰に何を届けるか?」を先に明確にしなければ効果的な広告配信は困難です。どのように広告クリエイティブを企画すれば良いかは以下の資料で公開しているので、活用してみてください。
キャラクターを活用したPR、ブランドのイベント企画といったPR活動は、動画制作だけでなく数々のイベントの認知拡大を支援してきた我々NOKID(ノーキッド)なら、幅広いご提案とクリエイティブ制作が可能です。
アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。
動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。
例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。
「初めてのアニメーション制作」「PRまで考慮した映像」をご検討の方はお気軽にご相談ください。
・【保存版】TikTok広告メニューは何がある?3つのソリューションの特徴を解説
・TikTokの投稿を広告で配信するには?Spark Adsの特徴と配信手順を解説
・【TikTok広告】クリエイター起用動画を制作したいときは何をしたら良い?制作会社が解説
・ハッシュタグチャレンジとは?企業がTikTokでUGCを生むためのキャンペーン事例を解説
・【保存版】TikTokの広告出稿は実際どうなの?TikTokの特徴を徹底解説
・TikTokメニュー「ブランドエフェクト」とは?アニメを活用した効果的な事例をもとに紹介
・TikTok広告出稿は自社でやる?外注する?それぞれのメリット・デメリットを解説
・YouTube広告運用の代行費用や代理店はどうやって判断するべきなのか?選ぶ基準や注意点を紹介
・YouTube広告は手間が掛かる?広告手法と運用ステップを具体的に解説
・YouTube広告の配信手法は何がある?メリット・デメリットを徹底解説
・【YouTube広告】インストリームとインフィード動画広告(ディスカバリー広告)を最適化するには?効果的なアカウント設定を解説
・Youtubeの企業アカウントを運用するときに陥る落とし穴とは。
・YouTube運用代行会社で結果が変わる?依頼時に押さえておくポイントを紹介
・【初心者向け】YouTube動画広告の配信手順をキャプチャ付きで解説
・Facebook(Meta)広告を最適化するには?クリエイティブの考え方をプロが解説
・【比較】Facebook(Instagram)の「広告マネージャ」と「投稿を宣伝」のどちらを使うべきか?違いと出稿方法を解説
・【初心者向け】Google広告の出稿手順とクリエイティブの考え方をキャプチャ付きで解説
・【初心者向け】LINE広告の配信手順をキャプチャ付きで解説
・【初心者向け】Twitter広告の配信手順をキャプチャ付きで解説
・【初心者向け】Yahooディスプレイ広告の出稿手順と考え方をキャプチャ付きで解説
・アフィリエイト広告を効果的に活用するには?仕組みや媒体の選び方を解説
・テレビCMを配信するメリットとは?Web広告との連携や効果測定の仕組みを解説
・モーションコミックがPR活用におすすめの理由とは?参考事例を挙げて解説
・「WEBREEN」とは?注目される理由や企業での活用ポイントを紹介
・【企業向け】ブランディングに成功する動画の要素とは?参考事例も挙げて解説
・3DCG動画広告で効果的なPRを行うには?相性の良い広告手法から反応を得るための内容までを解説
・反応を得られるプロモーション動画の作り方とは?企画方法から外せないポイントまで紹介
・NFTを会員権として活用するPR施策とは?参考事例や注意点を紹介
・3DCG動画広告で効果的なPRを行うには?相性の良い広告手法から反応を得るための内容までを解説
・SNSで漫画・イラストインフルエンサーとコラボする際のおすすめは?依頼方法まで紹介
・イベント集客を広告で成功させるには?運用テクニックから広告に頼らない施策まで紹介
・【事例紹介】3DCG/VR/ARをイベントで活用した新たなプロモーション手法とは?
・イベント集客を広告で成功させるには?運用テクニックから広告に頼らない施策まで紹介
NOKID編集部
1000件以上の映像制作実績を誇る株式会社NOKIDの編集部メンバーが監修。キャラクター・アニメーション分野のノウハウやトレンドの活用手法の紹介が得意です。