企業や商品のブランディングをしたいとお考えの担当者の中には、アニメーションを活用した「アニメブランディング動画」について、気になる方も多いのではないでしょうか。お客様とお話ししている中で「本当に自社で活用できるのだろうか」とご不安に思われる方が多くいらっしゃることがわかってきました。
アニメブランディング動画には、企業やブランドのストーリーを視聴者へ伝える力を持っています。そして、実写動画にはない表現力や撮影の手間がいらないという魅力も持っています。他にも、メディアに取り上げられやすいことから話題作りにも向いています。こうしたアニメーションの力を活用できるアニメブランディング動画は、企業にとって重要なものとなっていくのではないでしょうか。
では、どのようにアニメブランディング動画を制作すると、ブランディングに活用できるでしょうか。この記事では、アニメブランディング動画を上手く活用できるように、動画を制作する際のポイントや活用事例を解説していきます。
アニメーション動画の種類や制作費用については「【種類別】アニメーション動画制作の相場料金は?種類・活用例も解説」がおすすめです。
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アニメブランディング動画とは
アニメブランディング動画とは、企業やブランドの印象を変えるためのブランディング動画をアニメーション表現の活用によって制作した動画です。アニメーションを使って、創業者の思いや企業の歴史、将来のビジョンなどストーリー化することで、企業やブランドに対する好感度を上げたり商品のファンになってもらうことを目的としています。
企業やブランドのストーリーをアニメーションで表現したアニメブランディング動画は、視聴者にイメージを伝える上で非常に適しています。
アニメブランディング動画の活用が増えている
2022年現在、企業のブランディングを高めるためにアニメブランディング動画を活用する企業が増えています。アニメブランディング動画を導入する企業が増えてきた理由の一つとして、背景に経済産業省によって補助金制度が整備されてきたことが挙げられます。
経済産業省では、2020年度に引き続き2021年度もブランディング動画制作に補助金制度を設けており、ブランディング動画の制作自体が国全体で推奨されています。
企業のブランディングのために、自社の姿勢や理念に対する顧客の共感を呼ぶストーリー性のある映像(ブランデッドコンテンツ)を制作する事業について、映像制作・発信、効果検証等に必要な経費の一部を支援します。
引用:【J-LOD第5弾】企業のブランディングに資するストーリー性のある映像の制作・発信に関する補助金の公募が開始されました - 経済産業省HP
アニメブランディング動画事例
こちらは、新海誠監督が制作した、大手建設会社である「大成建設株式会社」のアニメブランディング動画です。大成建設株式会社のキャッチコピーである「地図に残る仕事。」というモチーフのもと、アニメーション動画が制作されました。公開から2ヶ月ほどで再生回数4万回を超えたり、地元のメディアに取り上げられたりするなど、非常に話題となったブランディング動画の一つです。
参考:なぜ企業PRに「アニメ」を?実際に作った会社の社長に聞いてみた。 | Creative info for Biz
アニメーションを用いたアニメブランディング動画には以下のメリットがあります。
「ストーリー化することで、将来のビジョンや企業の歴史を振り返るのが容易になる」
「キャラクター制作により、IPビジネスを視野に入れることができる」
「ナレーションやキャラクターの細かい調整により、実写人物で表現不可能な雰囲気も伝わりやすくなる」
ブランディングにアニメーション動画を活用したメリットは、下記の記事でも解説しています。
ブランディング動画を制作する際のポイント
2.1 実写・アニメーションに共通する制作ポイント
アニメブランディング動画のメリットを最大限に活かすためには、どのようなアニメブランディング動画を心掛けることが重要なのでしょうか。アニメブランディング動画に限らず、実写ブランディング動画も同様にに関係してくることですが、「ストーリー性」が重要となります。
経済産業省に委託された映像産業振興機構では、「ストーリー性」があるブランディング動画を制作するためのポイントとして、次の4つを提示しています。
出典:ストーリー性とは何?(J-LOD補助金(コンテンツグローバル需要創出促進・基盤強化事業費補助金)事務局)
- 宣伝的な意図を感じさせない
- 楽しく、ワクワクして観られるエンタメ性がある
- 映像の世界に⼊り込み、観た⼈が共感できる
- 観た後に、映像をつくった企業や⾃治体の“ファン”になる
出典:ストーリー性とは何?(J-LOD補助金(コンテンツグローバル需要創出促進・基盤強化事業費補助金)事務局)
このように、ブランディング動画の制作には前提として惹きつけられるストーリー制作が重要となるのです。実写・アニメーションどちらで制作するかに関係なく、ブランディング動画を制作する際には「ストーリー性」を意識する必要があります。
実写PRとアニメーションPRの違いは以下の記事で解説しています。
2.2 アニメーション制作の場合のポイント
アニメーションを活用したアニメブランディング動画を制作する場合の注意点も解説していきます。それは、実写動画による制作とアニメーション動画の制作が「異なる制作フロー」であることが関係します。
アニメーション動画を制作する場合には、実写動画とは異なったフローとなります。アニメブランディング動画の制作には、絵コンテや原画・動画制作といったアニメーション制作ならではのフローが必要となります。
また、アニメーション制作は企画内容が決まると「段階ごとに戻らず進めていく」必要があります。実写動画のように何度か撮影すれば済むものではなく、わずかな修正でも「原画の描き直し」「セリフの再収録」などの事態となり費用は積み上がります。こうした理由から、アニメーション制作の企画書は非常に重要性が高いものとなります。
この「やり直しが困難」というアニメーション制作フローの特徴から、全体のフローを把握していることが如何に大切かがお分かりになるかと思います。「何を」「どのように」「いつまでに」といった進行管理に必要なことが分からなければ、結果的に制作期間が長引きコストも膨らんでしまったということになりかねません。
アニメーション動画の制作や企画書について、詳しくは下記の記事でも解説しています。
制作検討してみたい方はNOKIDへご相談を
アニメブランディング動画は、個人で制作するには多くの工数がかかってしまいます。また、制作後の運用やSNS、広告での活用といったWEBマーケティングの知識も必要です。そのような場合は、外部の専門家に依頼することを検討してはいかがでしょうか。
NOKIDは多くのクリエイターを抱えており、多くのアニメーションを制作できる体制が構築されています。また、コンテンツのシナリオ設計やキャラクター企画、アニメブランディング動画制作後の運用まで、一気通貫でサポートが可能です。
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